プログレッシヴ・ロック 紙ジャケット・コレクション
Sony Music Progressive Rock Paper Sleeve Collection Vol.3 American Rock
第3弾 アメリカン・ロック編
2021.9.22 RELEASE

完全生産限定 / 1CD 各¥2,310税込 / 新規書下ろし解説 / 2021年最新リマスター音源 / 高品質Blu-spec CD2

第3弾は待望のアメリカン・ロック編!!!

ソニーミュージックが誇るプログレッシヴ・ロックのカタログを、最新リマスター音源、紙ジャケット&Blu-spec CD2でリリースするファン垂涎のコレクション・シリーズ

●クラシック、ジャズ、現代音楽、民族音楽など、あらゆる要素をロックに採り入れ、叙情的でドラマティックでコンセプチュアルな作風、高い演奏技術や変拍子の活用、シンセサイザーやメロトロンといった近代的な楽器の多用など、限りなくオリジナリティを追求し続ける進歩的な音楽概念がプログレッシヴ・ロックであり、その革新性や実験的なアプローチがこのジャンルの最大の魅力である。

●1969年にリリースされたキング・クリムゾンの『クリムゾン・キングの宮殿』を発端としてわき起こったこの斬新な音楽性は、ピンク・フロイド、イエス、ジェネシス、EL&Pといった英国勢に留まらず、世界中のロック・ミュージシャンに影響を与え、一大プログレ・ブームを巻き起こしている。日本ではピンク・フロイドの『原始心母』の帯キャッチに「ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり!」と書かれたフレーズからプログレッシヴ・ロックという言葉が使われるようになったと言われている。

●ソニーミュージックが所有する莫大なカタログから、ブリティッシュ・ロックのみならずユーロピアン・ロック、アメリカン・ロックなど、プログレッシヴ・ロックに属する作品を毎回テーマ別にわけてリリースしていく。既発作品に関しても、ほとんどのタイトルが久しぶりの国内リリースとなり、まさに待望の再発シリーズとなっている。

●2019年にリリースされた第1弾『イタリアン・ロック編』と第2弾『ブリティッシュ・ロック編』の好評を受けて第3弾の発売が決定。第3弾は、待望のアメリカン・ロック編。世界の経済や文化、政治における中心的存在であるアメリカは、人種の坩堝でもあることから様々な音楽ジャンルの発祥の地となった。中でも南部ニューオーリンズで生まれたジャズは、世界中のミュージシャンの注目の的となったうえ、さらにジャズ・ロックやフュージョンといったミクスチャー・ミュージックの拠点として発展していく。ロックにジャズ、クラシック、民族音楽などが融合して生まれたものがプログレッシヴ・ロックの定義だとすれば、この国の音楽の多様性はそのままプログレッシヴ・ロック・アーティストのヴァリエーションに直結していると考えられる。

●アメリカからは多種多様なプログレッシヴ・ロック・アーティストが次々と誕生した。後に産業ロックと呼ばれるようになるポップな側面を際立たせたアーティストが多いのもアメリカの特徴のひとつで、70年代後半になると、カンサスやジャーニー、ボストン、スティクスなどがワールドワイドでヒットを放ち、それに追従するようなプログレ・ポップ・バンドが数多く生まれた。またジャズ・ロックの分野ではマハヴィシュヌ・オーケストラやリターン・トゥ・フォーエヴァーといった著名ジャズ・ミュージシャンによるスーパー・バンドが台頭するなど、技巧的な面でもアメリカは常にリーダーシップをとってきた。今回はCBS、Epic、アリスタなど、多彩なレーベルに残された名盤群の中から厳選されたプログレッシヴ・ロック、ジャズ・ロック等の作品がラインナップされている。特に今回は日本初紙ジャケット化作品が多いことや、28年ぶりの国内発売が叶った作品など、ソニーミュージックが誇る莫大なアーカイブから厳選されたタイトルばかりが並んでいるのが特徴となっている。

The Flock『The Flock』ザ・フロック 『ザ・フロック』

1965年に結成されたヴァイオリン・ジャズ・ロックの先鋒といえるザ・フロックのデビュー作。ジェリー・グッドマンの壮絶なヴァイオリンとパワフルなブラス・セクションを擁するアメリカン・プログレ黎明期の必聴作!

