2nd Album『ルーナ・ミスト』
(2022年発表)

SICP 31595/¥2,750(税込)/高品質Blu-spec CD2

1st Album『ネクサス』
(2017年発表)

SICP 31594/¥1,980(税込)/高品質Blu-spec CD2

ヴァージル&スティーヴ・ハウ
2作品
一挙リリース!!

イエスのレジェンダリー・ギタリスト、
スティーヴ・ハウと、
彼の次男であるヴァージル・ハウとの
デュオ名義による、
儚くも美しい親子共演作品が
遂に日本盤リリース!

バンド、リトル・バーリーのドラマーだったヴァージル・ハウとの奇跡の共演盤2作品が遂に日本盤リリース。

スティーヴ・ハウはイエスでの活動をメインとしながらも、自身のギター・コレクションを最大限に活用した20枚以上のソロ・アルバムを発表したり、長男のディラン・ハウとスティーヴ・ハウ・トリオを組むなど、多芸ぶりを発揮してきた。

2017年、次男のヴァージルと初めてのデュオ作品『ネクサス(Nexus)』を完成させ、いよいよリリースするという段階になったとき、ヴァージルは41歳という若さで急逝してしまう。悲しみに暮れるなか、スティーヴは「真に才能のあるミュージシャンであることを認知してもらうため」に、予定通りアルバムをリリースすることを選択した。

あれから5年、スティーヴはヴァージルが残した未発表音源に詰まっていた創造的な情熱に駆り立てられ、再びデュオ作品として『ルーナ・ミスト(Lunar Mist)』を完成させた。

前作同様、ロック、ポップス、ジャズ・フュージョン、トラディショナル・ロック、ネオプログレに至る、さまざまな音楽フレイヴァーが漂う極上のインストゥルメンタル・アルバムに仕上がっている。

2タイトルとも海外盤CDはすでにリリースされているが、今回待望の日本盤CD初発売となる。

日本盤CDにはアルバムの経緯や詳細を綴ったスティーヴ・ハウの最新インタビューを掲載。

「Lunar Mist ルーナ・ミスト」 
from Album『ルーナ・ミスト』

ヴァージル&スティーヴ・ハウ
ルーナ・ミスト

2022.12.21 on Sale

SICP 31595/¥2,750(税込)/高品質Blu-spec CD2/解説:片山 伸
(海外発売日 2022年9月30)

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「More Than You Know モア・ザン・ユー・ノウ」 
from Album『ルーナ・ミスト』

【収録曲】

  1. Lunar Mist
     ルーナ・ミスト
  2. More Than You Know
     モア・ザン・ユー・ノウ
  3. Plexus
     プレクサス
  4. Mariah’s Theme
     マライアズ・スィーム(テーマ)
  5. A Month In The Sun
     ア・マンス・イン・ザ・サン
  6. As If Between
     アズ・イフ・ビトウィーン
  7. Never Less
     ネヴァー・レス
  8. Lothian’s Way
     ロージアンズ・ウェイ
  9. Free Spirit
     フリー・スピリット
  10. Eternal
     エターナル
  11. Dirama
     ディラマ
  12. Pinnacle
     ピナクル
  13. Pagoda
     パゴダ
  14. Martian Mood
     マーシャン・ムード

■ ルーナ・ミスト(Lunar Mist)について

イエスの伝説のギタリスト、スティーヴ・ハウが、2017年に非業の死を遂げた亡き息子ヴァージル・ハウとの2度目のコラボレーションとなる『ルーナ・ミスト』を2022年9月にリリースした。初のコラボレーション作『ネクサス(Nexus)』とスピリットを共にするヴァージルの未発表音源を丹念に使用し、スティーヴは2021年1月にすべてを纏める作業に入った。スティーヴは『ネクサス』制作時にすでに完成していた未発表トラック「ルーナ・ミスト」を再確認し、リリースに値するクオリティと判断したので、ヴァージルが録音した他の音源を探しはじめ、いくつかのアレンジや演奏を加え編集し『ルーナ・ミスト』を完成させた。スティーヴは「まずはすべての楽曲のコード・チャートを書くことからはじまった。

その後、ギターやベースで装飾を施して完成させたんだ。息子が書いたものは大半そのままの状態をキープしてあるけど、ときには新たなアイデアやインプロヴィゼーションを加えて作品を充実させている」と説明している。スティーヴはヴァージルの残した音源から、様々なサウンドやスタイルの曲を選び、その結果、2人の作品群の中でも特別ユニークなアルバムが生まれた。「ヴァージルはこのアルバムの曲で、演奏するのが楽しくなるような異なる音楽性を見せている。彼の素晴らしいドラミングと、作曲における幅広い創意工夫がより多く見られるんだ」とスティーヴは言う。

多くの曲のベースとなっているのはヴァージルによるピアノとドラムの演奏で、スティーヴはそのオリジナルの雰囲気を踏襲しつつ、あたかも息子と一緒に演奏しているように自然なアレンジをほどこし、2人のミュージシャンが対等に位置しているように演出している。妻ジャンをはじめとする家族から得た愛とエネルギー、そしてギターへの情熱、もちろん音楽を生み出して演奏するという終わりのない意欲を糧に、音楽の旅を続けるスティーヴの熱意がこもった温かい作品となっている。

