新たなラインナップで再始動を果たしたTOTOの、貴重な一夜限りのオンライン・ライヴを”真空パック”!
2019年10月20日のフィラデルフィア公演をもって無期限の活動休止を宣言していた中、昨2020年11月21日に新たなラインナップで再始動を果たし、世界に向けて一夜限りのオンライン・ライヴを開催、そのメンバーでの<The Dogz of Oz ワールド・ツアー>を発表し世界中のファンを歓喜させたTOTO。
そのTOTO が、最新アルバム 『With A Little Help From My Friends(ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ)』 を6月25日に世界同時リリースすることが明らかになった。このアルバムは、スティーヴ・ルカサー、ジョセフ・ウィリアムス、デヴィッド・ペイチが2020 年11 月21 日、カリフォルニア州ロサンゼルスでのグローバル・ストリーミング・イベントに、新生TOTOとして新たなラインナップで登場しパフォーマンスした特別な一夜を収録したもの。バンドの歴史に次なるチャプターを刻むのは、ベースのジョン・ピアース(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)、ドラムスのロバート・"スパット"・シーライト(ゴースト・ノート、スナーキー・パピー)、キーボード/バック・ヴォーカルのスティーヴ・マッジョーラ(ロバート・ジョン&ザ・レック)。また、キーボードのドミニク・"エグゼヴィア"・タプリン(プリンス・バンド、ゴースト・ノート)、マルチ・プレイヤー/ヴォーカルのウォーレン・ハム(リンゴ・スター・オールスター・バンド)も引き続きアンサンブルの一角を担うという。バンド・メンバーやサイドマンの加入・脱退・復帰を踏まえると、今回のラインナップはTOTO第15期となる。
- スティーヴ・ルカサー|STEVE LUKATHER(Guitar/Vocals)
- ジョセフ・ウィリアムス|JOSEPH WILLIAMS(Vocals)
- デヴィッド・ペイチ|DAVID PAICH(Grand Poobah&Musical Director)
- ジョン・ピアース(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)|JOHN PIERCE(Bass)
- ロバート・"スパット"・シーライト(ゴースト・ノート、スナーキー・パピー)|ROBERT“SPUT”SEARCH(Drums/Vocals)
- スティーヴ・マッジョーラ(ロバート・ジョン&ザ・レック)|STEVE MAGGIORA(Keyboards/Vocals)
- ドミニク・"エグゼヴィア"・タプリン(プリンス・バンド、ゴースト・ノート)|XAVIER TAPLIN(Keyboards/Vocals)
- ウォーレン・ハム(リンゴ・スター・オールスター・バンド)|WARREN HAM(Horns/Percussions/Vocals)
“ルーク”ことスティーヴ・ルカサーはこう語る。
「偉大なミュージシャンたちに楽曲を演奏してもらえるのは、TOTOにとって名誉なこと。ドキュメンタリー映像を見れば、俺たちの今後の方向性がよく分かると思うよ。ジョー(=ジョセフ・ウィリアムス)と俺、そして俺たちをサポートしてくれるデヴィッド(・ペイチ)は、TOTOの音楽を存続させたいと願っている。デヴィッドは、いつだってショウに飛び入り参加してくれるかもしれないよ。一夜限りのライヴだから、セットリストは幅広い音楽性の曲を集めた。今後はTOTOの隠れた名曲やヒット曲、ジョーと俺が最近リリースした各自のソロ・アルバムの曲など、よりヴァラエティに富んだ楽曲を選んでいくつもりだ。俺たちはソロ・アルバムに対する世界的な反響にこれ以上ないくらい感激している。世界中でチャート・インしたからね。こういうセットリストは、新生TOTOの再始動となる<The Dogzof Oz>ワールド・ツアーに新鮮なスパイスをもたらしてくれる。俺たちふたりは、過去のTOTOを現在、そしてその先へとつなげていくことを目指しているんだ。今回の新ラインナップの公開は、TOTOの歴史に待ちに待った新たな1 ページを刻むことになる」。