ザ・フロック 『ザ・フロック』The Flock『The Flock』

品番:SICP-31455

1969年作品[日本初紙ジャケ化]/ Eシングル・ジャケット / 復刻歌詞カード付 / 歌詞・対訳付

1965年にシカゴで結成されたザ・フロックのデビュー作。シカゴやチェイス、ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズなどのブラス・ロック勢と肩を並べる実力派でありながら、壮絶ヴァイオリン奏者ジェリー・グッドマンの加入により、ヴァイオリン・ロック、ジャズ・ロックとして完成度の高い作品に仕上がっており、米プログレッシヴ・ロックの夜明けを感じさせる傑作。28年ぶりの国内発売。未収録曲、シングル・ヴァージョンなど6曲のボーナス・トラックを収録。日本盤初紙ジャケ化。

ボーナストラック6曲収録

ANDERSON BRUFORD WAKEMAN HOWE / ANDERSON BRUFORD WAKEMAN HOWE アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ / 閃光

  1. イントロダクション
  2. クラウン
  3. アイ・アム・ザ・トール・ツリー
  4. タイヤード・オブ・ウェイティング
  5. ストアー・ボート・ストアー・ソート
  6. トゥルース

    Bonus Tracks
  7. ホワット・ウッド・ユー・ドゥ・イフ・ザ・サン・ダイド?
  8. ロリポップス・アンド・レインボウズ
  9. タイヤード・オブ・ウェイティング(シングル・ヴァージョン)
  10. ストアー・ボート・ストアー・ソート(シングル・ヴァージョン)
  11. クラウン(パート 1)
  12. クラウン(パート 2)

Stardrive 『Stardrive』スタードライヴ 『スタードライヴ』

『アメリカが誇るシンセサイザーの奇才、ロバート・メイソン率いるスタードライヴのセカンド・アルバム。独自にカスタムメイドした世界初のポリシンセが所狭しと唸りを上げる、シンセ・ロックの金字塔的作品。

Stardrive 『Stardrive』スタードライヴ 『スタードライヴ』

品番:SICP-31456

1974年作品[日本初紙ジャケ化]/ E式シングル・ジャケット

シンセ奏者ロバート・メイソン率いるスタードライヴのセカンド・アルバム。ドラム、ベース、ギター、シンセサイザーという特殊な編成でジャズ・ロックを基調としつつ、シンセ・ミュージック、コズミック・ミュージック、ジャズ・ファンク、ディスコなど、ジャンルの枠を超えた広大な宇宙空間を演出している。本作と同時期に録音されたミニマル・シンセの長編曲をボーナス・トラックとして収録。22年ぶりの国内発売。日本盤初紙ジャケ化。

ボーナストラック1曲収録

Stardrive 『Stardrive』スタードライヴ 『スタードライヴ』

  1. ファンカセンションズ
  2. バラード(Ⅰ)
  3. ジュピタージャンプ
  4. パルサー
  5. バラード(Ⅱ)
  6. エアー・ソース
  7. バラード(Ⅲ)
  8. ジャーニー

    Bonus Tracks
  9. サイコアルケミー

Pavlov's Dog 『Pampered Menial』パブロフス・ドッグ 『禁じられた掟』

『アメリカン・プログレの代表格パブロフス・ドッグのデビュー作。常人離れしたデイヴィッド・サーカンプの壮絶ヴィブラート・ヴォーカルや弦楽器奏者を含む卓越したテクニシャン7人による鉄壁のアンサンブルが聴ける傑作。

パブロフス・ドッグ 『禁じられた掟』Pavlov's Dog 『Pampered Menial』

品番:SICP-31457

1975年作品 / A式セミダブル・ジャケット / 歌詞・対訳付

1972年にミズーリ州セントルイスで結成。アメリカン・プログレの象徴として日本で紹介されたパブロフス・ドッグのデビュー作。ダブル・キーボード&弦楽器奏者を擁する7人編成で、デイヴィッド・サーカンプの超高域ヴォイスはまさに神がかった声として人気を博した。代表曲「ジュリア」は他の追従を許さない圧倒的な叙情性を持つ名曲中の名曲。

パブロフス・ドッグ 『禁じられた掟』Pavlov's Dog 『Pampered Menial』

  1. ジュリア
  2. 晩秋
  3. ソング・ダンス
  4. ファスト・ガン
  5. ナッチェス・トレース
  6. 地下鉄のスーの詩
  7. エピソード
  8. 序曲
  9. すべての王のなかで

