落語 The Very Best 極一席1000
迷わず選べる、これぞ落語 BEST OF BEST!
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※ご購入頂いた方に先着でプレゼントいたします。特典がなくなり次第終了となりますので、お早めにご注文ください。
古今亭志ん朝品川心中
- 品番:MHCL-2768
- Sony Music Shop
- 古今亭志ん朝(ここんていしんちょう)
- 1957年2月 実父5代目古今亭志ん生に入門。前座名朝太。
1959年3月 二つ目昇進。
1962年5月 36人抜きで真打昇進。3代目古今亭志ん朝襲名。
2001年10月1日死去。享年63歳。
才能あふれる高座姿は現在の落語家に大きな影響を与えた。多くのファンを持ち、未だにその死がおしまれる落語界きってのスーパースター。 - 品川心中(しながわしんじゅう)
- 品川の宿場女郎・お染は加齢のために人気が落ち目。金に困って客の金蔵を道連れに心中を図ったが、土壇場で金が入り、金蔵のみが海の中へ。それから大騒ぎとなって――。
- 大阪毎日ホールでの第2回古今亭志ん朝独演会での口演。“上方にない噺を”と選んだ力の入った名演。海に落とされた金蔵がどうにか親分の家にたどり着き騒ぎになるところまでの前編を、力強く心地よい口調で演じています。
- 1979年11月21日 大阪・毎日ホールにて収録
桂歌丸鰍沢
- MHCL-2769
- Sony Music Shop
- 桂歌丸(かつらうたまる)
- 1961年4月 四代目桂米丸門下となり、米坊。
1964年1月 歌丸と改名。
1968年3月 真打昇進。
2018年7月2日死去。享年81歳。
長寿番組「笑点」で日本中に知られた噺家。圓朝作長編人情噺はライフワーク。晩年まで精力的に落語に取り組み新たな境地を開拓し続けた。 - 鰍沢(かじかざわ)
- 身延山へ参詣をすませ雪の山道で迷った旅人がなんとかたどり着いた一軒家。そこで旧知の女郎・お熊に再会したが、それがさらに大きな危機に。旅人の懐の金を狙い鉄砲を携えたお熊に追われて絶体絶命――。
- 戦後随一の“鰍沢”演者だった六代目三遊亭圓生を手本に練り上げ、繰り返し演じて作り上げた歌丸流「鰍沢」。不気味になりすぎず気取りなく、じっくり聴かせてくれるポスト圓生の着地点と言える名演。
- 2009年3月21日 第87回朝日名人会 有楽町朝日ホールにて収録
柳家小三治大工調べ
- MHCL-2770
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- 柳家小三治(やなぎやこさんじ)
- 1959年3月 柳家小さんに入門。前座名「小たけ」。
1963年4月 二ツ目昇進。「さん治」に改名。
1969年9月 真打昇進。十代目「柳家小三治」を襲名。
2014年10月 人間国宝に認定。
型を破った誰にもまねのできない落語は圧巻。落語界のリヴィング・レジェンドといえる名人。 - 大工調べ(だいくしらべ)
- 家賃のかたに大家が差し押さえた与太郎の道具箱。返してもらいたいが棟梁・政五郎が与太郎に授けた策が裏目に出て、ついには大家と政五郎の大喧嘩に発展する。尻馬にのって与太郎も毒づいたが――。
- 落語の国の大スター与太郎だが、それを他の誰とも違う愛すべきキャラクターとして描きあげるのは演者の真骨頂。棟梁の啖呵の見事さ、与太郎の毒つきの面白さ、そのどちらも素晴らしい口演で、笑いどころたっぷりの楽しい一席です。
- 1993年1月31日 第28回柳家小三治独演会 鈴本演芸場にて収録
柳家さん喬棒鱈
- 品番:MHCL-2771
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- 柳家さん喬(やなぎやさんきょう)
- 1967年4月 五代目柳家小さんに入門。前座名「小稲」。
1972年11月 二ツ目昇進。「さん喬」と改名。
1981年3月 真打昇進。
2013年 芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
2017年 紫綬褒章受章。
人情噺、滑稽噺ともに評価が高い心理描写の第一人者。この人の落語にはいつもドラマがある。 - 棒鱈(ぼうだら)
- 田舎侍が豪遊している隣座敷に居合わせた江戸っ子ふたり。間抜けな唄やとんちんかんな会話に業を煮やしてのぞいてやれと廊下へ向かったが、誤ってその座敷へ入ってしまった! 争うふたりを止めるため、仲裁に入る料理人が持っていたのは――!?
