その時、彼は気持ち泥棒。

ジョン・メイヤーJohn Mayer

『電』ジョン・メイヤー(John Mayer)
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『生』ジョン・メイヤー(John Mayer)
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4月10&11日の武道館公演を記念した日本独自の限定アナログ企画! ジョン・メイヤー、武道館ライヴ・レポート! ギタリストとしての魅力にフォーカスした完全生産限定盤、『電』『生』の2種を2019年4月10日発売!

ザ・ギタリスト、ジョン・メイヤーの磁力にくなる。

『電』ジョン・メイヤー(John Mayer)

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Sony Music Shop
完全生産限定
カラー(赤)ヴァイナル
価格:¥1,852+税 / 品番:SIKP7
33 1/3RPM / 解説・歌詞・対訳付
  • A面
  • 1. ビリーフ
  • B面
  • 1. エヴリデイ・アイ・ハヴ・ザ・ブルース
  • 2. カム・ホエン・アイ・コール

ジョン・メイヤーのギター演奏でエレクトリックな魅力を放っている曲をまとめたのが、『電 ~electric JM』。収録された3曲は2007年11月8日、ロサンジェルスのノキア・シアターにて行われたライヴからで、キレと表現力豊かなエレクトリック・ギター演奏をセレクトして収録したアナログEP盤となる。A面の「ビリーフ」はフルバンドによるパートからのセレクトで、オリジナルは『コンティニュアム』の3曲目を飾っていた信念が内包する怖さを歌ったものでブルージーなギター・ソロが歌のトーンを支配する。B面はトリオによるパートからで1曲目の「エヴリデイ・アイ・ハヴ・ザ・ブルース」はBBキングらの名演で知られるブルースの定番曲。2曲目の「カム・ホエン・アイ・コール」はシングルB面として発表されたJメイヤーのブルージーなオリジナル曲。

ザ・ギタリスト、ジョン・メイヤーの魔力にせられる。

『生』ジョン・メイヤー(John Mayer)

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Sony Music Shop
完全生産限定
カラー(白)ヴァイナル
価格:¥1,852+税 / 品番:SIKP8
33 1/3RPM / 解説・歌詞・対訳付
  • A面
  • 1. サムシング・ライク・オリヴィア
  • 2.クイーン・オブ・カリフォルニア
  • B面
  • 1. スピーク・フォー・ミー
  • 2.シャドウ・デイズ

アコースティック・ギター演奏の素晴らしさを堪能できる歌をまとめたのが、『生 ~acoustic JM』。アコースティック・ライヴ・セッション『The Complete 2012 Performances Collection』からの4曲を収録したアナログEP盤で、オリジナルは2012年発表作『ボーン・アンド・レイズド』に収められていた。ソウルフルで心地よいグルーヴが魅力の「サムシング・ライク・オリヴィア」、ニール・ヤングやジョニ・ミッチェルの名前が歌詞に登場し彼らへの敬愛をにじませた「クイーン・オブ・カリフォルニア」、『ローリング・ストーン』の誌名が登場しヒーローの必要性を語る「スピーク・フォー・ミー」そして人を傷つけたことへの悔恨を歌った「シャドウ・デイズ」と、縦横無尽で情感豊かなアコースティック・ギター演奏を繰り広げながらシンガー・ソングライターとしての魅力を存分に発揮した歌が並ぶ。

最新シングル

I Guess I Just Feel Likeアイ・ゲス・アイ・ジャスト・フィール・ライク

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ジョン・メイヤー、武道館ライヴ・レポート! タキチが語る、「彼のギターはワンダーランド!」

ジョン・メイヤー@武道館

   平成の終わりが迫ってきた、4月10&11日、武道館にGuitarの嵐が吹き荒れる。最新作となる『ザ・サーチ・フォー・エヴリシング』(2017年4月発売)を引っ提げて現代の3大ギタリストの1人、ジョン・メイヤーが5年ぶりに待望の来日を果たしたのだ。
筆者の私こと、タキチは熱心なジョン・メイヤー・ファンながら、普通のサラリーマン。ですので、ここでは音楽的並びに楽曲的な考察は遠慮し、ジョン・メイヤー・サウンドの骨格とも言えるギターサウンドついて掘り下げてみた。ギターに関しては語りたい、特にジョン・メイヤーのギターについては!

