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JETHRO TULL

ジェスロ・タル
『ロックフルーテ』


全世界同時発売

プログレッシヴ・ロック・バンドのレジェンド
“ジェスロ・タル”が僅か1年3カ月の
インターバルで新作をリリース!
テーマは、アンダーソンのルーツだという
スカンジナビアに伝わる神話に基づいた黙示録。
世界が最終決戦に至るまでと、
その後の再生を12編で描いた壮大な物語。

Introduce

ロック・ミュージックにあるような
ロック・フルート向けの、
インストゥルメンタルが大部分の
アルバムを作ろうという
アイデアから始めた
――イアン・アンダーソン

1968年にアルバム『日曜日の印象』でデビュー。1969年にリリースした2ndアルバム『スタンド・アップ』が全英1位を記録。『ジェラルドの汚れなき世界』('72年)、『パッション・プレイ』('73年)は全米1位の大ヒットとなり、フルートを操るイアン・アンダーソンを中心としたバンドは世界的な人気を獲得。今までにトータル5,000万枚以上のセールスを記録している。

2014年、イアン・アンダーソンが無期限活動停止を発表したが、2017年にバンドの活動を再開。2022年1月にジェスロ・タル名義としては約18年ぶりの新作『ザ・ゼロット・ジーン』をリリースし、全英9位を記録。ジェスロ・タルの“復活”を強烈に印象づけた。

それから僅か1年3か月でリリースとなる今作は彼らにとって23作目となるスタジオ・アルバム。テーマは、アンダーソンのルーツだというスカンジナビアに伝わる神話に基づいた黙示録。

Japan Edition

ジェスロ・タル『ロックフルーテ』

ジェスロ・タル
『ロックフルーテ』

(金)
全世界同時発売
SICP-31603 / ¥2,750 (税込)
●高品質Blu-spec CD2 ●解説:山田順一 ●歌詞・対訳付 ●イアン・アンダーソンによるライナーノーツ(翻訳付)
  1. Voluspo
    ヴォルスポ [巫女の予言]
  2. Ginnungagap
    ギンヌンガガプ
  3. Allfather
    オールファーザー[全父]
  4. The Feathered Consort
    ザ・フェザード・コンソート[羽を持つ伴侶]
  5. Hammer On Hammer
    ハンマー・オン・ハンマー[ハンマーを打ち重ねて]
  6. Wolf Unchained
    ウルフ・アンチェインド[解き放たれたオオカミ]
  7. The Perfect One
    ザ・パーフェクト・ワン[完璧なる者]
  8. Trickster (And The Mistletoe)
    トリックスター(アンド・ザ・ミッスルトウ)[トリックスター(とヤドリギ)]
  9. Cornucopia
    コルヌコピア
  10. The Navigators
    ザ・ナヴィゲイターズ[船を導く者]
  11. Guardian’s Watch
    ガーディアンズ・ウォッチ[守護神の見張り]
  12. Ithavoll
    イザヴェル
プロデュース&ミックス:イアン・アンダーソン

Notes

2003年9月の『The Jethro Tull Christmas Album』以来、約18年ぶりのアルバムとなった2022年1月リリースの前作『ザ・ゼロット・ジーン(The Zealot Gene)』に続き、イアン・アンダーソン率いるこのバンドが、12曲入りのアルバムを引っ提げてシーンに戻ってくる。

内容は古代スカンジナビアの多神教信仰における主要神のキャラクターや役割に基づいていると同時に、ジェスロ・タルによって象徴的な存在になった「ロックフルーテ」(ロック・フルート)の世界を探求している。

アルバムから先行配信されたファースト・シングル「ギンヌンガガプ」はミュージック・ビデオも公開されている。このミュージック・ビデオは見事なアニメーション・ビデオ(コスティン・チオレアヌ[Costin Chioreanu]制作)に仕上がっている。この曲は神ユミル(Ymir)にインスピレーションを得ており、人間の原型である原始人の彼は、エーリヴァーガル(Élivágar)と呼ばれる氷で覆われた川から滴る毒液から生まれ、ギンヌンガガプという不毛の地に棲んでいたという。

先行配信曲「ギンヌンガガプ」のミュージック・ビデオ

アルバムタイトル『ロックフルーテ』と
テーマについて
by イアン・アンダーソン

このアルバムのタイトルは決まるまでに2、3変わっているんだ。僕はロック・ミュージックにあるようなロック・フルート向けの、インストゥルメンタルが大部分のアルバムを作ろうというアイデアから始めた。