- 寄席でもホールでも長短自在に演じ分けができる、掛け値なしの柳家さん喬十八番演目。師匠五代目柳家小さんから受け継ぎ、その上にオリジナルの工夫を加えた聴きどころがぎっしりつまった名演です。
- 2013年1月19日 第126回朝日名人会 有楽町朝日ホールにて収録
五街道雲助芝浜
- 品番:MHCL-2772
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- 五街道雲助(ごかいどうくもすけ)
- 1968年2月 十代目金原亭馬生に入門。前座名「駒七」。
1972年11月 二ツ目昇進。「五街道雲助」と改名。
1981年3月 真打昇進。
2014年 芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
2016年 紫綬褒章受章。
江戸の闇の美を言葉で描く名手であり、情緒たっぷりに語る正統的江戸落語の継承者。 - 芝浜(しばはま)
- 腕は良いが酒におぼれて仕事をしない魚屋勝五郎は芝の浜で大金を拾ったつもりだったが、夢ではないかと女房に言われ、改心して立ち直った。三年後の大晦日、勝五郎に女房が打ち明けた事実とは――。
- いまや落語の風物詩となった暮れの定番。多くの演者がさまざまな工夫を凝らすこの演目を、昭和生まれにして江戸明治を色濃く感じさせる“時代の付いた”芸人が独自の工夫で聴かせる、安心して聴ける名演です。
- 2011年12月17日 第115回朝日名人会 有楽町朝日ホールにて収録
柳家権太楼代書屋
- MHCL-2773
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- 柳家権太楼(やなぎやごんたろう)
- 1970年4月 故柳家つばめに入門。前座名「ほたる」。
1974年9月 師匠他界により柳家小さん門下となる。
1975年11月 二ツ目昇進。「さん」と改名。
1982年9月 真打昇進。三代目「柳家権太楼」を襲名。
2012年 芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
2013年 紫綬褒章受章。
横紙破りの個性的演技で寄席をはじめ各所で毎回大爆笑を起こす。落語界きっての爆笑派。 - 代書屋(だいしょや)
- わからずや屋の変な男が履歴書の作成を依頼してきた。住所氏名から年齢さえまともに答えられないこの男に、代書屋は辛抱強く話を聞くが、最後までかみ合わずに四苦八苦。
- 四代目桂米團治が創った戦前の新作落語。必要以上に元気な主人公と、冷静を装う代書屋のコントラストが素晴らしい名演。脂の乗ったエネルギッシュでユーモラスな芸がほとばしる録音となります。
- 2002年12月14日 第31回朝日名人会 有楽町朝日ホールにて収録
柳亭市馬妾馬
- MHCL-2774
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- 柳亭市馬(りゅうていいちば)
- 1980年3月 五代目柳家小さんに入門。前座名「小幸」。
1984年5月 二ツ目昇進。「さん好」と改名。
1993年9月 真打昇進。四代目「柳亭市馬」と改名。
2014年6月 落語協会会長に就任。
大きな身体に柔らかな笑顔、素晴らしい声でまっすぐに語る高座からは、将来の名人の香りが。人柄が高座に溢れ出る大器の現落語協会会長。 - 妾馬(めかんま)
- 長屋の娘が大名の側室になって男の子を生み、兄・八五郎はお屋敷に呼ばれた。大家のアドバイスどおりの仰々しい言葉づかいに苦しんでいると、お殿様は「無礼講で」と粋なはからい。八五郎はいつものように酒に酔い傍若無人に振舞いはじめて――。
