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全世界で2億5千万枚以上のセールスを誇り、永遠にロック史に輝く”時代を超越する音芸術”ピンク・フロイド。サイケデリックで幻想的なサウンドと文学/哲学的な歌詞。実験性に溢れた録音手法や常識を超えたスペクタクルなステージング。常にアートと密着しながら、ロックの進化とともに歩み続け、いまもなおさまざまなシーンに影響を与え続けている。1967年デビュー。2017年はデビュー50周年の記念すべき年となる。
そして、ピンク・フロイド「デビュー50周年記念」全オリジナル・アルバムを紙ジャケット仕様で遂に復刻することが決定した。紙ジャケに関しては1982年までの12タイトルが東芝EMIより2001年にリリースされて紙ジャケ史上でも類を見ないトータル15 万枚以上の爆発的な売上を示したものの、完売。その後、長年に渡って再紙ジャケ化を望まれるも、マネージメントからの許諾が降りず、ずっとリリースすることができなかった。全カタログがソニー移籍(*)となった2016年以降、度重なるマネージメントとの交渉の末、遂に正式に日本のみ紙ジャケット仕様でのリリースが許諾された。『夜明けの口笛吹き』から『ファイナル・カット』までの12タイトルは約16年振り、『鬱』『対(TSUI)』は10年振り、『永遠(TOWA)』は初紙ジャケ化となる。
2001年当時はまだ紙ジャケ黎明期で、ジャケットの再現の復刻度合いや封入物含めて、「完璧な再現」とまでは行かなかったが、今回の紙ジャケで現段階で考えうる最高峰の再現を目指す紙ジャケを目指す。英国オリジナル・アナログLPジャケット復刻、付属品等も含めて可能な限り丁寧に復刻。過去2001年EMI紙ジャケでは全てA式(少し厚紙)で統一されていたが、2017年新紙ジャケでは英国オリジナルLPと同じE式で新たに制作、60年代初期の英国盤LPジャケに見られた、バックカバーの「フリップバック」も再現。更には背の上下の絞り、色味、紙質まで含めて、それぞれ個々のLPの特徴を細かい部分まで徹底再現を目指している。2001紙ジャケでは統一デザインの帯だったが、今回の2017新紙ジャケでは一部では数十万で取引されるものもあるほどの超レアな日本初版帯を復刻。オリジナルLPに封入されていたポスターやポストカードなどの特典や当時のLPに添付されていた告知ステッカーなども可能な限り復刻。(レーベル面はHARVESTなどが権利上使用できないためジャケット絵柄がデザインされた現行CDのレーベル面を使用。『狂気』以降のデザインされたカスタム・レーベルは別途封入)。
今回の紙ジャケ発売は2016年1月にピンク・フロイドの全カタログがソニーに移籍して以来、ずっと国内盤CD をリリースできなかったので、ピンク・フロイドの最新CDマスターを使用したソニープレスの国内盤初CD化ということにもなる(**)。これは、日本でのプレス工場が変わるのに伴い、ピンク・フロイドの音を司どるプロデューサー、エンジニア、ジェイムズ・ガスリーの許諾を得る作業をしていたため。ジェイムズ・ガスリー自身が手掛けている「2011年リマスター」のマスターテープを使用し、様々なカッティング、プレスを試し、何度もテスト・プレスを作成して、ジェイムズへ送付、確認、そして彼からこうしてほしいという要請を元にまた再度繰り返し、テストプレスを作成・・・という、こだわりにこだわりあげた職人技で全タイトルの確認作業を行なってきた。そして、最終的に2017年7月末、全タイトル許諾。1年半に渡って、遂にジェイムズ・ガスリーお墨付きの、彼らが求める音を再現するための最良のプレスが実現した(***)。
パッケージ・ビジネス云々・・・の話が言われる作今。デビュー50周年記念ピンク・フロイドの紙ジャケは、そういった流れとは真逆を行く、パッケージ美を追求した芸術品のような作品群。単に出すだけではありません。これまでにも定評のあるソニー紙ジャケ制作の歴史、ノウハウ、技術、英知を結集し、愛情を込めて制作します。そして、紙ジャケ界の最高峰を目指す歴史的なアイテムを作りますのでご期待ください。
