『USジェネレーション：メイキング・オブ・USフェスティヴァル1982』

〈DVD〉 SIBP-279 ￥4,000+税　 〈Blu-ray〉 SIXP-36 ￥5,000+税 【収録時間：144分／日本語字幕付】

観客40万人、ステージ幅100Ｍ、照明500個、消費電力30万W、仮設トイレ1800個……すべてが度肝を抜くスケール！80年代版ウッドストックを夢見たスティーヴ・ウォズニアックが私財を投じて実現した伝説の巨大野外フェス“USフェスティヴァル”の熱き物語。ポリス、サンタナ、トム・ペティ＆ザ・ハートブレイカーズ、フリートウッド・マック、ラモーンズ、B-52’s、カーズ、エディ・マネーetc.貴重なライヴ映像収録！

【ライヴ映像】ポリス「キャント・スタンド・ルージング・ユー」、サンタナ「ブラック・マジック・ウーマン/ジプシー・クイーン」、トム・ペティ＆ザ・ハートブレイカーズ「逃亡者（Refugee）」、フリートウッド・マック「ザ・チェイン」、B-52’s「ストロボ・ライト」、カーズ「バイ・バイ・ラヴ」、エディ・マネー「ギミ・サム・ウォーター」の完奏、ラモーンズ、ギャング・オブ・フォー、イングリッシュ・ビーツ、オインゴ・ボインゴ、トーキング・ヘッズ、デイヴ・エドモンズ、ジェリー・ジェフ・ウォーカー、ジミー・バフェットの演奏シーンの一部。

【撮り下ろしインタビュー】スティーヴ・ウォズニアック、スチュワート・コープランド（ポリス）、ミック・フリートウッド（フリートウッド・マック）、ミッキー・ハート（グレイトフル・デッド）、マーキー・ラモーン（ラモーンズ）、ケイト・ピアソン（B-52’s）、エディ・マネーほか

「危険な賭けだったけど、僕は“初”が大好きなんだ」　―スティーヴ・ウォズニアックアップル共同創業者のスティーヴ・ウォズニアックが「テクノロジーと音楽が融合する俺たち〈US〉の時代」をテーマに、80年代版のウッドストック・フェスティヴァルを実現すべく私財を投じて1982年と1983年に開催した伝説の巨大野外フェス「USフェスティヴァル」。第一回目は1982年9月にカリフォルニア州サンバーナディーノにて気温45度という灼熱の太陽の下3日間開催、約40万人という破格の動員数を記録したことでも知られている。出演アーティストは、ポリス、サンタナ、トム・ペティ＆ザ・ハートブレイカーズ、フリートウッド・マック、ジャクソン・ブラウン、キンクス、トーキング・ヘッズ、カーズ、B-52's、ラモーンズ、ギャング・オブ・フォー、イングリッシュ・ビート（ザ・ビート）、デイヴ・エドモンズ、オインゴ・ボインゴ、パット・ベネター、エディ・マネー、ジミー・バフェット、グレイトフル・デッドなどといった錚々たる顔ぶれ。

本作は主催したスティーヴ・ウォズニアックを始め、開催に尽力した関係者と出演アーティストが当時を振り返るインタビュー、準備段階やフェス期間中に撮影された様々な記録映像、ライヴのハイライト・シーンを中心に構成。ウォズニアックの夢の実現に全面協力した辣腕ロック・プロモーター、故ビル・グレアムの現場での様子や当時としては画期的な大型スクリーン「ダイヤモンドビジョン」と最新音響システム（ディレイ・スピーカー・タワー）の導入、来たる時代を提示する場として設けた（ゲームや音楽用の）コンピューター・ブース、そして観客の健康面や衛生面にも配慮した設営など、現在のフェスにつながる新たなフェス基準を作ったとされる斬新なアイディアの数々が盛り込まれていたことが克明に描かれている。また、冷戦中のソ連（当時）と回線を繋いだ驚きの生中継企画の真実など、当事者以外には知られていない秘話も披露される。ロック・フェス史上に残る一大イヴェントのライヴの模様と舞台裏が明かされる貴重なドキュメンタリー作品。