David Sancious 「Forest Of Feelings」デイヴィッド・サンシャス 『フォレスト・オブ・フィーリングス』

キーボードとギターを巧みに操るマルチ・アーティストのソロ・デビュー作。クラシックとジャズの融合、変拍子の多用、豪快なシンセ・プレイなど、プログレに必要な要素をすべて兼ね備えた必聴作。

デイヴィッド・サンシャス 『フォレスト・オブ・フィーリングス』David Sancious 「Forest Of Feelings」

品番:SICP-31458

1975年作品[日本初紙ジャケ化]/ E式シングル・ジャケット

ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンド出身でピーター・ガブリエルやスティング、ズッケロなどとの共演で知られるデイヴィッド・サンシャスのソロ・デビュー作。Eストリート・バンド時代の盟友アーネスト・カーター(ds)とジェラルド・カーボーイ(b)とともにトリオ・バンドのトーンを結成し、本作はトーンのデビュー作でもある。ビリー・コブハムのプロデュースで恐ろしいまでの緊張感が漂うフュージョン/プログレの必聴作。ボーナス・トラック1曲収録。日本盤初発売&初紙ジャケ化。

ボーナストラック1曲収録

デイヴィッド・サンシャス 『フォレスト・オブ・フィーリングス』David Sancious 「Forest Of Feelings」

  1. カサンドラ組曲
  2. カム・オン・イフ・ユー・フィール・アップ・トゥ・イット...(アンド・ゲット・ダウン)
  3. イースト・インディア
  4. ディキシー
    a)マーチ・オブ・ザ・コンディションド・ソウルズ
    b)シヴィル・ウォー・オブ・ザ・ソウルズ
  5. ザ・フォレスト・オブ・フィーリングス
  6. ジョイス #8
  7. クリスタル・イメージ
  8. ワン・タイム
  9. ファーザー・イン・ザ・フォレスト・オブ・フィーリングス

    Bonus Tracks
  10. プロミス・オブ・ライト

American Tears『Tear Gas』アメリカン・ティアーズ 『ティア-・ガス』

70年代のアメリカン・プログレ・ハードを代表するキーボード・トリオ・バンド、アメリカン・ティアーズの2作目。マルチ・キーボーディスト、マーク・マンゴールドの弾くオルガン、シンセ、メロトロンが際立つ傑作。

アメリカン・ティアーズ 『ティア-・ガス』American Tears『Tear Gas』

品番:SICP-31459

1975年作品 / A式シングル・ジャケット / 復刻内袋&ステッカー付 / 歌詞・対訳付

米のキース・エマーソンと呼ばれたマルチ・キーボーディスト、マーク・マンゴールド率いるキーボード・トリオ・バンド、アメリカン・ティアーズの2作目。饒舌なキーボード・プレイやポップなヴォーカルにキャッチーなメロディーなど、カンサスとの共通因子も感じさせる70年代のアメリカン・プログレッシヴ・ハードを牽引した代表作。マンゴールドは後にタッチを結成してブレイクを果たす。

アメリカン・ティアーズ 『ティア-・ガス』American Tears 『Tear Gas』

  1. バック・ライク・ミー(パート Ⅰ & Ⅱ)
  2. シャロン
  3. シリアス・ブルー・ボーイ(セイル・オン)
  4. ティアー・ガス
  5. アイ・ソウ・ア・ソルジャー
  6. ザ・ウォー・ラヴァー
  7. フランキー・アンド・ザ・ミジェット

Starcastle 『Starcastle』スターキャッスル『スターキャッスル』

アメリカのイエスと称された6人組シンフォニック・ロック・バンド、スターキャッスルのデビュー作。ツイン・ギター編成を活かした複雑な構成やスピーディーな場面展開など、本家顔負けのオリジナリティは圧巻!

