It is Good and Evil.
世界のサンタナ・ファン垂涎の永久保存盤! 祝50周年!! サンタナ最高傑作のクアドラフォニックが世界初SA-CD化。 <SA-CD 4ch & 2ch、そしてCDがこの1枚で聴ける最新リマスター・ハイブリッド・ディスク>

サンタナ 天の守護神 ーSA-CDマルチ・ハイブリッド・エディションー

ABRAXAS - MULTI-CH HYBRID EDITION -

20201028発売

SICP 10135 ¥4,500+税

【SA-CDとCDの2層構造ハイブリッド盤】

50周年記念盤

7インチ紙ジャケット仕様/日本独自企画/完全生産限定盤

解説:Willie Nagasaki/中村とうよう(オリジナル・ライナーノーツ)

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1970年に発売されたサンタナの最高傑作セカンド・アルバム『天の守護神』の発売50周年記念盤。

サンタナ初の全米アルバム・チャート1位に輝いた1970年のセカンド・アルバム『天の守護神』(原題:Abraxas)。本作はサンタナの全キャリアを通して最高傑作と評される大ベスト・セラー・アルバムで、これまで全世界で1,000万枚以上のセールスをあげている。シングル・カットされたフリートウッド・マックのカヴァー「ブラック・マジック・ウーマン」は、全米シングル・チャートで4位のヒットを飛ばすとともに日本でのサンタナ人気に火をつけた楽曲として知られ、“サンタナ=ラテン・ロック”を最も象徴する1曲となった。

その他にも、ニューヨーク・ラテンの重鎮ティト・プエンテ作の「僕のリズムを聞いとくれ」(原題:Oye Como Va)や、美しいギター・インストゥルメンタル・バラード「君に捧げるサンバ」(原題:Samba Pa Ti)といった初期代表曲が収録されている。このオリジナル・ステレオ盤の発売から2年後の1972年に登場したのが4chサラウンド・ミックス=クアドラフォニック盤である。当時は日本盤も発売されたが、’80年代のCD移行後は海外で’00年代初頭にDTSフォーマットで発売(現在廃盤)されたのが唯一で、SA-CDでのマルチ・チャンネル化は今回が世界初となる。

9月28日に発売された『サンタナーSA-CDマルチ・ハイブリッド・エディションー』同様に、本エディションもオリジナル・4chミックス・マスター音源を日本のソニー・ミュージックスタジオにて世界で初めてDSDマスタリングを施し、SA-CD 2chとCDも再生可能なハイブリッド・ディスク仕様となっている。SA-CD 2ch、CD層共にオリジナル・2chミックス・マスター音源からの最新リマスター盤となっているが、やはり最大の聴きどころはSA-CD 4ch。カルロス・サンタナのギターやグレッグ・ローリーのキーボードが4本のスピーカーをぐるりと周回したり、様々なリズム楽器が聴き手を囲むように四方八方から賑やかに鳴る様など、ステレオ・ミックスとは異次元のサウンドスケープを楽しめる。

さらに、所々でステレオ・ミックスには存在しないアザー・テイク(「マザーズ・ドーター」ではニール・ジョーン初参加ソロも!)や、マスター・テープに残るメンバーの生々しいシャウトがそのまま採用されていることなども、このクアドラフォニック・ミックスの希少性を感じさせる。パッケージは日本盤クアドラフォニックLPを精巧にリサイズした7インチ紙ジャケット仕様となり、当時の日本盤アナログ・シングル・ジャケットやオリジナルLPに封入されていたポスターを復刻している。サンタナの日本独自50thアニヴァーサリー・シリーズ第2弾!


【SA-CDマルチ・ハイブリッド・エディションの特徴】

●【SA-CD 4ch】 1972年に登場したクアドラフォニック盤のアナログ・4chミックス・マスター音源を日本のソニー・ミュージックスタジオにて世界で初めてDSDマスタリングした高音質サラウンド・ミックス

●【SA-CD 2ch / CD】 アナログ・2chミックス・マスター音源を新たにDSDマスタリングした高音質ステレオ・ミックス / CD層も新たにマスタリング(共にMobile Fidelityから2017年に発売されたハイブリッド盤とは別マスタリング)

●日本盤クアドラフォニックLPのアートワークを初刻した7インチ紙ジャケット

●US盤オリジナル・クアドラフォニックLPのゴールド・レーベルを再現

●クアドラフォニクの日本版広告がプリントされたインナー・バッグ

●オリジナルLPに封入されていたポスターをリサイズ復刻

●「Black Magic Woman」「Oye Como Va」「Samba Pa Ti」の日本盤シングル・ジャケット復刻

●日本盤クアドラフォニックLP初版帯復刻

●懐かしの1970年オリジナル・ライナーノーツ、2006年ライナーノーツの改訂版+新規解説付ブックレット

●2020年最新リマスター盤

【収録曲】

  1. Singing Winds, Crying Beasts / 風は歌い、野獣は叫ぶ
  2. Black Magic Woman / Gypsy Queen / ブラック・マジック・ウーマン/ジプシー・クイーン
  3. Oye Como Va / 僕のリズムを聞いとくれ
  4. Incident at Neshabur / ネシャブールの出来事
  5. Se A Cabo / すべては終わりぬ
  6. Mother’s Daughter / マザーズ・ドーター
  7. Samba Pa Ti / 君に捧げるサンバ
  8. Hope You’re Feeling Better / ホープ・ユー・アー・フィーリング・ベター
  9. El Nicoya / エル・ニコヤ

