プリンス ライヴ・フィルム『レイヴ・アン2・ザ・イヤー2000』 一夜限りのライヴ絶響上映＠Zepp東名阪

『自分が欲しい音を自分で創る』プリンス（本作インタビューより引用） 『彼の率直な表現や態度には圧倒される。
まさに脱帽だ。“彼は本物だ”心からそう思うよ』レニー・クラヴィッツ（本作インタビューより引用）

1995年以降のプリンスは、メジャー・レーベルを離れてより自由に自分のペースで才能を爆発させていった解放期でもあり、作品のあらゆる販売方法を模索した革新期でもあり、そして音楽的にもより精度を高めていった円熟期にもいた。本作『Prince In Concert: Rave Un2 the Year 2000』は、“ジ・アーティスト・4マリー・ノウン・アズ・プリンス”名義で久々にメジャーのアリスタからリリースされ、歴史的快作とも評される『レイヴ・アン2・ザ・ジョイ・ファンタスティック』を発表した時期に、彼の本拠地であるミネアポリスのペイズリー・パーク・スタジオで行われたスペシャル・ライヴを収録している。畢生の名盤『1999』（1982年発表）のタイトルにちなんで1999年12月18日に行われたこのライヴは、レニー・クラヴィッツ、ジョージ・クリントン、ラリー・グラハム、メイシオ・パーカー、そして盟友モーリス・デイ＆ザ・タイムといった超豪華アーティストも登場、「1999」をはじめ、世界的に大ヒットした「パープル・レイン」、「レッツ・ゴー・クレイジー」、「KISS」、「ナッシング・コンペアーズ・トゥ・ユー」、「ラズベリー・ベレー」といった代表曲はもちろんのこと、映画『パープル・レイン』にも収録された「テイク・ミー・ウィズ・ユー」、「ベイビー・アイム・ア・スター」、当時の最新アルバムから「ザ・グレイテスト・ロマンス・エヴァー・ソールド」といったナンバーも披露、心機一転し新たな充実期を迎えたプリンスの漲る躍動感と解放感を感じることができる必見の映像となっている。