一人で見る夢は夢に過ぎないけれど皆で見る夢は現実になるのです。
YOKO ONOヨーコ・オノ
ウォーゾーン
覚悟して聴け!
生誕85周年、音楽活動50周年、通算20作目となる、
ヨーコ・オノ5年ぶり新作『ウォーゾーン』。
今、この時代だからこそ、再び全世界へ問う、ヨーコからのメッセージ。
今だからこそ、やらねばならなかった、
ヨーコの魂を込めた叫びを、覚悟して聴け。
世界を変えるのはまだ手遅れではない。
私たちには今まで以上にヨーコが必要なのだ。
「世界はあまりにも混乱しています。
誰にとっても、ものごとがとても困難になっています。
私たちが今生きているのは戦闘地帯・・・。
私は新しい方法で創作することが好きなのです。
ものごとは日々変わってゆくものだから」
(ヨーコ・オノ)
- ヨーコ・オノ『ウォーゾーン』
- 2018/10/24発売
- 品番:SICX-30062 (高品質Blu-spec CD2) 価格:¥2500+税
- ●特別寄稿:湯川れい子 ●解説:和久井光司 ●対訳:丸山京子
- ●海外ブックレット「Feminization of Society(社会の女性化)」翻訳:丸山京子
- ●日本盤のみのボーナストラック1曲収録
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【収録曲】(すべて新録/カッコ内はオリジナル・ヴァージョンを収録したアルバム)
- ① WARZONE/ウォーゾーン(『ライジング』 1996)
- ② HELL IN PARADISE/ヘル・イン・パラダイス(『スターピース』1985)
- ③ NOW OR NEVER/ナウ・オア・ネヴァー(時はいま) (『無限の大宇宙』1972)
- ④ WHERE DO WE GO FROM HERE/ホェア・ドゥ・ウィ・ゴー・フロム・ヒア(『ライジング』1996)
- ⑤ WOMAN POWER/ウーマン・パワー(『空間の感触』1973)
- ⑥ IT’S GONNA RAIN/イッツ・ゴナ・レイン(『スターピース』1985)
- ⑦ WHY/ホワイ(『ヨーコの心/プラスティック・オノ・バンド』1970)
- ⑧ CHILDREN POWER/チルドレン・パワー(『スターピース』1985)
- ⑨ I LOVE ALL OF ME/アイ・ラヴ・オール・オブ・ミー(『スターピース』1985)
- ⑩ TEDDY BEAR/テディ・ベア(『スターピース』収録「Cape Clear」をリメイク)
- ⑪ I’M ALIVE/アイム・アライヴ(『ビトウィーン・マイ・ヘッド・アンド・ザ・スカイ』2009)
- ⑫ I LOVE YOU EARTH/アイ・ラヴ・ユー,アース
- ⑬ IMAGINE/イマジン(『イマジン』1971)
- 【日本のみのボーナストラック】
- ⑭ MIDSUMMER NEW YORK/ミッドサマー・ニューヨーク (alternate version)(『フライ』1971)
“一人で見る夢は夢に過ぎないけれど 皆で見る夢は現実になるのです。”(from Now or Never)
ヨーコ・オノ5年ぶり新作『ウォーゾーン』。名曲「イマジン」新録も収録。
生誕85周年を迎えたヨーコ・オノ。1968年発表ジョン・レノンとの『トゥー・ヴァージンズ』からも50周年となる2018年秋、ニュー・アルバム『ウォーゾーン』の日本盤がボーナストラックを収録して10月24日ソニーミュージックからリリースされることが決定した。2013年発表『地獄の果てまで連れてって』以来5年ぶり、通算20作目(ジョンとの共作含む)のオリジナル作品となる。
新作の収録曲は1970年から2009年までのヨーコ・オノ作品の中から彼女自身が13曲選び、新たな解釈で新たにレコーディングされたもの。今の時代にもピタリと当てはまる、その不変のメッセージは、2018年の今の方がより一層人々の苦境に寄り添い、適切さを増している。1973年にリチャード・ニクソンを批判した⑤「ウーマン・パワー」は45年後、ホワイトハウスにいるもう一人の男へ向けて歌われる。
“今はあなたが大統領かもしれない/今もあなたは男かもしれない/
でも人間でもあるに違いない/だから心を開き 生きる私達の仲間入りをしなさい“
③「ナウ・オア・ネヴァー(時はいま)」では彼女の最も有名でインスピレーションを与えるフレーズで再び一人一人に語り掛ける。
“一人で見る夢は夢に過ぎないけれど 皆で見る夢は現実になるのです。”
