村下孝蔵セレクション・アルバム「歌人」発売30周年記念盤
村下孝蔵プロフィール
1953年2月28日生まれ。熊本県出身。
1979年CBS・ソニーオーディションにて最優秀アーティスト賞に選ばれ、1980年5月21日、シングル「月あかり」でデビュー。1982年「ゆうこ」、1983年「初恋」「踊り子」が大ヒット。
その後は、音楽創作活動と並行して、「七夕コンサート」に代表される定期的なライヴ活動、他アーティストへの楽曲提供など、多岐に渡って活躍。
1999年に20周年を迎えて意欲的に活動する中、6月24日急逝。享年46歳。
- 2014年6月25日発売
- 品番:MHCL-30238~9
- 価格:¥3,000+税
- Blu-spec CD2 2枚組
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- 初恋
- (1983年「初恋~浅き夢みし」)
- 珊瑚礁
- (1987年「陽だまり」)
- あなた踊りませんか
- (1999年「同窓會」)
- 女優
- (1984年「花ざかり」)
- 禁じられた遊び
- (1989年「野菊よ 僕は…」)
- 春雨
- (1981年「何処へ」)
- ひとりごと
- (1992年「名もない星」)
- ネコ
- (1988年「恋文」)
- ソネット
- (1989年「野菊よ 僕は…」)
- 陽炎
- (1982年「夢の跡」)
- 遠ざかる日
- (1981年「何処へ」)
- かすみ草
- (1986年「かざぐるま」)
- アキナ
- (1991年「新日本紀行」)
- 君すむ街へ
- (1986年「かざぐるま」)
- 松山行フェリー
- (1980年「汽笛がきこえる街」)
- 踊り子
- (1983年「初恋~浅き夢みし」)
- 寒椿
- (1988年「恋文」)
- ゆうこ
- (1982年「夢の跡」)
- 帰宅
- (1991年「新日本紀行」)
- ねがい
- (1986年「かざぐるま」)
- 坂道から
- (1987年「陽だまり」)
- 幸せのメロディー
- (1989年「野菊よ 僕は…」)
- 弟
- (1988年「恋文」)
- タカハシ
- (1991年「新日本紀行」)
- 小さな屋根の下
- (1981年「何処へ」)
- いいなずけ
- (1992年「名もない星」)
- 小指
- (1989年「野菊よ 僕は…」)
- 駄目な男
- (1991年「新日本紀行」)
- 歌人
- (1981年「何処へ」)
- 同窓会~アルバムver~
- (1999年「同窓會」)
- ボーナストラック:初恋デモテープ*
1984年、村下孝蔵初のセレクション・アルバム『歌人』がリリース。このアルバムは”歌”を通じて村下の優れた歌唱力・表現力を見事に引き出した作品であり、当時主流だった”LP”ではなく、新しいフォーマットの”CD”でリリース(カセットが先行発売)されたことでも注目された。そして、このタイトル〝歌人″は、その後村下孝蔵を表す代表的なキーワードとなった。
今年はリリースから30年、本作品『歌人撰集』は、あらためて”歌人 村下孝蔵”をコンセプトに制作された30周年記念盤で、厳選された30曲に加え、今回奇跡的に発見された代表曲『初恋』のデモテープをボーナストラックとして収録、記念盤にふさわしい豪華2枚組となった。
<ジャケットについて>
本作品のジャケットには、村下孝蔵作品でも知られる村上保氏の切り絵を使用。絵柄は、昨年村下孝蔵の出身地である熊本県水俣市に*「初恋通り」が誕生した際に新たに制作された新作で(ジャケットはモノクロタイプ)、水俣市及び「初恋通り」」関係者のご厚意によりジャケットでの使用が実現した。また、イラストに描かれている女の子の制服は、『初恋』が生まれた村下孝蔵の母校、現在の水俣第一中学校の制服である。
<ボーナストラック「初恋デモテープ」について>
村下孝蔵デビューからのプロデューサー須藤晃氏の膨大な資料の中からカセットテープが発見された。ラベルからは内容が不明だったが、これが代表曲「初恋」の本格的レコーディング前最後に収録されたデモテープであることが判明した。
録音時期は1983年初頭と思われる。収録時間は9分31秒で、最初の詩でワンコーラス収録したもの、最終形に近い詩でフルコーラス収録したもの、完成した詩にコーラスを入れたもの、の3つの音源が収録されている。
名曲「初恋」が完成に至るまでの過程を追った音源であり、特に歌詞(言葉)がどのように磨き上げられていったかが解る。当時のレーベル・スタッフの期待と重圧を一身に受けながら、大ヒットの確信の下、妥協を許さず極限まで作品を高めていった村下孝蔵と須藤氏の信念と奮闘の記録でもある。ブックレット掲載の須藤氏の原稿と併せ、音楽制作の原点と基本をあらためて知る事ができるという観点からも、日本の音楽史において極めて資料的価値の高い音源である。