「Plexus プレクサス」 
from Album『ルーナ・ミスト』

ヴァージル&スティーヴ・ハウ
ネクサス

2022.12.21 on Sale

SICP 31594/¥1,980(税込)/高品質Blu-spec CD2
(海外発売日 2017年11月17日)

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「Leaving Aurora リーヴィング・オーロラ」 
from Album『ネクサス』

【収録曲】

  1. Nexus
     ネクサス
  2. Hidden Planet
     ヒドゥン・プラネット
  3. Leaving Aurora
     リーヴィング・オーロラ
  4. Nick's Star
     ニックス・スター
  5. Night Hawk
     ナイト・ホーク
  6. Moon Rising
     ムーン・ライジング
  7. Passing Titan
     パッシング・タイタン
  8. Dawn Mission
     ドーン・ミッション
  9. Astral Plane
     アストラル・プレイン
  10. Infinite Space
     インフィニット・スペース
  11. Free Fall
     フリー・フォール

■ ネクサス(Nexus)について

2017年9月11日、イエスのスティーヴ・ハウの次男ヴァージル・ハウが41歳で急逝した。スティーヴとヴァージルによる初の親子デュオ・アルバム『ネクサス』は夏前には完成しており、秋にリリースされる予定だった。スティーヴ・ハウは2017年10月上旬、この計画を進めることを決めた。

「ヴァージルと私はつい先日『ネクサス』のレコーディングを終えたばかりだった。息子の書いた11曲のそれぞれに合わせて私がギターを弾いているんだ。私たちの共同作業は、2016年に息子のピアノを基調とした曲のストックから9曲ほどセレクトすることからはじまった。それらは息子が新しいアイデアを書いて録音するたびに妻のジャンと私に送ってくれた音源だった。私がそれにギターを加えてヴァージルに聴かせると、息子は私が聴いたこともなかったようなインストゥルメンテーション(楽器編成)のアレンジを提案して驚かせてくれた。曲はストレートなデュエットから、より壮大で質の高いものになっていき、単なる骨組みから完璧な絵画のようになっていった。『ネクサス』はヴァージルのソングライター&キーボード・プレイヤーとしての“独特の”能力をまったく異なる側面から掘り下げている。彼の才能は多種多様だった。キーボードやPCの前にいるときも、ドラム・キットに囲まれて座っているときも、ギグでDJをしていたときも、ラジオに出ていたときも、彼は常にベストを尽くしていた。完成したばかりのこの作品が、息子の人生やレガシーにふさわしいトリビュートになることを願っている」とスティーヴ・ハウは語っている。

『ネクサス』ではスティーヴがアコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、スティール・ギターを担当し、ヴァージルはドラム、ベース、すべてのキーボードを担当した。その結果生まれた美しく多彩な楽曲は、ネオ・クラシックの要素を持つもの、夢見心地なジャズ、ストレートなグルーヴ、映画のように空間を活かしたテーマなど幅広い。『ネクサス』は印象深いフィーリングやムードを持ち、2人のミュージシャンのそれぞれの経歴やスタイルをひとつの魅力にまとめたインストゥルメンタル・アルバムである。

■ Steve Howe (スティーヴ・ハウ)

1947年4月8日ロンドン生まれのギタリスト。1960年代にトゥモロウやボダストといったサイケデリック・バンドで活動した後、1970年にイエスに加入。イエスではすぐに頭角を現し、『こわれもの』や『危機』、『海洋地形学の物語』、『リレイヤー』といったプログレッシヴ・ロックの金字塔的作品を次々と生みだした。1980年代にはスーパー・グループのエイジアやGTRなどでも活躍し、一方でソロ活動も行いこれまでに20タイトル以上のアルバムをリリースしている。現在はイエスの単独プロデューサーとなり、バンドを牽引している。創造への情熱が高じて、スティーヴ・ハウはジャズ、ブルース、クラシックからフォーク、ブルーグラス、ロックまで多岐にわたる様々な道を生涯にわたって旅している。多作なソロのキャリアは安易なカテゴライズを否定し、それぞれの作品でジャンルを刺激する領域へと冒険しながら、誰にも真似のできない彼らしさを常に見せている。常にスタジオでの制作や名人芸に磨きをかけ続ける彼のアルバムは、その1枚1枚に自身が培ってきた洞察が反映されている。

■ Virgil Howe (ヴァージル・ハウ)

1975年9月23日、ロンドン生まれのドラマー&キーボーディスト。17歳のときに父スティーヴ・ハウのソロ作品『大いなる陰謀(The Grand Scheme Of Things)』にキーボードで参加してプロ・ミュージシャンとしてデビュー後、2003年には長男のディラン・ハウとともにスティーヴ・ハウズ・レメディに参加したりサンプラーを使ってイエスの楽曲をリミックスした『イエス・リミックス』をザ・ヴァージ名義で制作したりして注目された。以降、数々のインディー・バンドで活動するかたわら、DJとしても活躍している。2008年にはギタリスト、バーリー・カドガン率いるオルタナティブ・ロック・バンド、リトル・バーリーにドラマーとして参加し、3枚のアルバム制作に貢献している。2017年9月11日心臓発作のため死去した。

● ヴァージル&スティーヴ・ハウ 日本公式サイト 
www.sonymusic.co.jp/artist/Virgil_SteveHowe