(*) デビュー以来『狂気』までピンク・フロイドはEMI所属。『炎』以降はヨーロッパがEMI、それ以外の北米、カナダ、南米、豪州、 日本はCBSソニーが担当することになった。その体制で1990年代後半まで続いたが、その後タイトルごとの契約によって、 ソニーからEMIへカタログが戻る。『対(TSUI)』までのカタログが全て全世界EMIになるも、その後のEMI買収の余波で、 全カタログがワーナーヘ。PINK FLOYD RECORDSを設立し、全原盤がピンク・フロイドの元に。2016年1月全カタログが 日本はソニー・ミュージックに移籍(以前と同じような形でヨーロッパがワーナー、それ以外の北米、カナダ、南米、豪州、日本は ソニーが担当することになった)
(**)①~⑧までは日本でソニーから初めてリリースされるCDとなる。⑨~⑭は最新マスターテープを使用したものとしてはソニーから 初発売。⑮は既発)
(***)マスターテープは2011年のマスターを使用しておりますので、リマスター表記上は「2011リマスター」で表記するように言われて おります(⑮以外)
■1960年代のロンドン・アンダーグラウンド・シーンを賑わせていた彼らが放った鮮烈のデビュー作。初期バンドのブレインチャイルドだったシド・バレットの個性が際立つ本作は、当時のブリティッシュ・サイケデリック・ムーヴメントを象徴する名盤として時代を越えて語り継がれる逸品。ケネス・グレアムの童話『たのしい川べ』の世界観をもとにした幻想的な歌詞とトリップ感溢れるポップなサウンドが一体となった内容は衝撃をもって迎えられ、全英チャートの6位にランク・インした。名曲「天の支配」や9分を越える「星空のドライブ」などフリーク・アウトした楽曲が炸裂する。プロデュースはビートルズのエンジニアも務めたノーマン・スミス。
■シド・バレットがドラッグの過剰摂取によって精神が不安定な状態へと陥り脱退へと向かい、新たなギタリストとしてデヴィッド・ギルモアが迎えられるなど激動のなか制作された2作目。前作のスタイルを踏襲したコズミックなサイケデリック・サウンドに彩られた本作からは、ウィリアム・バロウズの小説にインスパイアされてロジャー・ウォーターズが書き上げた「太陽賛歌」や12分にも及ぶ4部構成からなる表題曲など、この時期のステージにおけるハイライトにもなった名曲が生まれた。アルバムの制作途中でバレットを失ったバンドにとって、その後の4人体制に向けてのスタート地点ともなった重要作。全英チャートでは9位にランク・インされた。
■1971年に公開されたバルベ・シュローデル監督の同名映画のサウンドトラックにしてシド・バレット脱退後の4人体制で制作された初のアルバム。バンド自体がもともと持っていた資質である映像を想起させる音楽性がストーリーと見事にマッチしただけでなく、単体の作品としても成立させるほどの高い完成度を誇る。さまざまなスタイルの楽曲を実験的なサウンド・エフェクツなどを駆使した秀逸なアレンジでまとめ上げており「グリーン・イズ・ザ・カラー」や「シンバライン」といったのちのライヴでの重要なレパートリーにもなったナンバーも収録。当時の彼らが音楽的に幅広いヴァリエーションを持っていたことを窺わせる作品。全英チャート9位。
■1969年4月27日に行なわれたバーミンガム・マザース・クラブ公演と5月2日のマンチェスター商科大学でのステージから人気曲をセレクトした音源を収めたディスク1に加えて、ミュージック・コンクレートなどを取り入れた画期的な新曲を収録したディスク2からなる変則的2枚組アルバム。すでに屈指のライヴ・アクトとなっていた当時のバンドの凄まじいばかりの力量を記録した貴重なドキュメントにもなったライヴ・サイドと4人のメンバーそれぞれが手がけた楽曲に今後の可能性を探るかのようなアヴァンギャルドな手法を施したスタジオ・サイドとの対比が実に印象的な作品。全英9位。全米では初のトップ100入りとなる74位を記録した。
■全英チャート初登場1位、全米でも55位を記録するなど世界的にヒットしたことによりバンドを押しも押されもせぬ存在へと引き上げた傑作であるとともに、ピンク・フロイド=プログレッシヴ・ロックというイメージを決定づけた作品。アナログLPではA面すべてを使った表題曲は実験音楽家のロン・ギーシンが加わる形で制作され、クラシックや現代音楽の素養を含んだ6つのパートからなる壮大なロック・シンフォニーとなった。ロジャー・ウォーターズの手による「もしも」やデヴィッド・ギルモア作の「デブでよろよろの太陽」はライヴでの重要曲ともなるなど4人の個性が爆発した名盤。印象的なジャケットのアートワークはヒプノシスが担当した。
