品番:DQCL-734~5 / 価格:CD2枚組 ¥4,000+税デジタルリマスタリング、Blu-spec CD2仕様 / オリジナルブックレット付属
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ちょうど20年前。1998年は『夜に生きるもの』『ベッドタウン』という2枚のアルバムをリリースした激動の一年でした。この2作品は自他ともに認める高橋徹也の代表作と呼べるものであり、いかに1998年という年が特別な時間であったかを物語っています。
近年、ライブ活動を続ける中で、徐々に古い作品を知らない若い世代の姿を見かけるようになりました。同時にそんな皆様から過去のアルバムはCDで買えないのか?という声を頂くことも増えました。新しい作品を作り続けてきたことで、過去のアルバムにも興味を持って頂けるのは音楽家冥利に尽きるものです。
今回のリクエスト企画スタートにあたり、当時の担当ディレクターをはじめ各方面から協力を得て、貴重なボーナストラックが発掘されました。完全未発表となる「新しい世界 (Primitive Version)」をはじめ、『ベッドタウン』制作時のアウトテイク「グッドバイ グッドバイ グッドバイ」、更に世界的ダブ・エンジニア、マッド・プロフェッサーによる「人の噂」リミックス&ダブという奇跡的なラインナップです。これだけでも一聴の価値ありと言えるでしょう。パッケージはcentral67木村豊さんによる新しいデザインを予定しています。こちらもぜひ楽しみにしていてください。
当時、26歳の自分が全身全霊を賭けて作り上げた『夜に生きるもの』『ベッドタウン』という二つの怪物。リリースから20年という歳月を経たこの節目に、こうして再び相見えるのは必然かもしれません。皆様のお力添え、熱きリクエストをお待ちしてます。心して。
2018年初夏 高橋徹也
僕は ‘唯一無二’ の物が好きだ。ミュージシャンもそう。僕自身が、圧倒的な個性を放つ天才達に憧れて音楽を作るタイプだからかもしれない。高橋徹也君はまさに唯一無二。僕は業界では頑固者とされてるようだが、高橋君に比べたらフニャフニャ、柔軟ですよ。ふふふ。昨年アナログプレーヤーを買って、先ず最初にかけたのが「夜に生きるもの」だった。間違えてB面の「チャイナ・カフェ」が流れてビックリしたが。圧倒的な個性を放つ名曲ばかりだよ。湿度さえ感じそうな生々しい描写と、幻想的な夢うつつの共存。高橋徹也ワールド。「夜に生きるもの」「ベッドタウン」どちらも名盤だ。
山中さわお(the pillows)