「フェリス・フラウエンコーア 川嵜香織(かわさき かおり〈写真左〉)です。」
「杉本可菜(すぎもと かな〈写真右〉)です。」
「フェリス・フラウエンコーアは、フェリス女学院大学の在学生と卒業生で構成されている女性合唱団です。」
『日本名曲アルバム』の放送が始まってから結成されましたので、今年で4年目になります。
とてもありがたいことに、『日本名曲アルバム』を含め、色々な機会をいただいていており、曲のイメージや状況に合わせて、メンバーを変えたり人数を増やしたりと、団員のスケジュールを調整して練習・出演しています。
またキリスト教の学校なので、最近では讃美歌のCDの録音をしました。
〔杉本〕わたしの場合、歌は高校に入ってからですが、その前はピアノ習っていたり、吹奏楽部に入ったりしていました。
〔川嵜〕わたしは中学から合唱部に入っていて、合唱がもともと好きだったので、今こういう活動ができていることがすごく楽しいです。
今までいただいた曲で、ほとんどといっていいほど知らない曲ばかりで曲をいただいて初めて知るいうことがとても多いです。
懐メロの番組を見て、なんとなくサビだけは知っていたけれど、全部聴くと、「ああ、こういうことを言っていたんだ・・・」とか、そういう曲が多いです。
抒情歌も昭和の歌謡曲も、覚えやすいメロディーの曲が多いので、練習の帰り途に口ずさんだり、家に帰ってもその流れで歌って、母も一緒に歌ってくれたりとか親世代との共通の話題が増えたりしました。あと母のカラオケの十八番の曲とか(笑)
〔川嵜〕家族から「昭和の歌謡ショー」を家族がつけてみていると、「この間『フラウエン』で歌った曲が流れているよ」という機会は増えました。
※『フラウエン』→「フェリス・フラウエンコーア」のこと
今まで歌ってきた中でも、松田聖子さんや、松任谷由実さんの歌は、なじみのある曲だったので、メンバーの中でも人気が高いです。たとえばですが、今年の公開収録で歌わせていただきました松田聖子さんの「白いパラソル」や、「やさしさに包まれたなら」で、「海を見ていた午後」は、山手の『ドルフィン』というレストランが、大学から近く馴染みがあるので、親近感があります。
編曲をフェリスの岡島先生がしてくださり、原曲とはちょっと雰囲気が違って、歌詞にある「ソーダ水」の透明感の雰囲気がでていて、合唱もまた良いです。
今までいただきました曲をあまり知らなかったので、原曲を聴いて、私たち女性合唱で歌った曲が男性歌手が歌っていた曲だったりして「あぁ、こういう曲だったんだぁ」ということがあります。また、曲を私たちの声に合わせて編曲して下さるので、編曲のキーで練習していて、途中で原曲を聴いたりすると、印象が全然違って感じることもありますが、そういうところもまた面白いです。
普段発表の場は、必ず聴いている方が目の前にいらっしゃいますので、その方たちを意識して歌いますが、スタジオの場合は、カメラもすごく近くにきたり、カメラの向こうにいらっしゃる方を想像して歌うということに、最初は変な感じがしました。
ですが、番組のコンサートがあって、実際に笑って楽しそうに聴いてくださる視聴者の方が見えたので、歌いやすくなりました。またスタッフの方も、緊張している私たちに、とてもやさしくて声をかけてくださったり、なごやかな温かい雰囲気にしてくださるので、緊張も解けて、楽しく歌わせていただいています。
いつも個人で歌っているクラシックの曲とは違ったりして色々な知らない昔の名曲がたくさん知ることができるのがとても楽しいので、どんな曲でも歌ってみたいと思います。
年配のお客様や知り合いの方からは、もう少し古い戦後の曲を聴いてみてみたいとか、歌ってほしいと言われたりします。
あと、フェリスで中田喜直先生が教鞭を執られていたので、日本歌曲なども学校でも勉強したりするので、童謡・唱歌の依頼がくると、わりとみんな得意なので、気合いが入ります。あとプレッシャーもですが・・・。(笑)
他の合唱団は、オペラティックな方が多いかと思いますので、声量がパワフルというか力強さを感じますが、わたしたちの合唱団はまたちがって、女性ならではの繊細な気持ちで歌うハーモニーを大切にしているところだと思います。
自分が練習で歌っているので、帰ってから他の音楽を聴くことはあまりしないので、歌番組なども、自分がすごく歌った日とかは特に見ないことが多いです。
ミュージカルの曲とか好きですが、テレビで流れているのは、普段はあまり聴かないです。
同じく自分も歌っているので、「カラオケ行こう!」とかは、あまりないです。
フェリス女学院大学の音楽学部は山手にあり、坂を下った元町に本店があるハンドバッグなどで有名な「キタムラ」さんから、フェリスの学章と、「キタムラ」さんのロゴが入った非売品のオリジナル特製楽譜カバーを寄贈していただき、応援いただいております。番組でもこちらのカバーを使用しているので、是非ご注目いただければ幸いです。
透明感があるような歌声をめざしている私たちならではの女性合唱を楽しんで見ていただければと思っています。
「日本名曲アルバム」は、すごく素敵で他にない番組と思いますし、また見てくださっている方がいらしての番組なので、これからも、わたしたち“フェリス・フラウエンコーア”を是非ご覧ください!!
【発売元】 【販売元】 ソニー・ミュージックダイレクト