⑦「ホワイ」では獰猛な動物の鳴き声がフィーチャーされ、変わらぬ動物への人間の行ないに対し警鐘を鳴らす。
「動物たちにミュージシャンと同等の存在感を与えたかったのです。録音は象から始めました。象がすべての動物を代弁しているのです。人間は象牙を手に入れるために象を殺している…そんな人間の行いに対し…(録音には)動物たちの声を楽器として使いました」
そして、昨年6月に1971年から46年の時を経て、作詞・作曲のクレジットにジョン・レノンとともにヨーコ・オノの名前が追加されたことも話題となった⑬「イマジン」の新ヴァージョンも誕生。新ヴァージョンについてヨーコはこう語る。
「この曲をやるのは怖かった。トム(プロデューサーのトーマス・バートレット)も少し怖がっていたんじゃないかと思います。世界中の人が知っている曲ですから。でも、今回のアルバムのテーマに合うと思ったから、やるべきだと決心しました」
「イマジン」について1980年のインタビューでジョン・レノンはこう語っていた。
「あれはLenonn-Onoの曲としてクレジットされるべきだ。歌詞やコンセプトの多くはヨーコから来ているからね。でも、その時の僕はいつもよりちょっと自分本位で、いつもよりちょっと男権主義的だったから、彼女の貢献に言及するのを省いてしまったんだ」。
更に日本のみのボーナストラックとしてヨーコ自身が選んだのは『イマジン』と同時に1971年発表された『フライ』からの「ミッドサマー・ニューヨーク」の2018年ミックス別ヴァージョン。この曲ではオリジナル・ヴァージョンのジョン・レノン(G)、クラウス・フォアマン(B)、ジム・ケルトナー(Drs)のバッキング・テイクがフィーチャーされている。
ヨーコ・オノは新作『ウォーゾーン』についてこう語る。
「世界はあまりにも混乱しています。誰にとっても、ものごとがとても困難になっています。私たちが今生きているのは戦闘地帯・・・。私は新しい方法で創作することが好きなのです。ものごとは日々変わってゆくものだから」
プロデュースをヨーコと共に手がけたのはトーマス・バートレット。1981年生まれの若干36歳、Doveman としても知られている彼は、2013年の『地獄の果てまで連れてって』にプラスティック・オノ・バンドの一員として参加。また、プロデューサーとしてスフィアン・スティーヴンス(映画『君の名前で僕を呼んで』サントラ収録曲など)やデヴィッド・バーン、Rhye、ノラ・ジョーンズ、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、グレン・ハンサード等と、ミュージシャン(Key)、ソングライターとしてデヴィッド・バーン、ザ・ナショナル、アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ、ルーファル・ウェインライト、そしてエド・シーランまで、数多くのアーティスト達と共演している。ヨーコが2014年にアントニーと行ったデュエット「アイ・ラヴ・ユー・アース」でも共演し、その後も連絡を取り続け、時折彼女の自宅でリハーサルも行なっていた。
『ウォーゾーン』の録音とアレンジは極限まで削ぎ落とされた、ミニマルな音風景の中、ヨーコの声と歌詞に特に重点が置かれており、彼女のメッセージはダイレクトに心に突き刺さり、遮るものは何一つない。時には陰鬱な警告であり、時には高揚感のある励ましでもあり、彼女の英知と不屈の精神は果敢に力強く、そのメッセージは歳月と人生経験を経て更にパワフルになっている。まさに“今だからこそ”再び全世界へ問うRE-IMAGINE的メッセージの数々、今だからこそやらねばならなかった彼女の叫び。世界を変えるのはまだ手遅れではない。私たちには今まで以上にヨーコが必要なのだ。
【ヨーコ・オノ ALBUM ディスコグラフィー 1968-2018】
- ①「未完成」作品第1番
トゥー・ヴァージンズ - Unfinished Music No. 1: Two Virgins (1968年)★
- Sony Music
- 「未完成」作品第1番
トゥー・ヴァージンズ
【完全生産限定/アナログ盤】 - Unfinished Music No. 1: Two Virgins (1968年)★
- Sony Music
- ②「未完成」第2番
ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ - Unfinished Music No. 2: Life With The Lions(1969年)★
