●1956年に最初の詩集を発表して以来、50年以上に亘って、詩人、小説家、シンガー・ソングライターと、様々な顔を持つアーティストとして活動を続けているカナダ出身のレナード・コーエン。深い意味を持つ歌詞とシンプルで美しいメロディーをあわせ持つ彼の作品は世代、国境、ジャンルを超え、世界中の音楽ファンから絶大な支持を得ている。2008年にはロックの殿堂入りを果たす。
●2014年のリリースした前作『ポピュラー・プロブレムズ』は31カ国でiTunesチャート1位、10カ国でアルバム・チャート1位を記録するなど、前々作『オールド・アイディア』に続き、大ヒットを記録し、衰えぬ人気ぶりを示した。
●今作は『ポピュラー・プロブレムズ』以来、約2年振りとなる通算14枚目のオリジナル・アルバム。プロデューサーは息子のアダム・コーエン。
●この6年で3作目というハイペースのリリースとなるが、82歳となった御大の制作意欲は衰えることを知らず、今作でも深淵な歌詞と心に沁みるメロディー、胸の奥にまで入り込む歌声でファンの心を鷲摑みにする作品となっている。