■初めてバンド単独のプロデュースによって制作された本作は4人のメンバーのクリエイティヴィティの均衡が保たれた充実の内容で全英チャート3位、全米で70位を記録。その人気を確固たるものにした。それまでのレコーディングで学んだ録音技術を応用しながら、さらに革新的なアイデアを具現化してみせるなど多彩な音響効果と高い構成力が魅力の作品。アナログLPではB面すべてを使った「エコーズ」は36にもおよぶサウンド・パートを紡いで仕上げた大作にして彼らの代表曲のひとつ。「吹けよ風、呼べよ嵐」は人気プロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャーの入場テーマとしても使われた。ジャケットのアートワークはヒプノシスが手がけている。
(オリジナル帯に使用していた写真が権利的に使用できなくなったため、その部分を変更いたしました。ご了承ください)
■バルベ・シュローデル監督が『モア』に続いて彼らに音楽制作を依頼した1972年公開の映画『ラ・ヴァレ』のサウンドトラック。レコーディングはツアーの合間を縫う形でパリのシャトー・ド・デルヴィーユで行なわれ、わずか13日という短期間で完成させている。本作においても彼らならではの優れた映像喚起力が発揮されており、アルバムとして成立させているのは流石。多彩な楽曲が並ぶなかデヴィッド・ギルモアが作詞作曲したブルージーな「大人への躍動」やロジャー・ウォーターズ作の「フリー・フォア」など聴きどころは多い。全英チャートで6位、全米46位という成績を残した。幻想的なジャケットのアートワークはヒプノシスによるもの。
■現代社会の緊張と抑圧、人間の心のなかに潜む狂気をテーマにした一大コンセプト・アルバムはバンド初となる全米チャート1位を獲得。その後も741週に亘ってランク・インし続け、全世界で5,000万枚以上を売り上げたロック史に残る名盤。全英チャートでも2位を記録。シングル・カットされた「マネー」も全米13位とヒットした。バンドとエンジニアのアラン・パーソンズによって生み出された究極の音世界は圧巻。あまりにも象徴的なジャケットのアートワークはヒプノシスによって光のプリズムをモチーフにデザインされた。本作よりロジャー・ウォーターズがすべての歌詞を手がけている。
■バンドのオリジナル・メンバーだったシド・バレットの不在感をテーマにした彼へのオマージュ溢れるアルバム。冒頭とラストに配した大曲「クレイジー・ダイアモンド」を軸にロイ・ハーパーが客演した「葉巻はいかが」や、のちにバンドの代表曲にもなった「あなたがここにいてほしい」など叙情性に満ちた楽曲を収録。レコーディングはアビイ・ロード・スタジオで行なわれた。特殊ジャケットのデザインはヒプノシスによるもの。前作『狂気』の大ヒットからくるプレッシャーに屈することもなく、英米のチャートで1位を獲得する大ヒット作となった。
■ロジャー・ウォーターズ主導で制作された本作は、人間の世界を動物に置き換えながら社会問題を痛烈に批判したコンセプト・アルバム。曲中にも登場しのちにバンドのアイコンのひとつにもなった豚が、ロンドンのテムズ河にあったバターシー・パワー・ステーションのうえを飛行するジャケットのデザイン・クレジットにはヒプノシスのオーブリー・パウエルとストーム・トーガソンとともにウォーターズの名も記された。その過激とも言える内容に引っ張られるかのようにサウンドもよりタイトで攻撃的になっており、バンド内におけるウォーターズの影響力がさらに強まったことを窺わせる作品。全英チャート2位、全米でも3位を記録するなどヒットした。
(オリジナル帯に使用していた写真が権利的に使用できなくなったため、その部分を変更いたしました。ご了承ください)
■ロジャー・ウォーターズがイニシアティヴを発揮して制作された2枚組ロック・オペラ。ウォーターズ自身を投影したと言われる社会から疎外されたロック・スターを狂言回しに、彼が感じるギャップを壁に例えながら人間の心理の奥底深くに迫る。英米のチャートで1位に登り詰めた「アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(パート2)」を始め「マザー」「ヘイ・ユー」「コンフォタブリー・ナム」など名曲揃い。全英チャートで3位、全米では15週連続で1位となるなどバンドの真骨頂を世に見せつけたメガ・ヒット・アルバム。