「好きな音楽（アメリカーナ）のフェスを開きたい！」「ウッドストックとは違う快適なフェスにしたい！」「たくさんの笑顔が見たい！」という純粋な気持ちだけで突っ走る“ギョーカイ素人”ウォズニアックの無謀なチャレンジを形にすべく、ビル・グレアムを始めとする様々なジャンルのプロが動き出す。サンバ―ナディーノの広大な自然をブルドーザーで削って整地し、果ては高速道路のランプ（高速道路とフェス・エリアをつなぐ専用道路）まで作ってしまうという妥協なき精神が痛快である。そして、収支面では大損したにもかかわらず（wikiによると1200万ドル＝当時の為替レートで30億円以上の赤字！）、ウォズニアックはそのわすか８か月後の'83年５月に4日間に拡大し、さらなる豪華ラインナップで再び開催するのである（そしてまた大赤だったという…）。

『サンタナ：ライヴ・アット・USフェスティヴァル1982』

〈DVD〉 SIBP-278 ￥4,000+税 〈Blu-ray〉 SIXP-35 ￥5,000+税 【収録時間：75分／日本語字幕付】

「USフェスティヴァルは、意識革命のイヴェントだった」　―カルロス・サンタナ サンタナは第1回目の9月4日（土）に出演、代表曲「ブラック・マジック・ウーマン」「僕のリズムを聞いとくれ」や当時の最新ヒット「ホールド・オン」や'77年のヒット「シーズ・ノット・ゼア」など、往年のラテン・ロックと共に今ではほとんど演奏されることがないAOR路線の楽曲も並ぶこの時期ならではのレアなセットリストとなっている。ハイライトはサンタナ・バンドの即興性が最も発揮される名曲「ネシャブールの出来事」。盟友ハービー・ハンコック（key）がゲストでサプライズ登場し圧巻のインタープレイを披露、ステージを一層ヒートアップさせる。またカルロス・サンタナの撮り下ろしインタビューも収録、USフェスティヴァルの意義や発案者スティーヴ・ウォズニアックについて、自身のキャリアを導いてくれた人との出会いやその揺るぎない音楽観など、ウッドストックにも出演したアーティストならではの言葉の数々が語られている。

SANTANAサンタナ[カルロス・サンタナ］メキシコ出身。ヴァイオリニストの父の影響で5歳でヴァイオリンを、8歳でギターを弾き始める。サンフランシスコに移住し、'66年にバンド “サンタナ・ブルース・バンド”を結成。'69年に“サンタナ”としてデビュー、同年“ウッドストック・フェスティヴァル”に出演。当時ほぼ無名ながら衝撃的なパフォーマンスで大観衆を魅了し、一気に全米で人気を獲得する。デビュー・アルバム『サンタナ』が全米チャート4位、2ndアルバム『天の守護神』が全米チャート1位、シングル「ブラック・マジック・ウーマン」が全米チャート4位と大ヒットを記録、サンタナの初期代表作となる。様々なアーティストとコラボレーションした'99年のアルバム『スーパーナチュラル』が特大のブレイク、マッチボックス・トゥウェンティのロブ・トーマスをフィーチャーしたサンタナ初の全米No1ヒット・シングル「スムーズ」はビルボードで12週連続１位、アルバムも同じく12週連続１位という驚異的な成功を収める。続くシングル「マリア・マリア」も10週連続１位を記録し、２枚のシングルで全米チャート１位の座を約半年間も独占するという歴史的快挙を成し遂げて迎えた2000年のグラミー賞では、最高の栄誉である［最優秀アルバム賞］［最優秀楽曲賞］含む全9部門で受賞し、サンタナの第２黄金期が始まる。'06年に紙ジャケットで再発された73年の初来日公演を収めたライヴ・アルバム『ロータスの伝説』の“22面体ジャケット”が最多面数を持つアナログLPジャケットとしてギネス世界記録に認定される。ローリング・ストーン誌が選ぶ「最も偉大なギタリスト100」（03年度版）で15位に選出。これまで24枚のスタジオ・アルバム（サンタナ単独名義のみの作品）を発表、全世界で累計1億枚以上のセールスを記録している。