ジャズ生誕100周年記念企画 2タイトル同時発売!2017.12.13 ON SALE

1917年に“ジャズ”と明記した商業用レコードが初録音されてから今年(2017年)で100年。

その100周年を記念して、ディキシーランド・ジャズとスウィング・ジャズの魅力を凝縮したコンピレーションをリリース。

『ヒストリー・オブ・ディキシーランド・ジャズ』はジャズ初録音となったオリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンドの 音源を含む、ジャズ創成期のディキシーランド/ニューオリンズ・ジャズの魅力を2枚のCDに凝縮。

『ヒストリー・オブ・スウィング・ジャズ』は1930~40年代にかけて一世を風靡したスウィング・ジャズの名演を 余すところなく2枚のCDに収録。いずれのコンピレーションもジャズ・ファン必携!

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ヒストリー・オブ・ディキシーランド・ジャズHISTORY OF DIXIELAND JAZZ

SICJ 224~5(2CD)

選曲・解説:原田和典  ¥2400+税

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  • OriginalDixielandJazzBand
  • EddieCondon
  • JackT,B.Freeman,P.W
  • JackTeagarden
  • JohnnyDodds
  • KingOliver_Band
  • LouisArmstrong

ディスク1にはオリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド(ODJB)が1917年に吹き込んだ“ジャズ・レコード第1号”を筆頭に白人ミュージシャンたちのプレイを収録。ディスク2には彼らにインスピレーションを与えたに違いないニューオリンズをルーツとする黒人ミュージシャンたちをフィーチャーした演唱を収録。肌の色の異なる者が同じステージでプレイすることへの障壁も少なくなかった時代に、それぞれの人種が、ジャズへの愛を燃やしながらひたむきに吹き、弾き、叩き、歌った証がここにある。

OriginalDixielandJazzBand

CDライナーノーツより抜粋(原田和典・筆)    ジャズ・レコード誕生100年を記念して、全米2大メジャー・レーベル(Columbia、RCA [Victor])の国内発売元であるソニー・ミュージックからディキシーランド/ニューオリンズ・ジャズ、スウィング・ジャズのコンピレーション・アルバム(各2枚組)が登場した。今あなたが手にしているのは、そのディキシーランド/ニューオリンズ・ジャズ編だ。

    ディスク1ではオリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド(ODJB)が1917年に吹き込んだ“ジャズ・レコード第1号”を筆頭に白人ミュージシャンたちのプレイ、ディスク2には彼らにインスピレーションを与えたに違いないニューオリンズをルーツとする黒人ミュージシャンたちをフィーチャーした演唱が収められている。公民権法の制定は1964年7月。肌の色の異なる者が同じステージでプレイすることへの障壁も少なくなかった時代に、それぞれの人種が、ジャズへの愛を燃やしながらひたむきに吹き、弾き、叩き、歌った証がここにある。

    曲目に関しては、ルイ・アームストロングのような世界規模の人気者が残した大定番に限らず、ニューオリンズで一生を送ったローカル・ミュージシャンたちのパフォーマンスも収録した。そして「セントルイス・ブルース」、「聖者の行進」、「マック・ザ・ナイフ」など現在もよく演奏されるナンバーだけではなく、ジェリー・ロール・モートンの「ブラック・ボトム・ストンプ」、ビックス・バイダーベックの「ジャズ・ミー・ブルース」など、世界中の歴代ジャズ・ファンが聴き継いできたであろう金字塔もとりあげた。「この曲、知ってる」、「このリズム、かっこいいな」、「こんな以前に、こんなすごいことをやっていたのか!」などなど、気軽に楽しんでいただければ幸いだ。

JackT,B.Freeman,P.W

    フィジカルショップやネットショップの品ぞろえを見る限り、古典ジャズに関するそれは決して潤沢ではない。しかもジャズという音楽は今なお進行形で、がんがん面白いニュー・レコーディングが出ているのだから、どうしても“生きて動いているもの”を追いたくなるのが人間の性かもしれぬ。けれど、せっかくジャズを好きになったのなら、古いとか新しいとか、カテゴリーとかスタイルとか、すべてを超越して、まるごと愛してみるのも一つの生き方ではないか…おせっかいかもしれないが、そういいたくなる気分も抑えられないのである。

