Judas Priest

戦いに終わりはない。

Judas Priest | Invincible Shield

ジューダス・プリースト
『インヴィンシブル・シールド』

JUDAS PRIEST ♰ INVINCIBLE SHIELD

(水)
日本先行発売(海外 : 3月8日)

デラックス・エディション

SICP 31698 
¥3,000 (税込)
[完全生産限定盤]
  • 高品質Blu-spec CD2仕様 
  • 全14曲収録 
  • ハードカヴァー・ブック仕様(全28p)

スタンダード・エディション

SICP 6557 
¥2,640 (税込)
  • 全11曲収録 
  • ジュエル・ケース仕様 
  • ブックレット(全12p)

祝デビュー50周年!
屈強なシールドで守られた鋼鉄の魂は
もはや異次元の域に突入した。
偉大なるキャリア半世紀の節目を飾る
天下無双の激烈19thアルバム!

2018年の『ファイアーパワー』が全米・全英アルバム・チャート共に5位を記録するなど、英国ヘヴィ・メタル・レジェンドの凄みを満天下に見せつけて以来6年ぶり、そして2022年の「ロックの殿堂」入り後初となるオリジナル・アルバム『インヴィンシブル・シールド』。グレン、ロブ、リッチーの共同ソングライティングは前作以上の冴えを見せ、アンディ・スニープのプロデュースによってその鋼鉄美は極限まで最適化された。無敵感に満ちたオーラが寸分の隙もなく放射される新たな傑作、ここに誕生!

2011~12年の<エピタフ・ワールド・ツアー>からK.K.ダウニング(G)のポジションに座ることになったリッチー・フォークナーの加入によって、躍動感や突進力といったアグレッシヴな機動力を再び取り戻したジューダス・プリースト。この時期、ロブ・ハルフォード(Vo)がよくステージで口にするフレーズ、“ジューダス・プリースト流ヘヴィ・メタル”の真髄を改めてバンドは確認し合い、それをアルバムに投影したのが2014年の前々作『贖罪の化身』(Redeemer of Souls)だった。当然のごとく世界中のプリースト・ファンは歓迎し、全米チャート6位というその時点でのキャリア最高位を記録した。バンドはそのツアーのハイライトとなった世界最大級のメタル・フェス<ヴァッケン・オープン・エア 2015>でのヘッドライナー公演をライヴ作品として翌年発表している。

『贖罪の化身』で確かな手応えを得たバンドは、さらに自分達の強みを簡潔かつストレートに表現すべく楽曲を研磨し、スピード感とエッジの効きまくった現代的なサウンドで挑んだのが2018年の『ファイアーパワー』(Firepower)である。この作品は、00年代以降のヘヴィ・メタル界随一のプロデューサー/エンジニアとして知られるアンディ・スニープと、バンドの80年代の全スタジオ作のプロデュースを手掛けたトム・アロムの共同プロデュースという、ファンの期待感を一層膨らませる布陣で制作された。その結果、バンドにとって初となる全米・全英両チャートでの同時トップ5入り(全米でのキャリア最高位の更新、全英では1980年の6thアルバム『ブリティッシュ・スティール』の4位に次ぐ記録)を果たす大きな成功を収めた。その<ファイアーパワー・ツアー>では、パーキンソン病の影響でツアー参加が困難となってしまったグレン・ティプトン(G)の代役を、かつてスラッシュ・メタル・バンドのギタリストでもあったプロデューサーのアンディ・スニープが務めるという離れ業でその難局を切り抜け、今日に至っている。2021年には結成50周年を祝う42CD入りのマンモス級ボックス・セット『50 Heavy Metal Years of Music』を発売。さらに2022年には「ロックの殿堂」入りを果たした。