- 聴き手が自然にお殿様を感じることのできる第一人者による名演。長屋から大名屋敷まで、さまざまな江戸の住人達が登場するこの噺を、極めて普通に演じながらとても面白く聴かせてくれます。職人らしい八五郎とお殿様の楽しいやりとりが聴きどころ。
- 2015年1月17日 第146回朝日名人会 有楽町朝日ホールにて収録
立川志らく文七元結
- 品番:MHCL-2777
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- 立川志らく(たてかわしらく)
- 1985年10月 立川談志に入門。前座名「志らく」。
1988年3月 二ツ目昇進。
1995年11月 真打昇進。
昨今の多くの若手噺家が演じる古典落語に現代を大胆に取り入れる手法のフロンティアであり第一人者。テレビコメンテーターとしても大ブレイク中。 - 文七元結(ぶんしちもっとい)
- 腕は良いが博打に手を出し転落の人生を歩む左官の長兵衛。そんな中、娘が自ら吉原に身を売ると申しで、店の女将が一年の猶予期限付きで大金を貸してくれることになる。帰り道の吾妻橋で、長兵衛は金を盗られて自殺を図る文七にその金を与えてしまう――。
- 江戸落語を代表する人情噺を湿っぽくなりすぎずにテンポ良く語った志らく流古典落語の秀演。悩まずにあっさりと生きる江戸っ子の美学を現代に生きる落語家として表現し、古めかしさを感じさせずに聴かせてくれる。
- 2015年3月8日 毎日新聞落語会 渋谷に福来たるSPECIAL 古典ムーヴ/春爛漫
渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて収録
柳家花緑二階ぞめき
- 品番:MHCL-2778
- Sony Music Shop
- 柳家花緑(やなぎやかろく)
- 1987年3月 中学卒業後、祖父・五代目柳家小さんに入門。前座名「九太郎」。
1989年9月 二ツ目昇進。「小緑」と改名。
1994年3月 真打昇進。「柳家花緑」と改名。
歯切れよく常に若々しい語り口で、古典、新作を問わずに新しい落語を追いかけ続ける落語界のサラブレッド。 - 二階ぞめき(にかいぞめき)
- 吉原通いで勘当寸前になった若旦那。「通う理由は雰囲気に浸っていたいから」という言い分を聞いた番頭が、二階を吉原そっくりに改造した。大喜びの若旦那は二階に上がっていくが、景色はあっても人がいないので一人芝居を始めて――。
- 五代目古今亭志ん生の浮世離れした世界を、想像(妄想?)する楽しみに変換し全く異次元の世界に仕上げ、元気よく演じられた21世紀の「二階ぞめき」。流行の最先端の地であったと言われる吉原に触れていたいという若者の願望を大胆に取り入れ表現しています。「ぞめき(騒き)」とは、浮かれてさわぐことの意。
- 2015年1月17日 第146回朝日名人会
有楽町朝日ホールにて収録
三遊亭白鳥豊志賀ちゃん
- 品番:MHCL-2779
- Sony Music Shop
- 三遊亭白鳥(さんゆうていはくちょう)
- 1987年7月 三遊亭圓丈に入門。前座名「にいがた」。
1990年3月 二ツ目昇進。「新潟」に改名。
2001年9月 真打昇進。「白鳥」に改名。
奇想天外で荒唐無稽な新作を生みだし続ける平成の創作王。 - 豊志賀ちゃん(とよしがちゃん)
- 人間国宝の弟子、三遊亭Q蔵は師匠の言いつけで三味線漫談の豊志賀に師事することになり、ふとしたことから恋仲となった。そんなある日、豊志賀の元へ三味線の稽古に若手女流噺家春風亭さくらが訪れたことから、波乱が巻き起こる――。
