<収録曲について>
A-1 | 1.時代は変る
1964年のディランを代表する1曲で、時代のムードを纏った、激動の六十年代を反映した歌として語られる事が多いが、現代にも通用するメッセージを持ち、詩人としての力量を発揮。
A-2 | 2.風に吹かれて
「風に吹かれて」は1963年のセカンド・アルバム『フリーホイーリン』の1曲目に収録され、プロテスト・ソングのソングライターとして一躍注目を集めるキッカケとなった、ディランの代表曲。
A-3 | 3.ライク・ア・ローリング・ストーン
1965年発売の「ライク・ア・ローリング・ストーン」は、当時としては常識破りの6分を超えるシングルながら全米チャート2位の大ヒットを記録した、60年代を代表するロックの名曲。
A-4 | 4.サブタレニアン・ホームシック・ブルース
ディラン初のTOP40ヒットを記録した、本格的にエレクトリック・サウンドを打ち出した時期を代表する曲の一つで、歌詞の書き込まれたキューカードを放り投げ続けていく映像は有名。
A-5 | 5.見張塔からずっと
ジミ・ヘンドリックスのカヴァーで知られるようになった「見張塔からずっと」は、ディランならではの世界観や終末観を皮肉を込めて描いてゆく。ディランがライヴでもっとも多く歌う曲の一つ。
A-6 | 6.レイ・レディ・レイ
「レイ・レディ・レイ」は全米7位のヒットを記録。美しいカントリー・タッチのバラードは、ディランらしからぬ甘く澄んだ声で歌われたため、驚きをもって迎えられ大きな話題となった。
A-7 | 7.いつまでも若く
生まれてきた息子に向け、こう育ってほしいという父親からの思いを伝えるために作ったと言われ、ディランの作品の中では、解り易い歌詞のバラードで祈りにも似た曲だ。
B-1 | 8.ブルーにこんがらがって
「ブルーにこんがらがって」は時間の感覚を無くし、登場人物は一人称から三人称にまで至る歌で、恋愛における後悔が頭から離れず迷う主人公の姿が早いテンポで描写される。
B-2 | 9.ハリケーン
1976年発表作『欲望』の冒頭に収録されていたシングル曲で、社会の不条理を荒々しく歌い綴る物語形式の曲は8分を超えるが、全米33位にランクするヒットとなった。
B-3 | 10.天国への扉
ディラン初のサウンドトラック盤からシングル・カットされた「天国への扉」は全米で最高12位を記録。多くのカヴァーが存在しエリック・クラプトン、ガンズ・アンド・ローゼズらのヒットがよく知られる。
B-4 | 11.メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ
ディラン作にしては驚くほどひたむきでピュアな愛の歌は、ビリー・ジョエル、ガース・ブルックス、アデルらのカヴァーによって一躍知られる事に。日本映画『七つの会議』の主題歌に使われた。
B-5 | 12.シングス・ハヴ・チェンジド
シングル「シングス・ハヴ・チェンジド」はマイケル・ダグラス主演の映画『ワンダー・ボーイズ』の主題歌として使われ、アカデミー賞歌曲賞とゴールデン・グローブ賞主題歌賞を獲得した。