Fender Custom Shop John Mayer Signature Model Stratocaster Black1:2010年発売 世界限定83本Fender Custom Shop John Mayer Signature Model Stratocaster Black1:2010年発売 世界限定83本PRS Silver Sky John Mayer Signature TungstenPRS Silver Sky John Mayer Signature Tungsten

   ここ最近大きく変わったのは、トレードマークだったFender社Stratocaster『Black1』がPaul Reed Smith社(以後P.R.S)John Mayer Signature Model『Silver Sky』に変わったこと。このギターはP.R.Sとジョン・メイヤーが3年の歳月をかけ、音や形にこだわったギターだ。
   ギターアンプは複数同時に鳴らしていて、まずP.R.Sバックアップの元、P.R.S John Mayer Signature Model J-MOD 100を作り、使用している。その横に置いてあるのが、ジョン・メイヤーがこのメーカーを有名にしたと言っても過言ではないTwo-Rock John Mayer Signature Model。ジョン・メイヤーのメインアンプはTwo-Rockだったが、アメリカツアーからは影を潜めていた。しかし音的に足りない所があったのだろうか、今回のオセアニア、アジアツアーから復活を果たしたのだ。

PRS J-MOD 100 John Mayer Signature ModelPRS J-MOD 100 John Mayer Signature Model Two Rock John Mayer Signature Model PrototypeTwo Rock John Mayer Signature Model Prototype

   では、11日の公演セットリストからジョン・メイヤーの”現在“を奏でるサウンドを探求してみよう。
   オープニングは「ビリーフ」。ライヴの代表曲であり、1曲目に演奏することが多く、今回は当然Silver Skyで弾くのかと思いきや、日本で初めてBlack1を使用。ギターを持った瞬間からコアファンのテンションはMAXへ。やはり「ビリーフ」にはBlack1が似合っていると感じてしまう。ギターの音も曲に合っているからだ。 2曲目に入るときにローディのレネ・マルティネス(スティービー・レイ・ヴォーンのローディ)が下手袖からSilver Skyを持ってくると、ジョン・メイヤーは首を振り、2曲目もこのままBlack1でいくという仕草。そのまま「ムーヴィング・オン・アンド・ゲッティング・オーヴァー」に突入。3曲目の「アイ・ドント・トラスト・マイセルフ」までBlack1で通して弾くという昔からのファンにとっては特大のサービス。3曲通してBlack1を使ったのはオセアニア、アジアツアーでは初めての事で、感激が止まらないままライヴは進んでいく。
   ジョン・メイヤーは以前からライヴへの向き合い方として「ファンは僕の事を何もわかっていない、僕もファンの事をわかっていない、わかっている気になってはいけない。僕らはライヴで毎回ゼロから分かり合うんだ」と語っていた。ギターを急に変えて使うのも、まずは分かり合う事から始めようという意味なのか?と思わせる行動にも見えるが考えすぎか(笑)・・・

Martin John Mayer Signature Model OM28JM:世界限定404本Martin John Mayer Signature Model OM28JM:世界限定404本 Martin D-45 John Mayer Signature Model:世界限定45本Martin D-45 John Mayer Signature Model:世界限定45本

  「フー・セイズ」~「ウェイティン・オン・ザ・デイ」はお馴染みでもあるMartin社John Mayer Signature Model 『OM28JM』。不思議なことに、エレキギターはワイヤードだが、アコースティックギターはワイヤレスというシステム。アコースティックギターはワイヤレスのほうが音が良いという持論だそうだ。
   ここからは真打ちSilver Skyの登場!バラードなのにヘビーで重厚な楽曲「チェンジング」のギターソロを間奏、後奏、ものすごい長尺で弾き倒し、Silver Skyのギターの音色が武道館に染み込んでいく。新曲「ニュー・ライト」では日本語も織り交ぜたMCで曲の乗り方(踊り方?)まで伝授するほどで、間奏のカッティングギターはこれまたキレッキレで興奮は最高潮!
   インターミッションを挟んだ後半戦のスタートは武道館に満ちた熱気を冷ますかのように1人アコースティック・コーナー。OM28JMをレギュラー・チューニングだけではなく、変則チューニングなども織り交ぜてギターの新たな可能性を惜しげもなく披露してくれる。
   ライヴは徐々に終盤へ。「イン・ザ・ブラッド」ではMartin社John Mayer Signature Model『D-45』のズンズンズンという重い8ビートが心臓の鼓動とリンクしていき、その上天才ギタリストでツアーメンバーのDavid Ryan HarrisとIsiah Sharkeyがギターソロを交互に回すからもうこれ以上ない贅沢さで失神寸前。

PRS John Mayer Signature Model Super Eagle:世界限定100本PRS John Mayer Signature Model Super Eagle:世界限定100本 Martin 00-45SC John Mayer Signature Model:2012年発売Martin 00-45SC John Mayer Signature Model:2012年発売