- 古典芸能と現役芸人への白鳥流のオマージュを込めた壮大な創作落語。マクラと演目前半でさりげなく語られた伏線を、サゲに向かって周到に回収する構成は実に見事。怪談噺の形をとりながら、最後は予想を覆してハッピーエンド(?)となる大爆笑の一席です。
- 2011年11月2日 渋谷に福来たるvol.4
渋谷区文化総合センター大和田内 伝承ホールにて収録
桃月庵白酒抜け雀
- 品番:MHCL-2780
- Sony Music Shop
- 桃月庵白酒(とうげつあんはくしゅ)
- 1992年4月 五街道雲助に入門。前座名「五街道はたご」。
1995年6月 二ツ目昇進。「喜助」に改名。
2005年9月 真打昇進。「桃月庵白酒」に改名。
心地よい良く通る声で語る高座は聴きごたえ充分。現代的なマクラも魅力的な“落語の今”の代表格。 - 抜け雀(ぬけすずめ)
- 人の良い宿屋の亭主が泊めた一文無しの旅の絵師が、宿代の代わりにと強引に雀の絵を描いて残した。翌日、その雀が絵から飛び出し宿屋は大騒動になるが、ある日、一人の老人が現れこの絵にはぬかりがあると言った――。
- 古今亭~金原亭に受け継がれるお家芸と言える演目を、独自の視点で登場人物たちを活き活きと明るく描いた口演。持ち味である笑いの多い軽快さに加え、白酒ならではのブラックユーモアも楽しめる一席。
- 2012年5月18日 渋谷に福来たるvol.6
渋谷区文化総合センター大和田内 伝承ホールにて収録
三遊亭兼好天狗裁き
- 品番:MHCL-2781
- Sony Music Shop
- 三遊亭兼好(さんゆうていけんこう)
- 1998年10月 三遊亭好楽に入門。前座名「好作」。
2002年3月 二ツ目昇進。「好二郎」に改名。
2008年9月 真打昇進。「兼好」に改名。
高座を下りても着物姿で通す。いかにも落語家らしいふわふわとした軽さと調子の良さが魅力。 - 天狗裁き(てんぐさばき)
- 昼寝をしていた亭主は、夢をみていると信じ込んだ女房にどんな夢をみたのかを聞かれる。正直に「見ていない」と答えたことが悲劇のはじまり。女房からはじまり、友人、家主、奉行と亭主の夢への詮索はエスカレートし、ついには――!?
- 軽妙でテンポの良い口跡が持ち味の五代目円楽一門のホープによる、とにかく明るくてらいのない自然な高座。笑いと共感を呼ぶ少しブラックなマクラも楽しい。
- 2014年3月2日 毎日新聞落語会 渋谷に福来たるスペシャル 新鋭個性派
渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールにて収録
春風亭一之輔子別れ
- 品番:MHCL-2782
- Sony Music Shop
- 春風亭一之輔(しゅんぷうていいちのすけ)
- 2001年5月 春風亭一朝に入門。前座名「朝左久」。
2004年11月 二ツ目昇進。「一之輔」に改名。
2012年3月 21人抜きの抜擢で真打昇進。
現代的なギャグと大胆なアレンジの古典落語が最大の持ち味。自らの言葉で絶えず落語を進化させ続けるトップランナー。 - 子別れ(こわかれ)
- 酒と女がもとで妻子と別れた大工の熊五郎は、ある日偶然に息子の亀と出会った。亀から暮らしぶりを聞いた熊五郎は、これまでのことを詫び小遣いをやりウナギを食べる約束をした。亀が持っていたお金に驚き問い詰めた母親は出所を知り、翌日、鰻屋に――。
- 長編人情噺の下の部分、別名「子は鎹」。母の近況を尋ねる父とそこに鋭く突っ込みを入れる亀のやりとりは破壊力抜群。子供の健気さが胸を打つが、湿っぽいだけの噺に陥らせないバランスはセンスの良さ。落語の“今”を感じるために最適な一席。
- 2015年3月7日 渋谷に福来たるSPECIAL~落語フェスティバル的な~古典ムーヴ・春一番
渋谷区文化総合センター大和田内 さくらホールにて収録