■前作『ザ・ウォール』に関連する“ウォール・プロジェクト”の締めくくりとして制作が始まりつつも、結果的には同時期に勃発したフォークランド紛争からの影響が色濃く反映されたアルバム。第二次世界大戦で亡くなったロジャー・ウォーターズの父であるエリック・フレッチャー・ウォーターズへの思いなどを通して、戦争の悲惨さを訴えたこの社会派作品にリチャード・ライトは参加しておらず、ウォーターズ、デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスンの3人にゲストが加わる体制でレコーディングされている。プロデュースはウォーターズとジェイムズ・ガズリー、マイケル・ケイメンが担当。全英チャートでは見事1位に輝き、全米では6位を記録した。
■バンドの核だったロジャー・ウォーターズの脱退とバンドの再始動を巡る名匠使用権の裁判を経てリリースされた新生ピンク・フロイドの第1弾。デヴィッド・ギルモアとニック・メイスンを中心にジム・ケルトナー、トニー・レヴィン、ビル・ペインといった豪華ゲストが参加。作家陣にはアンソニー・ムーアやフィル・マンザネラらが迎えられている。ヴァラエティに富んだ楽曲を収録しながらもギルモアと共同プロデューサーのボブ・エズリンによるサウンド・メイキングが作品に統一感をもたらしている。海岸に本物のベッドを並べて撮影された壮観なジャケットは元ヒプノシスのストーム・トーガソンによるもの。全英/全米チャートでともに3位を記録。
(当初①ステッカー ②ポスター2種 ③チケット・アプリケーション・カードを封入予定でお知らせしておりましたが、最終的にピンク・フロイド側より許諾が降りず、残念ながら収録することができなくなりました。ご了承ください)
■デヴィッド・ギルモア、ニック・メイスン、リチャード・ライトの3人にティム・レンウィック、ガイ・プラットを始めとする多数のゲスト・ミュージシャンを迎えて制作されたアルバム。英国下院で議決に使われる鐘の名をタイトルに冠し、ストーム・トーガソンが手がけたジャケットはウォーターズとの裁判で感じられた対立を表わしているとされている。プロデュースはボブ・エズリン。ミックスはクリス・トーマスが担当。ギルモアのギター・ソロが光る「孤立」はグラミー賞ベスト・ロック・インストゥルメンタル部門を受賞。またシングル・カットされた「テイク・イット・バック」がスマッシュ・ヒット。英米ともに1位を獲得したベストセラー作品。
■1994年『対(TSUI)』以来20年振りとなる奇跡のニュー・アルバム。プロデュースをデヴィッド・ギルモア、フィル・マンザネラ(ロキシー・ミュージック)、ユース(キリング・ジョーク、ポール・マッカートニーとのザ・ファイアーマン)、アンディ・ジャクソン(近年のピンク・フロイド作品のレコーディング・エンジニア)が手掛け、神秘的なアルバムのアートワークのクリエイティヴ・ディレクターはヒプノシスのオーブリー・パウエルが担当。キーボードのリック・ライトは2008年に死去。この作品はリック・ライトへのトリビュートであり、彼の生前の演奏も収録。が美しき音風景で綴られたピンク・フロイドとしてのフィナーレ、最終章。
最初期メンバー:ロジャー・ウォーターズ/シド・バレット/リチャード・ライト/ニック・メイソン
プログレッシヴ・ロックの代表バンド、ピンク・フロイド。もともとは'60年代半ば、サイケデリック・ロック・バンドとして、天才シド・バレット(G, Vo)を中心に結成された。他のメンバーは、ロジャー・ウォーターズ(B)、リック・ライト(Key)、ニック・メイソン(Dr)。バンド名は、ピンク・アンダーソン、フロイド・カウンシルという2人のブルースマンから取られている。
'67年、2枚のシングルをヒットさせたあと、ファースト・アルバム『夜明けの口笛吹き』を発表。高い評価を得たこのアルバムは、シド・バレット色のが濃い内容だった。翌年頭に、デヴィッド・ギルモア(G)がバンドに参加。一方、シドは精神に不調をきたしており、実質的にバンドを首に。ピンク・フロイドはそれまでの実験的な面に、長い楽器パートを含んだ曲構成を取り入れ、のちにプログレッシヴ・ロックと呼ばれる体裁を徐々に整えていった。