- Sony Music
- 「未完成」第2番
ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ
【完全生産限定/アナログ盤】 - Unfinished Music No. 2: Life With The Lions(1969年)★
- Sony Music
- ③ウェディング・アルバム
- Wedding Album (1969年)★2019 REISSUE
- aiu: a yoko ono website
- ④平和の祈りをこめて
〜ライブ・ピース・イン・トロント - Live Peace in Toronto (1969年)★
- universal music
- ⑤ヨーコの心/プラスティック・オノ・バンド
- Yoko Ono Plastic Ono Band (1970年)
- Sony Music
- ヨーコの心/プラスティック・オノ・バンド
【完全生産限定/アナログ盤】 - Yoko Ono Plastic Ono Band (1970年)
- Sony Music
- ⑥フライ
- Fly (1971年)
- Sony Music
- フライ
【完全生産限定/アナログ盤】 - Fly (1971年)
- Sony Music
- ⑦サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ
- Some Time in New York City (1972年)★
- universal music
- ⑧無限の大宇宙
- Approximately Infinite Universe (1973年)
- Sony Music
- 無限の大宇宙
【完全生産限定/アナログ盤】 - Approximately Infinite Universe (1973年)
- Sony Music
- ⑨空間の感触
- Feeling the Space (1973年)
- Sony Music
- 空間の感触
【完全生産限定/アナログ盤】 - Feeling the Space (1973年)
- Sony Music
- ⑩ダブル・ファンタジー
- Double Fantasy (1980年)★
- universal music
- ⑪シーズン・オブ・グラス
- Season Of Glass (1981年)2019 REISSUE
- aiu: a yoko ono website
- ⑫イッツ・オーライト
- It's Alright (I See Rainbows) (1982年)2019 REISSUE
- aiu: a yoko ono website
- ⑬ミルク・アンド・ハニー
- Milk and Honey (1984年)★
- universal music
- ⑭スターピース
- Starpeace (1985年)2019 REISSUE
- aiu: a yoko ono website
- ⑮ライジング
- Rising (1995年)
- aiu: a yoko ono website
- ⑯ストーリー
- A Story (1997年/1974年録音)2019 REISSUE
- aiu: a yoko ono website
- ⑰ブループリント・フォー・ア・サンライズ
- Blueprint For A Sunrise (2001年)
- aiu: a yoko ono website
- ⑱ビトウィーン・マイ・ヘッド・アンド・ザ・スカイ
- Between My Head and the Sky (2009年)
- aiu: a yoko ono website
- ⑲地獄の果てまで連れてって
- Take Me to the Land of Hell (2013年)
- aiu: a yoko ono website
- ⑳ウォーゾーン
- Warzone (2018年)
- Sony Music Shop
- ㉑ウェディング・アルバム50周年記念盤
- WEDDING ALBUM (1969年)
- Sony Music Shop