全米チャート1位を獲得!
全世界で1000万枚超えという驚異的なセールスを記録する大名盤。

全米アルバム・チャートで4位まで駆け上ったデビュー・アルバム『サンタナ』でその存在を世界に知らしめたサンタナは、早くも2作目の『天の守護神(アブラクサス)』(1970年作)で全米1位を獲得、更なる飛躍を遂げた。そしてこの度、全世界で1000万枚超えという驚異的なセールスを記録しているこの大名盤が、世界で初めてSA-CDマルチ・チャンネル化となった。先日発売された『サンタナーSA-CDマルチ・ハイブリッド・エディションー』に続く、全世界のサンタナ・ファンが待ちわびたゴールデン・エディションだ。手短ながら楽曲ごとの聴きどころを紹介しよう。

戦慄すら覚える「風は歌い、野獣は叫ぶ(シンギング・ウインズ、クライング・ビースツ)」は、マイケル・カラベロとデイヴィド・ブラウンを中心とするメンバーの妖艶なトーンと躍動するリズム、そして奇怪な音響効果で魔界から吹き荒ぶ風と野獣達の叫びを見事に表現した。これらは既にステレオ盤でも立体的なミックスが施されていたが、サウンド・エンジニアのラリー・キイズによる卓越したクアドラフォニック・リミックスで、より一層神秘性と完成度が増した(左チャンネルのカラベロが振るシェイカーに注目)。

ピーター・グリーン(2020年7月死去)作曲による 大ヒット・ナンバー「ブラック・マジック・ウーマン」のイントロダクションは、グレッグ・ローリーの黒魔術を感じさせる印象的なパターンが冒頭から左右に振れ、各スピーカーをぐるりと回る。カルロスのテーマ・メロディー前半部分では、キューバン・リズムを司るクラーベが前方左チャンネルから聴こえてくる。ギター・リフやノイズが目まぐるしく回転しながらお馴染みの「ジプシー・クイーン」に突入し、そのままチャンネル全開で賑やかに展開する。その最中でカラベロが何度も発するステレオ盤にはない雄叫びにハッ!とさせられはずだ。

「僕のリズムを聞いとくれ(オジェ・コモ・ヴァ)」でもラテン・パーカッションを代表するグイロ、そしてメンバーのコーラス・ワークが強調されている。この曲もクアドラ・ミックスで更にラテン・ムード溢れる面白いナンバーに仕上がり、特に曲半ばにおけるブリッジはグレッグのコード・ワークがバンド全体を掻き消す程の音量で広がり、またもや仰天してしまう。

▲『天の守護神ーSA-CDマルチ・ハイブリッド・エディションー』ライナーノーツ(文・Willie Nagasaki)よりテキスト抜粋。フル・ヴァージョンは実際の商品でお楽しみください。


SANTANA

サンタナ

メキシコ出身。ヴァイオリニストの父の影響で5歳でヴァイオリンを、8歳でギターを弾き始める。サンフランシスコに移住し、1966年に“サンタナ・ブルース・バンド”を結成。1969年に“サンタナ”としてデビュー、同年“ウッドストック・フェスティヴァル”に出演。当時ほぼ無名ながら衝撃的なパフォーマンスで大観衆を魅了し、一気に全米で人気を獲得する。デビュー・アルバム『サンタナ』が全米チャート4位、2ndアルバム『アブラクサス』(邦題『天の守護神』)」が全米チャート1位、シングル「ブラック・マジック・ウーマン」が全米チャート4位と大ヒットを記録、サンタナの初期代表作となる。様々なアーティストとコラボレーションした1999年のアルバム『スーパーナチュラル』が特大のブレイク、マッチボックス・トゥウェンティのロブ・トーマスをフィーチャーしたサンタナ初の全米No1ヒット・シングル「スムーズ」はビルボード12週連続1位、アルバムも同じく12週連続1位という驚異的な成功を収める。続くシングル「マリア・マリア」も10週連続1位を記録し、2枚のシングルで全米チャート1位の座を約半年間も独占するという歴史的快挙を成し遂げて迎えた2000年の第42回グラミー賞では、最高の栄誉である「最優秀アルバム賞」「最優秀楽曲賞」含む全9部門で受賞し、サンタナの第2黄金期が始まる。2006年に紙ジャケットで再発された1973年の初来日公演を収めたライヴ・アルバム『ロータスの伝説』(1974年)の“22面体ジャケット”が、最多面数を持つアナログLPジャケットとしてギネス世界記録に認定される。ローリング・ストーン誌が選ぶ「最も偉大なギタリスト100」(2003年度版)で15位に選出。これまで25枚のスタジオ・アルバム(カヴァー・アルバム含むサンタナ単独名義のみの作品)を発表。全世界で累計1億枚以上のセールスを記録。

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