    この魅力的な音楽は、いかにして生まれたのか? さあ、「ジャズをめぐる旅」に出てみよう。

ヒストリー・オブ・ディキシーランド・ジャズ
ご購入はこちらから
Sony Music Shop
  • Disc-1 DIXIELAND
  • 01. リヴァリー・ステイブル・ブルースオリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド
  • 02. ディキシーランド・ジャズ・バンド・ワン・ステップオリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド
  • 03. クラリネット・マーマレード・ブルースオリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド
  • 04. ハウ・カム・ユー・ドゥ・ミー・ライク・ユー・ドゥオリジナル・メンフィス・ファイヴ
  • 05. クレオール・ブルースアンソニー・パレンティ&ヒズ・フェイマス・メロディ・ボーイズ
  • 06. エヴリバディ・ラヴズ・サムバディ・ブルースニューオリンズ・リズム・キングス
  • 07. シンギン・ザ・ブルースビックス・バイダーベック・アンド・フランキー・トランバウアー&ヒズ・オーケストラ
  • 08. ジャズ・ミー・ブルースビックス・バイダーベック&ヒズ・ギャング
  • 09. ロイヤル・ガーデン・ブルースビックス・バイダーベック&ヒズ・ギャング
  • 10. チャイナ・ボーイマッケンジー&コンドンズ・シカゴアンズ
  • 11. シム・ミー・シャ・ウォブルミフ・モール&ヒズ・リトル・モーラーズ
  • 12. テイルスピン・ブルースマウンド・シティ・ブルー・ブロウアーズ
  • 13. タイガー・ラグオリジナル・ディキシーランド・ファイヴ
  • 14. アット・ザ・ジャズ・バンド・ボールボビー・ハケット&ヒズ・オーケストラ
  • 15. ジ・イールバド・フリーマン&ヒズ・スマ・カム・ロード・オーケストラ
  • 16. リラクシン・アット・ザ・トゥーロマグシー・スパニア&ヒズ・ラグタイム・バンド
  • 17. ビール・ストリート・ブルースジャック・ティーガーデン&ヒズ・オーケストラ
  • 18. ジャム・セッション・アット・ビクタージャック・ティーガーデンズ・ビッグ・エイト
  • 19. フィジェティ・フィートアーヴィング・ファゾラズ・ディキシーランダース
  • 20. ザッツ・ア・プレンティジミー・ドーシー&ヒズ・オリジナル・ドーシーランド・ジャズ・バンド
  • 21. コリアーズ・クラムベイクジョージ・ウェットリングス・ジャズ・バンド
  • 22. アラビアの酋長ランパート・ストリート・パレーダーズ
  • 23. セント・ジェームス病院エディ・コンドン&ヒズ・オール・スターズ
  • 24. サウス・ランパート・ストリート・パレードジミー・マクパートランド&ヒズ・ディキシーランダーズ
  • 25. マック・ザ・ナイフビング・クロスビー&ボブ・スコビーズ・フリスコ・ジャズ・バンド
  • Disc-2 NEW ORLEANS
  • 01. ウェスト・エンド・ブルースルイ・アームストロング&ヒズ・ホット・ファイヴ
  • 02. ディッパーマウス・ブルースキング・オリヴァーズ・クレオール・ジャズ・バンド
  • 03. ブラック・ボトム・ストンプジェリー・ロール・モートンズ・レッド・ホット・ペッパーズ
  • 04. ドクター・ジャズジェリー・ロール・モートンズ・レッド・ホット・ペッパーズ
  • 05. ブルー・クラリネット・ストンプジョニー・ドッズ・トリオ
  • 06. レッド・マン・ブルーピロンズ・ニューオリンズ・オーケストラ
  • 07. トゥ・ワ・バッカ・ワルイズ・デュメインズ・ジャズオラ・エイト
  • 08. ボガルサ・ストラットサム・モーガンズ・ジャズ・バンド
  • 09. ポテト・ヘッド・ブルースルイ・アームストロング&ヒズ・ホット・セヴン
  • 10. ベイズン・ストリート・ブルースルイ・アームストロング&ヒズ・ホット・ファイヴ
  • 11. ユー・ゴナ・ニード・マイ・ヘルプシッピー・ウォレス
  • 12. ドギン・ザット・シングウォルター・ピション
  • 13. アストリア・ストラット/ジョーンズ&コリンズ・アストリア・ホット・エイト
  • 14. シャグシドニー・ベシェ&ヒズ・ニューオリンズ・フィートウォーマーズ
  • 15. ゲッティン・トゥゲザーメズロウ・ラドニア・クインテット
  • 16. 南部の夕暮シドニー・ベシェ&ヒズ・ニューオリンズ・フィートウォーマーズ
  • 17. 12番街のラグシドニー・ベシェ&ヒズ・ニューオリンズ・フィートウォーマーズ
  • 18. アイム・ゴーイング・ホームジミー・ヌーン・トリオ
  • 19. グッバイ・グッド・ラック・トゥ・ユークレオール・ジョージ・グェノン
  • 20. ハイ・ソサエティバンク・ジョンソン&ヒズ・ニューオリンズ・バンド
  • 21. ジェリコの戦いキッド・オリー&ヒズ・クレオール・ジャズ・バンド
  • 22. スナフ・ドリッピング・ウーマンプレストン・ジャクソン&ヒズ・ニューオリンズ・バンド
  • 23. セントルイス・ブルースルイ・アームストロング
  • 24. 聖者の行進ルイ・アームストロング&ヒズ・オール・スターズ
  • All Tracks : MONO(Except Disc-1 24 : STEREO)