そして、デビュー50周年という大きな節目の年を迎え、6年ぶりに発表するオリジナル・アルバムが本作『インヴィンシブル・シールド』(Invincible Shield)である。今作もアンディ・スニープがプロデュース、レコーディング、ミキシング、マスタリングと全てを手掛け、盟友トム・アロムも共同プロデューサーとして2曲に参加している。“無敵の楯”と名付けられたこのアルバムは、1990年の名盤『ペインキラー』(Painkiller)以来のインテンシティを湛えたとんでもないスケール感と爆発力を持ち、メロディーやギター・ワークには全時代のファンを唸らせるであろう多彩なアイディアが散りばめられている。特にメタル・ゴッド=ロブ・ハルフォード(8月で73歳!)の天空を切り裂く“神シャウト”は、むしろ若返ったような驚異的な咆哮を轟かせる。50年の歴史の重みと現役バンドとして自らをアップデートし続ける事への並々ならぬプライドが充満し、無敵感に満ちたオーラが寸分の隙もなく放射された新たな傑作の誕生である。


TRACK LISTING

  1. Panic Attack
    / パニック・アタック
  2. The Serpent and the King
    / ザ・サーペント・アンド・ザ・キング
  3. Invincible Shield
    / インヴィンシブル・シールド
  4. Devil in Disguise
    / デヴィル・イン・ディスガイズ
  5. Gates of Hell
    / ゲイツ・オブ・ヘル
  6. Crown of Horns
    / クラウン・オブ・ホーンズ
  7. As God is My Witness
    / アズ・ゴッド・イズ・マイ・ウィットネス
  8. Trial by Fire
    / トライアル・バイ・ファイアー
  9. Escape From Reality
    / エスケイプ・フロム・リアリティ
  10. Sons of Thunder
    / サンズ・オブ・サンダー
  11. Giants in the Sky
    / ジャイアンツ・イン・ザ・スカイ
  12. - BONUS TRACKS - ※デラックス・エディションのみ収録

  13. Fight of Your Life
    / ファイト・オブ・ユア・ライフ
  14. Vicious Circle
    / ヴィシャス・サークル
  15. The Lodger
    / ザ・ロジャー

50周年の記念すべき節目を迎えて、バンドが新たに到達した地点は、揺るぎなき伝統と、21世紀の“今”この時代に湧き上がるエナジーを、劇的に融合させた世界であった。大ベテランのバンドであるJUDAS PRIESTが、このニュー・アルバムで絞り出した才能の煌きは、楽曲の中で瑞々しく輝き、しかも、聴き手を圧倒する未曾有の威力を発揮しながら、我々を呑み込んでいく。ニュー・アルバムがこれだけの斬新性を主張し、また、バンドの新機軸を知らしめることになろうとは、誰が想像し得たであろうか。ヘヴィ・メタルという音楽を体現する象徴的なバンドが、そのサウンドの中に新鮮なエレメントを封じ込めることで、自身が進化を遂げ、さらに、若さを保ち続けることが可能であることを、このアルバムで立証している。とても重要な意味を持つアルバムだという色合いが、作品全体から眩い光を放っているのが判る。また、聴き手の集中力と、読み解く力を要求するアルバムだと言っておこう。

(中略)

信じられないことに、収録されているどの楽曲も完成度が高い。デラックス・エディションにはさらに3曲が追加収録されているが、この曲が外された意味はなんとなく判る。いい曲ではあるが、本編収録の11曲はさらにグレードが高い。また、ランニング・オーダーの完璧さにも言及しておきたい。最後にアルバムを見事に締めくくる“Giants In The Sky”に至るまで、まるで物語を綴るように、楽曲は意味のある場所に鎮座して輝いている。また、アルバムはどの場所から聴き始めても、その充実度は全く失われることがない。これは画期的なことである。流れというものが確かな意味を持っているが、楽曲の独自性が担保されており、それを抜き出して聴いてもアルバムの凄さが伝わってくる。終盤の勢いを増す展開は、曲間に封じ込めたマジックの作用か。この辺は、当代随一と言われるアンディ・スニープの才能のなせる業だろう。そのアンディもギターを弾いている可能性があるが、クレジットはされていない。特筆すべきは、ロブ・ハルフォード<vo>の驚異的な表現力だ。正直に言えば、一時期、体力の衰えが目立ち、ライヴ終了後はスタッフの肩を借りてステージを降りることもあった。それがどうだ。「FIREPOWER」以上に、艶やかで、パワフルなヴォーカルを聴かせているではないか。この若々しさは本当に驚異でしかない。脱帽する。このロブの攻めの姿勢と、その素晴らしい成果が、ニュー・アルバムを特別なものにしている。