第二期メンバー:リチャード・ライト/ロジャー・ウォーターズ/ニック・メイソン/デヴィッド・ギルモア
そして彼らの音楽が最高の形で実を結んだのが'73年の『狂気』。楽曲、演奏、精神、録音、すべての面において成功したアルバムといっていいだろう。全米No.1を獲得し、チャート内に742週とどまるという記録を打ち立てた。いまだに、最も売れたロック・アルバムの1枚である。その後も'75年『炎~あなたがここにいてほしい』、'77年『アニマルズ』、'79年『ザ・ウォール』と傑作アルバムを連発していく。'86年に、ロジャー・ウォーターズはバンドを脱退。83年『ファイナル・カット』をリリース後実質的に活動停止。'86年に、ロジャーはバンドを脱退するが、ギルモアを中心とした他のメンバーとの法廷闘争まで発展。
結局ギルモア中心のフロイドとして継続。87年『鬱』、94年『対(TSUI)』を発売。を発売、その後のツアーも大成功。2006年“ライヴ8”でたった一度だけの奇跡の再結成。現時点まで全世界で2億5千万枚以上のセールスを誇り、永遠にロック史に輝く”時代を超越する音芸術”は未来永劫語り継がれてゆく。
2017年はピンク・フロイド・デビュー50周年の記念すべき年。5月13日から英国V&A(ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム)でピンク・フロイド大回顧展「The Pink Floyd Exhibition: Their Mortal Remains」がスタートしている。またメンバー個々の活動も、ロジャー・ウォーターズ25年振りの新作『イズ・ディス・ザ・ライフ・ウィ・リアリー・ウォント』を6/7発売し、「US+THEM」と題された大規模ワールド・ツアー中。またデヴィッド・ギルモアも世界遺産ライヴ『ライヴ・アット・ポンペイ』を10月11日発売する。
■サイケデリックから電子音楽、ミュージック・コンクレートまでをも内包した幻想的なサウンドと文学/哲学的な歌詞。実験性に溢れた録音手法や常識を超えたスペクタクルなステージングを展開するうえでは音響/照明技術の発展にも寄与し、常にアートと密着しながら50年にも亘って時代に対峙してきた彼らは、まさにロックの進化とともに歩み続けた真のプログレッシヴ・バンドとしていまもなおさまざまなシーンに影響を与え続けている。
■総売り上げは2億万枚以上という名実ともにプログレッシヴ・ロックを代表するバンド。1967年『夜明けの口笛吹き』でデビュー。初の全英1位を獲得した『原子心母』(70年)を始め『狂気』(73年)、『炎~あなたがここにいてほしい』(75年)、『ザ・ウォール』(79年)など名作を発表。85年のロジャー・ウォーターズ脱退後はデヴィッド・ギルモアを中心に活動を続け、2014年には『永遠/TOWA』をリリースした。
● レコード・CD総売り上げは2億5,000万枚。
● <全世界トータル・アルバム・セールス>歴代7位。ビートルズ、エルヴィス・プレスリー、マイケル・ジャクソン、マドンナ、エルトン・ジョン、レッド・ツェッペリンに次ぐ記録。
● <全世界アルバム・セールス> 『狂気』が歴代2位。マイケル・ジャクソンの『スリラー』に次ぐ記録。
● 『狂気』5,000万枚,『ザ・ウォール』3,300万枚、『炎』は2,300万枚のセールスを記録。
● 『狂気』は73年アルバム発売から88年までの15年間724週間ビルボード200にチャートイン。
● 前作1994年『対(TSUI)』は全世界1700万枚、日本では20万枚のセールスを記録。
● アルバム制作費は毎回”億”単位。『ザ・ウォール』は2億円、『鬱』は3億円…。
● 1996年ロックの殿堂入り。2005年英国音楽殿堂入り。
*1971年8月6日,7日 箱根アフロディーテ、9日 大阪フェスティバルホール
*1972年3月6日,7日 東京都体育館、8日,9日 大阪フェスティバルホール、10日 京都府立体育館、13日 札幌中島スポーツセンター
*1988年3月2日,3日 日本武道館、4日,5日,6日 国立代々木競技場第一体育館、8日,9日 大阪城ホール、11日 名古屋レインボーホール