『新しき日本語ロックの道と光』アナログ盤発売記念トーク&ミニライヴ&サイン会イベントイベントレポートとスペシャルPHOTOはこちらから!サンボマスター新イベント「FSBM」詳細はこちらから!
2003年12月3日にオリジナル・リリースされたサンボマスターの記念すべきメジャー1stアルバム『新しき日本語ロックの道と光』。
その表題どおり日本語ロックの新たなフェイズを提示した傑作アルバムが、初のアナログ化!
2017年12月3日に行われたサンボマスター初の日本武道館公演でも先行販売され評判を呼んだ本作が、タワーレコード、HMV、Sony Music Shop限定商品として販売されることとなった。
オリジナルマスターを巨匠バーニー・グランドマンがカッティングし、音質に定評のある米国のQuality Record Pressingsでプレス。
アナログならではの音質でサンボマスターのロック魂を感じてほしい。
『新しき日本語ロックの道と光』アナログ盤発売記念トーク&ミニライヴ&サイン会イベントレポート
2018年2月5日(月)
タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIO/200人満員
2003年12月3日にオリジナルCDリリースされたサンボマスターの記念すべきメジャー1stアルバム『新しき日本語ロックの道と光』。文字通り日本語ロックの新たな局面と可能性を提示した傑作アルバムとして邦楽シーンに刻まれているが、今冬、世代を超えた多くのリスナーのリクエストに応え、発売から15年目で初めてアナログ盤化が実現。オリジナルマスターを巨匠バーニー・グランドマンがカッティングし、音質に定評のある米国のQuality Record Pressingsでプレス。『新しき日本語ロックの道と光』アナログ盤は、2017年12月3日に行なわれたサンボマスター初の日本武道館公演でも先行販売され話題を呼んだが、更なる多くのファンの要望に応える形で現在はタワーレコード、HMV、Sony Music Shop限定商品としても発売中。そして、2月5日、タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOで『新しき日本語ロックの道と光』アナログ盤の発売を記念してインストアイベントが開催された。
タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOで用意された椅子約100席は開場と同時にあっという間に埋まってしまい、同じ人数の立ち見のファンも会場を埋める盛況ぶり。心地良い熱気のなか、サンボマスター旧知の音楽ライターでこの日の司会者フジジュン氏に導かれ、メンバー3人=山口隆(唄とギター)、近藤洋一(ベースとコーラス)、木内泰史(ドラムスとコーラス)=が登壇。「おいおい、まだ紹介もしていないのに勝手に座るなよ(笑)(フジジュン)」。突っ込まれたメンバーが笑いながら着席し直す気心のしれた間柄を披露。サンボマスターの楽屋をそのまま公開するようなアットホームなトークタイムが始まった。
トークタイムは『新しき日本語ロックの道と光』アナログ盤をメンバーとファンが一緒に試聴。メンバー自らが制作秘話を語る贅沢な時間は、山口がレコード盤に針を落とし冒頭を飾る「愛しき日々」から始まった。1stアルバムの想い出や曲作りの背景を回想し始めた鼎談式の“生ライナーノーツ”は、気がつけばアマチュア時代を含む予想以上の大暴露大会の様相に。「あ、これ絶対に書かないでね(山口)」と念を押しながら飛び出すマル秘エピソードの連続にはファンも拍手喝采。
「このアルバムを作っている時に自分たちが武道館のステージに立つなんて考えてもみなかったよね。発売日と同じ(昨年)12月3日に演奏できたことも嬉しかったし、こういうみんなに聴いてもらえるアルバムを残せたことはホントに幸せだなぁと思いますよ」(木内)
「ホントだよね……あ、そういえばコンちゃん(近藤)とさ、<さよならベイビー>で意見が割れたことを急に思い出したよ。あんまりそういうことは今もないんだけど、あの時はあったよね??」(山口)
「え、何があったんですか?」(フジジュン)
「え、理由は覚えてないけど」(山口)
(会場爆笑)
「(山口さんが)名盤はアルバム7曲目に名曲が収録されている説を唱えるもんだから」(近藤)
「あ、そうだ!オレ唱えた」(山口)
「オレはその時、そんなことばかりじゃないと思いますよ、って言っただけ」(近藤)
(会場爆笑)
「……とにかく言いたいことは、このアルバムを作っていなかったら、いま俺たちはここにいないということなんですよ。何にも考えてなくて、売れるとも思っていなくて、お金もなくて。でもよくわかんないんだけどさ、自信だけはあったんだよね」(山口)