スターキャッスル 『スターキャッスル』Starcastle 『Starcastle』

品番:SICP-31460

1976年作品 / A式シングル・ジャケット / 復刻内袋付 / 歌詞・対訳付

1969年にイリノイ州シャンペーンで結成されたスターキャッスルのデビュー作。テリー・ルトゥレル(元REOスピードワゴン)によるハイトーンのヴォーカルをはじめ、曲想、演奏力、サウンド、アレンジなど、本家イエスをイメージさせる要素は多いものの、米バンドならではの爽やかなコーラス・ワークや軽快な風を感じさせる疾走感など、オリジナリティに溢れるアメリカン・プログレ&ハードを代表する逸品。ボーナス・トラックとして、大作「レイディ・オブ・ザ・レイク」のRadio Edit Versionを収録。

ボーナストラック1曲収録

スターキャッスル『スターキャッスル』Starcastle 『Starcastle』

DISC 1

  1. レイディ・オブ・ザ・レイク
  2. エリプティカル・シーズンズ
  3. フォーシズ
  4. スターゲイト
  5. サンフィールド
  6. トゥ・ザ・ファイアー・ウィンド
  7. ノヴァ

    Bonus Tracks
  8. レイディ・オブ・ザ・レイク(Radio Edit Version)

Happy The Man 『Crafty Hands』ハッピー・ザ・マン 『クラフティー・ハンズ』

「アメリカのジェントル・ジャイアント」との異名をとる米屈指のテクニカル/シンフォ・プログレ・バンド、ハッピー・ザ・マンの2作目。ジャズ・ロックにも通じる強烈なアンサンブルに耳が釘付けとなる最高傑作。

ハッピー・ザ・マン 『クラフティー・ハンズ』Happy The Man 『Crafty Hands』

品番:SICP-31461

1978年作品 / A式シングル・ジャケット / 歌詞・対訳付

60年代末に「ハーフ・アズ・ナイス」のナンバー・ワン・ヒットで知られるエーメン・コーナー出身の5人で結成されたフェア・ウェザーは、アーシーなリズムとアンディ・フェアウェザー・ロウのハスキー・ヴォイスが織りなすブルージー・ソウル・ロックの名盤。キーフによる美麗ジャケットも人気の1枚。旧LPには収録されていなかったタイトル曲を含み、ネオン盤のフォーマットの内容でリリース。さらに、3枚のLP未収録シングルAB面を網羅したボーナス・トラック6曲を収録。アートワーク:キーフ/1971年作品/E式セミダブル・ジャケット/内袋付/歌詞・対訳付/日本初CD化&初紙ジャケ化

ハッピー・ザ・マン 『クラフティー・ハンズ』Happy The Man 『Crafty Hands』

  1. サービス・ウィズ・ア・スマイル
  2. モーニング・サン
  3. イビィー・イット・イズ
  4. スティーミング・パイプス
  5. ワインド・アップ・ドール・デイ・ウィンド
  6. オープン・ブック
  7. アイ・フォゴット・トゥ・プッシュ・イット
  8. ザ・ムーン、アイ・シング

DANDO SHAFT/ DANDO SHAFT ダンドゥ・シャフト / ダンドゥ・シャフト

ファーギー・フレデリクセン(TOTO)が在籍していたことで知られる5人組トリリオンのデビュー作。マルチ・キーボーディスト、パトリック・レオナルドの抜群のセンスが光るアメリカン・プログレ/ポップ秘蔵の一枚。

トリリオン 『氷牙』Trillion 『Trillion』

品番:SICP-31462

1978年作品[日本初紙ジャケ化]/ A式シングル・ジャケット / 復刻内袋付 / 歌詞・対訳付

後にTOTOに加入するファーギー・フレデリクセンが在籍していたことで知られる5人組、トリリオンのデビュー作。マドンナのプロデューサーとして著名となるマルチ・キーボーディスト、パトリック・レオナルドを中心に構築される、ハードでポップでシンフォニックでカラフルなサウンドはアメリカならではのもの。ボストンやカンサス、ジャーニーなどと同系統のハイ・エナジーを感じさせるアメリカン・プログレ/ポップ渾身の作品。日本盤初紙ジャケ化。

トリリオン 『氷牙』Trillion 『Trillion』

  1. ホールド・アウト
  2. ビッグ・ボーイ
  3. ギヴ・ミー・ユア・マネー、ハニー
  4. ネヴァー・ハッド・イット・ソー・グッド
  5. メイ・アズ・ウェル・ゴー
  6. ファンシー・アクション
  7. ハンド・イット・トゥ・ザ・ウィンド
  8. ブライト・ナイト・ライツ
  9. チャイルド・アポン・ジ・アース