ヨーコ・オノのアルバム・バック・カタログは2016年から「YOKO ONO REISSUE PROJECT」としてソニーミュージックより継続発売中。第1弾は、①『トゥー・ヴァージンズ』②『ライフ・ウィズ・ザ・ライオンズ』⑤『ヨーコの心/プラスティック・オノ・バンド』を2016年12月にリリース。第2弾は、⑥『フライ』⑧『無限の大宇宙』⑨『空間の感触』を2017年8月にリリース。第3弾として、⑪『シーズン・オブ・グラス』⑫『イッツ・オーライト』⑭『スターピース』⑯『ストーリー』、そして③『ウェディング・アルバム』を2019年前半にリリース予定。★ジョン・レノン&ヨーコ・オノ共作。④⑦⑩⑬はユニバーサル ミュージックより発売中。
ヨーコ・オノのソニー作品の詳細は:http://www.sonymusic.co.jp/yokoono/
ジョン・レノン&ヨーコ・オノ作品の詳細は:https://store.universal-music.co.jp/artist/john-lennon/
YOKO ONO ヨーコ・オノ
1933年2月18日、東京都生まれ。85歳。前衛芸術家。ジョン・レノンの妻として世界中で最も有名な日本人。1966年にジョン・レノンと出会い、その後ジョンとともに平和運動や数々の創作活動を行なう。芸術家としての活動は約60年、音楽家としての活動は1968年の『トゥー・ヴァージンズ』以来50年にもわたり、ソロ・アルバムは今回の新作『WARZONE』を含む13作、ジョン・レノンとの共作は7作、計20作品のアルバムを発表。その他ミニ・アルバム、リミックス作品を発表し、彼女の作品を取り上げたトリビュート作品も多数。2000年代後半には息子のショーン・レノンとともにプラスティック・オノ・バンドを再結成し、2009年に来日公演、2014年はフジロックに出演している(他1974年に福島で開催されたワンステップフェスティバルにヨーコ・オノ&プラスティック・オノ・スーパー・バンドで来日公演を行なっている)。生誕85周年に合わせた「YOKO ONO REISSUE PROJECT」も進行中。カタログ復刻第三弾は2019年前半を予定。
ヨーコ・オノ ソニーミュージック公式: http://www.sonymusic.co.jp/yokoono/
2018年10月9日はジョン・レノンの78回目の誕生日。
東京・六本木の森美術館ではヨーコ・オノのアート作品
《色を加えるペインティング(難民船)》が展示
そして『イマジン』関連の作品が2タイトル発売!!
「カタストロフと美術のちから展」
森美術館で10/6より開催される「カタストロフと美術のちから展」でYOKO ONOアート作品《色を加えるペインティング(難民船)》が展示。
2018年10月6日(土)~2019年1月20日(日)
@森美術館(東京・六本木)
詳細はコチラから:森美術館 Webウェブサイト
オノ・ヨーコによる《ウィッシュ・ツリー》設営風景(1996/1997年)
展示風景:「En Trance」Lonja del Pescado(アリカンテ、スペイン)1997年
撮影:Miguel Angel Valero
Courtesy:Generalitat Valenciana
J-WAVE「TOKYO SOUND EXPERIENCE」×森美術館「カタストロフと美術のちから展」《ウィッシュ・ツリー》
2018年10月1日に30周年を迎えたJ-WAVE のイベント「TOKYO SOUND EXPERIENCE」と森美術館「カタストロフと美術のちから展」とのコラボレーションが実現。1996年から世界各地で展開する、オノ・ヨーコの作品《ウィッシュ・ツリー》が、TOKYO SOUND EXPERIENCEのメイン会場となる六本木ヒルズアリーナに特別展示されます。
2018年10月5日(金)~10月8日(月/祝)12:00~20:00
六本木ヒルズアリーナ
詳細はコチラから:ウェブサイト
オノ・ヨーコ
《ウィッシュ・ツリー》(1996/2013年)
展示風景:「Yoko Ono-Half A Wind Show」ルイジアナ近代美術館(フムレベック、スウェーデン)2013年
撮影:Bjarke Oersted
『イマジン:アルティメイト・コレクション』
ジョン・レノンの最高傑作『イマジン』が10月5日に、数々のフォーマットに特別な音源を数々収録して発売決定!
2018年10月5日発売
CD、アナログ、DVD、Blu-rayほか
詳細はコチラから:ユニバーサル ミュージックウェブサイト
書籍『イマジン ジョン&ヨーコ』
伝説のアルバム『イマジン』はいかに作られたのか?世界初公開の写真・資料満載の一冊、10月8日世界同時発売!
2018年10月9日発売
仕様: B4変型判(大型本ハードカバー)/320ページ
詳細はコチラから:ヤマハミュージックメディア