▲ジューダス・プリースト『インヴィンシブル・シールド』ライナーノーツ(文・伊藤政則/MASA ITO)よりテキスト抜粋。フル・ヴァージョンは実際の商品でお楽しみください。


  • Judas Priest - The Serpent and the King (Official Video)

  • Judas Priest - Crown of Horns (Official Video)

  • Judas Priest - Trial By Fire (Official Video)

  • Judas Priest - Panic Attack (Official Video)

DISCOGRAPHY

『ロッカ・ローラ』- ROCKA ROLLA (1974)

『運命の翼』- SAD WINGS OF DESTINY (1976)

『背信の門』- SIN AFTER SIN (1977)

『ステンド・クラス』- STAINED CLASS (1978)

『殺人機械』- KILLING MACHINE (1978)

『イン・ジ・イースト』- UNLEASHED IN THE EAST (1979)

『ブリティッシュ・スティール』- BRITISH STEEL (1980)

『黄金のスペクトル』- POINT OF ENTRY (1981)

『復讐の叫び』- SCREAMING FOR VENGEANCE (1982)

『背徳の掟』- DEFENDERS OF THE FAITH (1984)

『ターボ』- TURBO (1986)

『ラム・イット・ダウン』- RAM IT DOWN (1988)

『ペインキラー』- PAINKILLER (1990)

『エンジェル・オブ・レトリビューション』- ANGEL OF RETRIBUTION (2005)

『ノストラダムス』- NOSTRADAMUS (2008)

『ア・タッチ・オブ・イーヴル』- A TOUCH OF EVIL (2009)

『贖罪の化身』- REDEEMER OF SOULS (2014)

『ファイアーパワー』- FIREPOWER (2018)

Judas Priest

Judas Priest

1969年イギリスのバーミンガムにて結成。メンバー・チェンジを繰り返し、1973年初代ヴォーカルが脱退しロブ・ハルフォ-ドが加入。インディペンデントのガル・レコードと契約し1974年アルバム『ロッカ・ローラ』でデビュー。1977年にCBSレコード(現ソニーミュージック)に移籍、3rdアルバム『背信の門』でメジャー・デビュー。1980年の6thアルバム『ブリティッシュ・スティール』が世界中でブレイク、フロントマンであるロブ・ハルフォード自ら“メタル・ゴッド”と宣言、以降ロブの通称となる。続く1982年の8thアルバム『復讐の叫び』では、特に全米でダブル・プラチナを獲得するなど商業的にも過去最大の成功を収め、ヘヴィ・メタル界の頂点に君臨する。“第2のデビュー作”とも言われる1990年の傑作12thアルバム『ペインキラー』の発表とそれに伴うツアーの終了後にヴォーカルのロブ・ハルフォードが脱退しソロ・プロジェクトを行なうも2003年に電撃復帰。“最後のワールド・ツアー”と銘打った2011年の<エピタフ・ツアー>を前にオリジナル・メンバーのK.K.ダウニング(G)が脱退、新たにリッチー・フォークナーが加入する。リッチーが初参加した2014年の17thアルバム『贖罪の化身』が全米チャート6位と過去最高位を記録。2018年、オリジナル・メンバーのグレン・ティプトン(G)がパーキンソン病であることを公表、衝撃が走る中で発表した18thアルバム『ファイアーパワー』が全米・全英チャート共に5位(全米でのキャリア最高位を更新、全英では2番目の高ランク)とさらなる好成績・高評価を獲得する。2022年に「ロックの殿堂」入り。レザー・ジャケットにスタッズ、ハーレー・ダヴィッドソンというヘヴィ・メタル・ファッションを世界中に浸透させたオリジネイターでもある。

ジューダス・プリースト日本公式サイト
www.sonymusic.co.jp/artist/JudasPriest/


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