   ライヴの定番「スロウ・ダンシング・イン・ア・バーニング・ルーム」ではFender社Stratocaster1964年製のヴィンテージギターを使用。なんという太いギターサウンド!全身がしびれるクランチサウンドで長尺ギターソロを披露し、満員の客席を最高の熱気へと加速させる。
  「イフ・アイ・エヴァー・ゲット・アラウンド・トゥ・リヴィング」ではOM28JMでイントロを弾き始め、ギターソロになると、Grateful DeadのスピンオフバンドDead & Companyでしか使わない、ジョン・メイヤーがP.R.Sと初めて一緒に作ったP.R.S John Mayer Signature Model『Super Eagle』を日本公演で初披露。とことん音にこだわり、出し惜しみなく様々なギターを使う。
   本編ラスト曲「ディア・マリー」ではMartin社 John Mayer Signature Model OO-45SCが登場。Martinらしい暖かいサウンドが心に沁みる。最後のシンガロング「Oh-Oh-Oh」の大合唱で本篇が終了。すでに放心状態の中、畳みかけるようにアンコールへ!
   アンコールの最後の曲に最もふさわしい「グラヴィティ」をBlack1で演奏!天才的な歌声と魔法のような指使いに涙でステージが観えない私を、これ以上ないミドルのぶっといギターの音が、熱くそして優しく包み込んでくれた。オセアニア、アジアツアーの最終日という事もあり、大団円で幕を閉じる。
   ライヴ終了後はプロレスラー中邑真輔のボマイェを喰らったかのような衝撃にしばらく立てず、呆然として椅子にもたれかかり動けない状態から脱するまでどれだけかかっただろうか。このライヴでジョン・メイヤーと分かり合えたと感じることが出来たものの、当分はジョン・メイヤー・ロスで抜け殻のようになることだろう。
   素晴らしい武道館でのライヴに感謝しつつ、10月のロンドン公演に出向いて、進化し続けるジョン・メイヤー・サウンドを再び全身に浴びるのを今から楽しみにしている。

Byタキチ機材提供:熊崎滋

2019年4月11日 @日本武道館 セットリスト

  • 01.Belief
  • 02.Moving On and Getting Over
  • 03.I Don't Trust Myself (With Loving You)
  • 04.Who Says
  • 05.Waitin' on the Day
  • 06.Love on the Weekend
  • 07.Something Like Olivia
  • 08.Changing
  • 09.Why Georgia
  • 10.New Light
  • 11.In Your Atmosphere
  • 12.Buckets Of Rain
  • 13.Your Body Is a Wonderland
  • 14.Neon
  • 15.I Guess I Just Feel Like
  • 16.Rosie
  • 17.In the Blood
  • 18.Slow Dancing in a Burning Room
  • 19.The Age of Worry
  • 20.If I Ever Get Around to Living
  • 21.Waiting on the World to Change
  • 22.Dear Marie
  • 23.You're Gonna Live Forever in Me
  • 24.Gravity

ジョン・メイヤー: プロフィール

ジョン・メイヤー(John Mayer)

●2001年コロンビア・レーベルからメジャー・デビュー(日本2002年)。<現代の3大ギタリスト>と評され、グラミー7冠に輝く天才ギタリスト/稀代のシンガー・ソングライター。これまでに3枚のアルバムが全米1位を獲得、アルバム売上は2000万枚超。

●2012年発表の5作目『ボーン・アンド・レイズド』は全米チャート堂々2週連続1位を記録するが、その後喉の不調により予定されていたツアーはキャンセルになるなど一時活動を休止していた。

●2013年、奇跡の復活を遂げ6枚目となるアルバム『パラダイス・バレー』を発表(全米2位)。2015年春には同作を携え、4年ぶり4回目となる待望の来日公演を果たし、武道館・大阪城ホールでのツアーも大成功を収めた。

●2017年4月、約3年半ぶりの最新アルバム『ザ・サーチ・フォー・エヴリシング』(通算7作目)をリリース(全米2位)。近年グレイトフル・デッドのスピンオフ・プロジェクト=デッド・アンド・カンパニーに参加するなど、新たな音楽を追求し続けてきたジョン。「タイトルの<尽きることのない探究>は僕のキャリアや人生そのものを物語っている/新作は僕がインスピレーションを受けた音楽やこれまでやってきたいろいろなスタイルの音楽を集めたミックステープのようなものになる」と本人が語るように、この作品はロック、R&B、ソウル、ポップス、カントリー等ジョンがこれまで出会ってきたすべての音楽のエッセンスを昇華させた<ジョン・メイヤー・ミュージックの結晶>となる濃密な作品に仕上がっている。ジョン・メイヤー・トリオのスティーヴ・ジョーダン(ドラムス)とピノ・パラディーノ(ベース)が全面参加したことでも話題を呼んだ。2018年には至高のポップ・ソング「ニュー・ライト」を公開し注目を集めた。

●2019年4月、最新アルバム『ザ・サーチ・フォー・エヴリシング』を携え待望の来日公演が実現、日本武道館2daysが決定している。

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