ロジャー・ウォーターズ新作発売&ピンク・フロイドがデビュー50周年!
ピンク・フロイドのオリジナル・メンバーとして1985年まで在籍、バンドの中心的存在でもあったロジャー・ウォーターズ。そのロジャー・ウォーターズ自身の自伝的要素にもとづいて制作されたピンク・フロイド1979年発表の名作であり、全世界で3,000万枚もの驚異的な売り上げを記録した大ヒット・コンセプト・アルバムが『ザ・ウォール』(全英最高位3位、全米1位。全米では15週連続1位を記録)である。①ロジャー・ウォーターズの25年ぶりの新作『Is This the Life We Really Want?』が5月19日に発売(予定)されること、②映画『ピンク・フロイド ザ・ウォール』(82年8月公開)の初上映から今年で35周年を迎えること、そして③ピンク・フロイドが今年8月でデビュー50周年を迎えることを記念して、6月21日(水)Zepp DiverCity(東京)とZepp Namba(大阪)にて映画『ザ・ウォール』のライヴ絶響上映が決定。
孤独・挫折・恐怖・狂気…さまざま感情が入り乱れる強烈かつ壮大な総合芸術的作品!
映画『ザ・ウォール』は、ピンク・フロイドのアルバム『ザ・ウォール』をもとに、『ミッドナイト・エクスプレス』や『フェーム』で知られるアラン・パーカー監督により映画化。「なぜ脚本がいる。音楽に語らせろ!」というパーカー自身の言葉のとおり、撮影ノートもたった35ページしかなく、ほとんどセリフがないままアルバム収録曲とともに進行していく型破りな作品に仕上げられている。孤独・挫折・恐怖・狂気…さまざま感情が入り乱れる強烈かつ壮大な歌詞、音楽、アニメーションも駆使した総合芸術として構築された映画『ザ・ウォール』は、発表から35年を経過した今でも熱心な信奉者が絶えることがない。
少年時代の辛い経験から自己防衛のため心に“壁(ザ・ウォール)”築く主人公“ピンク”
主人公はロック界のスーパースター、“ピンク”。彼は少年時代の辛い経験から自己防衛のため心に“壁(ザ・ウォール)”築いていた。それは「生まれたばかりの頃に戦死した父」、「学校時代の教師による抑圧と虐待」、「母親からの溺愛」、「結婚と同時に生まれた疎外感」、そして「熱狂する観客への違和感」…。果てしなく繰り返される日常と社会との断絶感からいつしか麻薬に溺れていったピンク。彼の心は妄想と孤独、悪夢をさまよい、その築き上げた“壁”はやがて決定的な瞬間を迎えることになる…。幼少からロック・スターとしての成功、そして葛藤を描いたロジャー・ウォーターズの自叙伝のような作品であり、また、この主人公にはかつてメンバーだったシド・バレットの姿も重ねられている。
ボブ・ゲルドフ、アラン・パーカー、ジェラルド・スカーフら、稀有な才能が集結!
当時ブームタウン・ラッツのヴォーカリストであり、後にアフリカの子供たちを飢餓から救うために有名ミュージシャンたちを集めたチャリティー企画“ライヴ・エイド”の立役者でもあるボブ・ゲルドフが、初主演にも関わらず鬼気迫る猟奇的な演技を見せている。また、映画『小さな恋のメロディ』の脚本や、映画『ミッドナイト・エクスプレス』、『ミシシッピー・バーニング』などアカデミー賞受賞作含め数々の名作を手掛けた鬼才アラン・パーカー監督の手腕も遺憾なく発揮されているほか、優秀なデザイナーであり、アルバム『ザ・ウォール』のアートワークや同作のツアーでの舞台美術も手がけたジェラルド・スカーフによるシュールで幻想的なアニメーションも非常に効果的な演出となっている。そんな稀有な才能が奇跡的に集結した本作。いわゆるライヴ映像でもストーリー作品でもない、唯一無二の映像体験ができるのがこの『ピンク・フロイド ザ・ウォール』なのは言うまでもないだろう。
芸術的音楽映像のシャワーを『ダイナミックな音圧』『ライヴ級の大音量』『迫力の大画面』で!
本ライヴ絶響上映への「上映してほしい音楽映画」リクエストで堂々2位にランキングされている音楽映画『ザ・ウォール』を日本屈指のライヴハウスZepp DiverCity(東京)とZepp Namba(大阪)にて一夜限りの特別上映(ライヴ絶響上映)を行う。ピンク・フロイドの中心メンバーだったロジャー・ウォーターズが25年ぶりのニュー・アルバムを間もなくリリースするほか、今年ピンク・フロイドがデビュー50周年(1967年8月デビュー)を迎え、5月よりロンドンV&A博物館にてピンク・フロイド大回顧展「The Pink Floyd Exhibition: Their Mortal Remains」が開催されるなど、世界的にピンク・フロイド祭の様相となっている昨今。ロック界でもその芸術性において屈指の存在として君臨してきた彼らならではの音楽映像のシャワーをZepp DiverCityとZepp Nambaの『ダイナミックな音圧』『ライヴ級の大音量』『迫力の大画面』で、全身で浴びまくれる貴重な機会。またとないこのチャンスを絶対お見逃しなく!!