ジョセフ・ウィリアムスは、次のようなメッセージを寄せている。
「TOTOとしてショウをやるのは常に最高の喜びだが、今回は特別だった。昨年11月、俺、ルーク、デヴィッドに3人のトップ・プレイヤーが新たに加わり、過去にサポートしてくれた天才ミュージシャンたちも集まってくれた。今回のショウは、新型コロナウイルスによるロックダウンに対応する必要性から生じたストリーミング・ライヴだが、同時に新生TOTOを結成する理由にもなった。バンド・メンバーはすぐに意気投合して、TOTOの新旧の曲を深く掘り下げていった。その中には、俺が特に気に入っている初代ヴォーカルのボビー・キンボールが作った<You Are The Flower>も含まれている。大ファンで、良き友人でもあるボビーにこのライヴを捧げるよ。それから、俺の大のお気に入りの<Till The End>と<Pamela>も復活した。新しいバンド・メンバーが完璧に演奏してくれたんだ。俺はバンドで最高の仕事に就いている。なぜかって? 自分が歌っていないときは、最高のミュージシャンたちのプレイが見られるからね!TOTOらしさは、しっかりと受け継がれている。最高のミュージシャンとシンガーが集まったバンドが、あらゆる種類のクールな曲を作って演奏するんだ。それがTOTO の出発点であり、この先も同じように続いていく。ドキュメンタリーでは、デヴィッド、ルーク、ウォーレン、ドミニクX、ジョン・ピアース、ロバート・“スパット”・シーライト、スティーヴ・マッジョーラが、プレイヤーとしての自身のキャリアやTOTOのレガシーを担うことについて語っている。そしてもちろん、ショウについての議論も。俺もちゃんと参加して、彼らをどれだけ愛しているかを語っているよ! さらにディープで“レガシー”を感じられる曲や、ルークと俺の最新ソロ・アルバムの曲を含めたセットリストを近いうちに生のステージで披露したいと考えている。待ち切れないよ! その日が来るまで、TOTOのヒストリーや直近のイベントで楽しんでほしい。ジョーより愛を込めて」。
スティーヴ・ルカサーとジョセフ・ウィリアムス最新ソロ作の国内盤も同時発売!!
「ジョーと俺は、俺が17 歳、ジョーが14 歳のときからの付き合いだ。このパンデミックの期間、ふたりで自分たちのキャリアを見直し、どう前に進むべきかを考えた。他のメンバーは、俺たちとはもう別の場所にいるか、引退してしまった。でも俺たちは、できるだけ早くツアーに戻りたいと思っている。子どもみたいな気持ちで。ツアーこそが俺たちの生きる場所なんだ。プロデューサー、ソングライター、エンジニア、シンガー、パフォーマーとしてのジョーの成長にはこちらまで奮い立たされるよ。今がジョーの絶頂期だと考えると、このタイミングでの再始動は完璧だ。彼には毎日のように驚かされている。俺たちはコラボレーションを楽しみ、将来に向けてこれ以上ないほど意気込んでいるんだ」。
今年の2月26日、それぞれルークは8年振り、ジョセフは12年振りとなる最新ソロ・アルバムをザ・プレイヤーズ・クラブ/マスコット・レーベル・グループから発表し、世界各国でチャート入りを果たした。ふたりのソロ・アルバムは互いに連作/姉妹盤的な立ち位置となっており、アートワークはイメージを共通にし(指名手配犯風の表1 イメージは、バンドの名称使用に関する裁判に対する当てつけ/自虐的なユーモアにも見て取れる)、TOTO人脈が多数ゲスト参加、新生TOTO牽引役をふたりが強くアピールする<TOTOスピンオフ盤>的作品でありながら、同時にそれぞれの個性も色濃く打ち出された価値あるソロ作品となっている。ルークの 『I Found The Sun Again(アイ・ファウンド・ザ・サン・アゲイン)』 には、近年ツアーやアルバム制作で活動を共にしているリンゴ・スターの他、デヴィッド・ペイチ、ジョセフ・ウィリアムス、ジョン・ピアースらが参加。ジョセフの『Denizen Tenant(デニズン・テナント)』 には、スティーヴ・ルカサー、デヴィッド・ペイチの他、サイモン・フィリップス(元TOTO)、ネイザン・イースト(元TOTO)、マイケル・ランドウ、レニー・カストロ、ジェイ・グルスカ他が参加している。