約1時間におよんだ爆笑試聴会トークのあとは、この日のハイライトでもある『新しき日本語ロックの道と光』からの厳選スペシャル・ミニライヴが展開された。通常のライヴセットと同じ機材を持ち込むほどメンバーの気合も充分。「夜汽車でやってきたアイツ」でいきなり熱いパフォーマンスを繰り広げ一気に会場のボルテージを上げ、「そのぬくもりに用がある」に畳み掛けていく。振り絞るヴォーカル&短いストラップでの高位置ストロークの山口。歌詞にリズムが寄り添うサンボマスターとしての重要なポジションを担うベースの近藤。ステージど真ん中でスティックを高く突き上げるドラムの木内。不動の3ピースバンドの勇姿に喝采をおくるファンたち。合唱も巻き起こったラストナンバー「さよならベイビー」では山口が叫んだ。「なんかデビューしたあのころの気持ちと全然変わんないぞー!」。
終演後にはメンバーが『新しき日本語ロックの道と光』アナログ盤ジャケットに直筆サインするちょっと贅沢な空間も用意された。いつもとは違うサンボマスターと過ごした時間。参加したファンにとっては忘れられない夜となったようだ。最後に、その“日本語”の声をお届けする。
「毎回ツアーは観に行っているのですが、今日は特別でしたね。彼らが『新しき日本語ロックの道と光』のことをここまで話したことはなかったと思う。12月の初武道館の後夜祭という感じがして楽しかったです」(35歳・男性)
「いつもサンボマスターから生きる希望をもらっていますが、今日も熱かったですね。座ってトークを聴いて、座って演奏を観て、並んでサインを貰う。今までにない体験も新鮮でした」(22歳・女性)
「『新しき日本語ロックの道と光』は刷り込まれたCD音が自分の身体に流れているので、アナログの分厚さというか、奥行きを感じる音に驚きました。サンボマスターはアナログ向きのアーティストなのでしょうか?」(29歳・女性)
「今日はこのために福島から来ました。高校生の時に出会った<ラブソング>に感銘を受けたサンボマスターの大ファンになり、そこから遡ってたどり着いたのが『新しき日本語ロックの道と光』でした。今日は制作の裏側まで聞けたのが嬉しかったです。これから福島に帰りま~す」(25歳・女性)
「メンバーのサインが欲しくて今日はアナログ盤を買ったのですが、家に再生する機械がありません。額に入れて飾っておきます(笑)」(27歳・男性)
「『新しき日本語ロックの道と光』は僕の人生サウンドトラックみたいなものです。サンボを聴いてバンドも始めたし、サンボを聴きすぎて彼女にも嫌われたし、今日も仕事を早退して埼玉からサンボに会いにきました。サンボには責任を取ってもらいますから(笑)」(33歳・男性)
◎レポート・文/安川達也(otonano編集部) 写真/佐々木理趣(otonano編集部)
FSBM
たかしの今夜も最高!!
日程:4月18日(水)
時間:開場18:00/開演19:00
会場:恵比寿LIQUIDROOM
料金:オールスタンディング¥3,996(税込、D別)
【出演】
LIVEゲスト:サニーデイ サービス
トークゲスト:渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)
DJ:松本素生(GOING UNDER GROUND)
お問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999(平日12:00-18:00)http://www.red-hot.ne.jp
≪VINTAGE TICKET先行≫
受付期間:2/22(木)12:00~2/25(日)23:00
当落確認&入金期間:2/27(火)13:00~3/1(木)21:00
枚数制限:お一人様4枚まで
チケット発券開始日:3/28(水)14:00~
受付URL:http://www.vintage-rock.com/ticket.html(PC・モバイル共通)
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サンボマスター新イベント「FSBM」とは?
freedom&sambomaster、feel sambomaster、f×××××’ sambomaster、father.sister.brother&mother など色々な意味を持つこのイベント。メンバーそれぞれが、好きな音楽やファッション、その他様々なカルチャーで遊び倒す、不定期開催のイベントです。
第一回のオーガナイザーは山口隆! 下北沢カルチャーを掘り下げる「たかしの今夜も最高!!」。
出演はサンボマスターの他、LIVEゲストにサニーデイ サービス、トークゲストに渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)、DJに松本素生(GOING UNDER GROUND)を迎える。また、山口も多大に影響を受ける、下北沢の名店:フラッシュ・ディスク・ランチやCITY COUNTRY CITY、DISC SHOP ZEROなど、レコード店からのアナログ特別出店販売ブースも設ける。