STORY

大音量の先に、何が見える!?
映画『爆裂都市 BURST CITY』
一夜限りのキネマ最響上映@Zepp東阪

『爆裂都市 BURST CITY』

   監督として『爆裂都市』をそれなりの作品にまとめる気は毛頭ありませんでした。
   当時のイカした仲間たちと、映画でどこまで最果てにいけるかに挑みたかった。
   結果、限界を遥かに突破してしまい、収拾のつかない混乱状態と帰還不能状態に陥り、契約封切りに間に合わせる為に残された作品は、ぶっ壊れたギャグや、不様で未熟なカオスもそのままに、完成度とは無縁の異様な玉砕状態で、若気の至りの馬鹿エネルギーの竜巻、欠陥もさらけ出す『永遠の未完成』の驚きとして、今でも不敵にアナーキーな輝きを放つ怪物になっていました。参加してくれた当時の仲間たちの情熱に、改めて、深く深く感謝致します。 石井岳龍(映画『爆裂都市 BURST CITY』ブルーレイ盤が発売された当時のコメントより)

『爆裂都市 BURST CITY』

『これは暴動の映画ではない。
映画の暴動である。』
石井岳龍(ex.石井聰亙)監督による80年代の
伝説的ニュー・ウェーヴ・パンク映画

1980年に自主制作映画『狂い咲きサンダーロード』発表し、日本映画界に新鮮極まりないニュー・ウェーヴを巻き起こした異才・石井聰亙が、破格のスケールで創り上げた近未来SFアクション映画。

[1982年3月公開 東映作品]

監督:石井聰亙

企画:戸井十月、泉谷しげる、石井聰亙

脚本:石井聰亙、秋田光彦 撮影:笠松則通

出演:陣内孝則、鶴川仁美(ザ・ロッカーズ)、大江慎也、池畑潤二(ザ・ルースターズ)、伊勢田勇人、町田町蔵、大林真由美、ザ・スターリン、渡辺正行、ラサール石井、小宮孝泰(コント赤信号)、麿赤児、戸井十月、上田馬之助、泉谷しげる

【1982年/日本/116分/モノラル/16:9】

あらすじ

『爆裂都市 BURST CITY』

近未来の荒廃した快楽と暴力に満ちた都市<破怒流>で、過激なパフォーマンスを繰り広げ対抗し合う狂気のロック・バンド:バトル・ロッカーズと新たに街に現れたニュー・ウェーヴ・バンド:マッド・スターリン、それに熱狂する若者たちを取り締まろうとする戦闘警察、また<破怒流>に原子力発電所を建設する利権で暴利を貪る暴力団とその暴力団に強制労働を強いられ不満が爆発し、暴徒と化した最貧民層との抗争の果てに暴走しはじめた近未来都市の行く末は…。

『爆裂都市 BURST CITY』

収録楽曲

主題歌:「セル・ナンバー8(第8病棟)」(バトル・ロッカーズ)

【バトル・ロッカーズ】

「ワイルド・スーパーマーケット」

「シスター・ダークネス」

「バチラス・ボンブ」

「フラストレーション」

「ボロボロ」

「セル・ナンバー8(第8病棟) リプリーズ」

【ザ・ロッカーズ】

「シャープ・シューズでケリ上げろ!」

「プアボーイ」

「マイト・ガイ」

【ザ・ルースターズ】

「レッツ・ロック」

「ゲット・エヴリシング」

「オールナイト・ロック」

【オール・キャスト】

「裕福の飢餓」

【サンハウス】

「カラカラ」

【陣内孝則】

「視界ゼロの女(マチ)」

【ザ・スターリン】

「飯喰わせろ」

「冷蔵庫」

「解剖室」

「豚に真珠」

「GASS」

「ハエ」

「バード」

「革命的日常」

石井岳龍(いしい・がくりゅう)<石井聰亙(いしい・そうご)>

『爆裂都市 BURST CITY』

1957年1月15日、福岡生まれ。日本大学芸術学部在学中に映画制作集団「狂映舎」を設立し、8mm映画『高校大パニック』(1976年)でデビュー。『突撃!博多愚連隊』(1978年)などで一躍注目される。その後の『狂い咲きサンダーロード —Crazy Thunder Road−』(1980年)、『爆裂都市 BURST CITY』(1982年)ではパンク・ロックの衝動を映像にまで昇華させるかのような独自の作風で多くの熱狂的ファンを生み、ジャパニーズ・ニュー・ウェーヴの急先鋒となる。海外でも高い評価を得た『逆噴射家族』(1984年)の後は、ミュージック・ビデオや実験的短篇作品も数多く製作。劇場映画に限らず、「体験的な映画」を目指し、常に新たな表現を追い求め続けている。近年では『ソレダケ that's it』(2015年)で、スピード感あふれ、疾走する映像で観客を圧倒した。その他の主な劇場用監督作品には『Angel Dust エンジェル・ダスト』(1994年、バーミンガム映画祭グランプリ)、『水の中の八月』(1995年)、『ユメノ銀河』(1997年、オスロ映画祭グランプリ)、『五条霊戦記 GOJOE』(2000年)、『ELECTRIC DRAGON 80000V』(2001年)、『生きてるものはいないのか』(2012年)、『シャニダールの花 The flower of Shanidar』(2013年)、『蜜のあわれ』(2016年)がある。2010年に石井聰亙から岳龍に改名。2006年からは神戸芸術工科大学教授として映像教育にも従事している。2018年現在、国立映画アーカイブ(旧・国立近代美術館フィルムセンター)に、ほぼ全作品が所蔵される。2018年6月30日には最新作『パンク侍、斬られて候』(主演:綾野剛、脚本:宮藤官九郎、原作:町田康)の公開が控えている。オフィシャルサイト

パンク侍、斬られて候『パンク侍、斬られて候』

町田康の傑作小説『パンク侍、斬られて候』(角川文庫)を映画化!

主演:綾野剛×脚本:宮藤官九郎×監督:石井岳龍!

綾野剛、北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信、永瀬正敏、村上淳、若葉竜也、近藤公園、渋川清彦、國村隼、豊川悦司 “パンク俳優、集まって候!” 演技派の日本代表が豪華集結! 6月30日(土)全国公開!!

■企画制作:dTV/配給:東映

©エイベックス通信放送

映画公式サイト http://www.punksamurai.jp/ 

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