アルバムの主題が見えてきた頃、僕は古代スカンジナビアの神話に出てくるラグナロク(Ragnarök)という概念に惹かれた。黙示録的な終末期、あるいは聖書でいうアルマゲドン(世界最終戦争)の彼らによる解釈のことだ。“最終決戦”のシナリオは、たとえばヒンズー教、キリスト教、イスラム教など、至るところに遍在している。“ラグナロク”は“神々の運命”と訳せて、“ロク(rök)”の部分が運命、道、方向性を意味するんだ。ゲルマン語の起源である古ノルド語に由来するウムラウト(oの上の点)がしっかりあるということで、フルート(flute)もスペルを合わせてフルーテ(Flöte)というスペルになっている。

ここまで解るかな? 理に適った効果的なウムラウトを使うという素晴らしい機会を逃す訳にはいかないんだ。

Import Edition

  • 『RökFlöte』

    Ltd Deluxe
    Dark Red 2LP+2CD+Blu-ray
    Artbook incl. 2 x art-prints

  • 『RökFlöte』

    Ltd Deluxe
    2CD+Blu-ray
    Artbook

  • 『RökFlöte』

    Special Edition
    CD Digipak

  • 『RökFlöte』

    Gatefold 180g LP
    +LP-booklet

●2種類の限定盤デラックス・フォーマットはボーナスのデモ音源、長文ライナーノーツに加え、ドルビー・アトモス、5.1サラウンド・サウンド、ブルース・ソード(Bruce Soord)(ザ・パイナップル・シーフ)によるオルタナティヴ・ステレオ・ミックス、さらにはボーナス・トラック1曲、イアン・アンダーソンの掘り下げたインタビューが含まれている。
●空間オーディオのフォーマットであるドルビー・アトモスとソニーの360 Reality Audioでも配信リリース。

Jethro Tull

JETHRO TULL 2023

ジェスロ・タル
現ラインナップ

イアン・アンダーソン (Ian Anderson)
ジョー・パリッシュ・ジェームズ (Joe Parrish-James)
スコット・ハモンド (Scott Hammond)
ジョン・オハラ (John O’Hara)
デイヴィッド・グーディア (David Goodier)

- フルート、アコースティック・ギター、ハーモニカ、ヴォーカル
- ギター
- ドラムス
- ピアノ、キーボード、アコーディオン
- ベース

イアン・アンダーソン (Ian Anderson) - フルート、アコースティック・ギター、ハーモニカ、ヴォーカル
ジョー・パリッシュ・ジェームズ (Joe Parrish-James) - ギター
スコット・ハモンド (Scott Hammond) - ドラムス
ジョン・オハラ (John O’Hara) - ピアノ、キーボード、アコーディオン
デイヴィッド・グーディア (David Goodier) - ベース

ジャズ、ブルース、トラディショナル・フォーク、クラシックなどさまざまな要素を内包した独自の音楽性とシアトリカルなパフォーマンスに加えて、『アクアラング』(1971年)、『ジェラルドの汚れなき世界』(1972年)、『パッション・プレイ』(1973年)といった革新的なコンセプト・アルバムを次々に世に送り出し、時代に応じて変遷を重ねながら、単なるプログレッシヴ・ロックの枠にとらわれない活動を続ける英国を代表するロック・バンド。

1967年、イアン・アンダーソンが在籍していたジョン・エヴァンズ・バンドを母体に結成。バンド名は18世紀イギリスの農学者の名前からつけられた。1本足でフルートを吹きまくるアンダーソンを中心に、1968年のレコード・デビュー以来、メンバー・チェンジもありながら数々の名作を発表。発表したアルバムは30作以上、のべ5,000万枚以上を売り上げている。半世紀を越えていまだにシーンに多大な影響を与え続けている。その間の1989年の第31回グラミー賞では、最優秀ハードロック/メタル・パフォーマンス賞を受賞する栄誉にも輝いた。

2014年には、バンドの無期限停止が宣言され、以降はイアン・アンダーソン名義で活動していたが、2017年から再びジェスロ・タルの名を掲げてツアーを周り、2022年には、ついにその名跡を復活させた18年ぶりとなるスタジオ・アルバム『ザ・ゼロット・ジーン』をリリースした。全英アルバム・チャートでは最高位9位を記録。これは彼らにとって1972年以来の快挙となった。ドイツで4位、スイスで3位、オーストリアで5位、フィンランドで8位に初登場したほか、全米アルバム・チャート、カレント・アルバム・チャート、ロック・アルバム・チャートのトップ10入りを果たすなど、健在ぶりを示した。

今年2023年4月には前作から僅か1年3ヵ月で新作を発表。コンサート・ツアーも行うなど、精力的な活動を続けている。