ポーキュパイン・ツリー 『クロージャー/コンティニュエイション』(Closure/Continuation  Porcupine Tree)

スコールのようなノイズとよく伸びる哀愁たっぷりのメロディを
同じくらい擁する先進的なロック・ミュージックが、
無数のエレクトロニックなフィルターを通じて送り込まれてくる…

ポーキュパイン・ツリー

クロージャー / コンティニュエイション

Closure / Continuation Porcupine Tree

2022.6.24 全世界同時発売

先鋭的なサウンドとジャンルを超えた音楽性で人気を獲得している 英国プログレッシヴ・ロック・バンド、ポーキュパイン・ツリーの約13年ぶりの新作!

●Porcupine Tree 「Harridan」(Official Lyric Video)

  • ●先鋭的なサウンドやジャンルを超えた音楽性は、新しいサイケ/プログレ・スタイルとして注目され、90年代以降のネオ・プログレッシヴ・ロック・シーンを牽引したポーキュパイン・ツリー。
  • ●本作『クロージャー/コンティニュエイション』は約13年ぶり11作目のスタジオ・アルバム。
  • ●過去10年の間に密かに散発的に録音され、ツアー活動が奪われてしまった2020〜21年の間に完成させた。
  • ●アルバムは冒頭から数秒間、雷のように轟く激しいベースラインが迷宮のように入り組んだ「ハリダン」の到来を告げるところから始まり、すさまじい勢いで旋回するクロージング曲「キメラズ・レック」、エレクトロニックに徹した音の土台が原動力となる「ウォーク・ザ・プランク」、夢見心地な響きが豪華な音の渦へと移行していく「ディグニティ」など、聴きどころが多い。
  • ●英国有数の革新性と影響力の大きさを誇るバンドの、見事かつタイムリーな復帰作といえる充実した内容となっている。
  • ●長い活動休止を経て、13年ぶりとなるアルバムをリリースし、ポーキュパイン・ツリーは活動を再開。
  • ●『クロージャー/コンティニュエイション』を引っ提げて、2022年秋に大規模な南北米・カナダ、ヨーロッパ・全英ツアーを行うことを発表。彼らにとっては2010年10月以来のツアーとなる。 

●Porcupine Tree 「Of The New Day」(Official Lyric Video)

ポーキュパイン・ツリー 『クロージャー/コンティニュエイション』(Closure/Continuation  Porcupine Tree) ポーキュパイン・ツリー『クロージャー/コンティニュエイション』
2022年6月24日(金)全世界同時発売
SICP-31546/¥2,750(税込)/高品質Blu-spec CD2/解説:山田順一/歌詞・対訳付
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  • 【収録曲】
  • 1. Harridan ハリダン
  • 2. Of The New Day オブ・ザ・ニュー・デイ
  • 3. Rats Return ラッツ・リターン
  • 4. Dignity ディグニティ
  • 5. Herd Culling ハード・カリング
  • 6. Walk The Plank ウォーク・ザ・プランク
  • 7. Chimera’s Wreck キメラズ・レック

●Porcupine Tree 「Herd Culling」(Single Edit - Official Visualiser)

ポーキュパイン・ツリー、2022年、いきなりの復活宣言であった。

ポーキュパイン・ツリーとメンバーのソーシャル・メディア・アカウントに、“?”のコメントとPTCCのハッシュタグがつけられた謎のティーザーがアップされたのは、2021年10月28日のことだった。続く30日には“01.11.21”のコメントとともに新たな動画が登場し、予告された11月1日には、活動停止以来約12年ぶりとなるUK&ヨーロッパ・ツアーの開催と、09年9月の10作目『ジ・インシデント』に続く新作の『クロージャー/コンティニュエイション』を22年6月24日にリリースすることがアナウンスされた(アルバムからの新曲「ハリダン」のリリック・ヴィデオも同時公開)。バンドのブレインチャイルドであるスティーヴン・ウィルソンは、COVID-19のパンデミックの影響でソロ・ツアーを中止し、23年に発表予定の7枚目のソロ・アルバムの作業に集中すると宣言したばかりだったし、ドラマーのギャヴィン・ハリソンは、その時点で兼任するパイナップル・シーフの22年前半のツアー・スケジュールが発表されており、同じく兼任するキング・クリムゾンの一員として来日しようとしていたタイミングだった。キーボーディストのリチャード・バルビエリもソロ作の『Under A Spell』を発表して間もない状況にあったわけで、メンバーそれぞれがソロ・アクティヴィティに邁進するとばかり思っていた中での、いきなりの復活宣言であった……

▲ポーキュパイン・ツリー『クロージャー/コンティニュエイション』(SICP-31546)ライナーノーツ(山田順一 /Junichi YAMADA)より抜粋。完全版は商品をお求めのうえお楽しみください。

ポーキュパイン・ツリー 『クロージャー/コンティニュエイション』(Closure/Continuation  Porcupine Tree)

Porcupine Tree ポーキュパイン・ツリー

・スティーヴン・ウィルソン(ヴォーカル/ギター/キーボード)[1987年~]

・リチャード・バルビエリ(キーボード)[1993年~]

・ギャヴィン・ハリソン(ドラムス)[2002年~]

現在のメンバーはスティーヴン・ウィルソン、リチャード・バルビエリ、ギャヴィン・ハリソンの3名。彼らは多大な影響力を持ち、留まることを知らない創造力を持つイギリス人ロック・バンドとして、多くのオーディエンスの支持を得てきた。1987年、ウィルソンがシンセ・ポップ・デュオのノー・マンの課外活動として実験的な音楽を出すために思いついたのが始まりだった。90年代初めには正式なバンドへと拡大し、彼のアイデアをレコードとステージの両方でさらに探求する場となった。ポーキュパイン・ツリーが長年の間にコンスタントに進化し続ける中、彼らの発展的な音楽はサイケデリック・ロックやアンビエントでエレクトロニックな音の風景から実験的なポップへ、最終的には“21世紀の名作”『イン・アブセンティア』(クラシック・ロック)でまったく独自の推進力あるメタル・サウンドへとシフトしていった。後年のアルバムはそれらのジャンルをひとつひとつ自然な形で繋ぎ合わせており、ポーキュパイン・ツリーは彼らならではの音楽的宇宙を占領することになった。彼らは1992年の『オン・ザ・サンデイ・オブ・ライフ』から2009年の『ジ・インシデント』まで10作のアルバムをリリース。2010年10月、その時点では彼ら史上最大規模のライヴ公演をロイヤル・アルバート・ホールで行ったのち、活動休止期間に入っていた。

ポーキュパイン・ツリー日本公式サイト

ポーキュパイン・ツリー 『クロージャー/コンティニュエイション』(Closure/Continuation  Porcupine Tree)