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ヒストリー・オブ・スウィング・ジャズHISTORY OF SWING JAZZ

SICJ 226~7(2CD)

選曲・解説:原田和典  ¥2400+税

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  • ArtieShaw1
  • BennyGoodman
  • D
  • GlennMiller
  • JohnKirby
  • LionelHamptonB
  • MckinneysCottonPickers
  • TommyDorsey

ディスク1にはジャズ史上に輝くビッグ・バンドの定番曲を収録。親しみやすいメロディや華麗なソロと共に、名だたるアレンジャーたちの英知が注ぎ込まれたイントロやエンディング、アンサンブル、ハーモニーにも注意深く耳を傾けて頂きたい。ディスク2には、コンボ(combination orchestraの略。小編成のバンドを意味する)によるパフォーマンスを中心に、デュオやソロなども収録。小編成で思う存分に即興を繰り広げた白熱の演奏に注目。

MckinneysCottonPickers

CDライナーノーツより抜粋(原田和典・筆)    ジャズ・レコード誕生100年を記念して、全米2大メジャー・レーベル(Columbia、RCA[Victor])の国内発売元であるソニーミュージックからディキシーランド/ニューオリンズ・ジャズ、スウィング・ジャズのコンピレーション・アルバム(各2枚組)が登場した。今あなたが手にしているのは、そのスウィング・ジャズ編だ。

    スウィング・ジャズの華といえば、やはりオーケストラ(ビッグ・バンド)ということになるだろう。ディキシーランド/ニューオリンズ・ジャズはその名の通りニューオリンズで産声をあげ、主に小編成のバンドによって酒場やナイト・クラブで演奏されたが、スウィング・ジャズは大都市ニューヨークで発展し、主にボールルーム(ダンスホール)でプレイされた。マイクも未発達、PAシステムなど夢のまた夢という時代に、広めの会場をそれなりの音量で満たすためには、とにかく生音の出力を大きくする必要があった。必然的に楽団の人数は増え、それが決して野放図にならないよう、彼らの放つ音をまとめるアレンジャー(編曲者)の役割も重大なものとなる。ディスク1にはジャズ史上に輝くビッグ・バンドの定番曲を並べたが、親しみやすいメロディや華麗なソロと共に、名だたるアレンジャーたちの英知が注ぎ込まれたイントロやエンディング、アンサンブル、ハーモニーにも注意深く耳を傾けていただけたらと思う。

BennyGoodman

    そしてディスク2では、コンボ(combination orchestraの略。小編成のバンドを意味する)によるパフォーマンスを重視した。編曲ありきのオーケストラ・サウンドもいいけれど、そこはやはりジャズメン。小編成で思いっきり即興を繰り広げたいという気持ちは、いつだって燃え盛っていたはずだ。ライヴ・ステージではいまだ人種別に分けられることが多かったが(公民権法が制定されたのは1964年7月)、レコーディング・スタジオや非公式なジャム・セッションでは肌の色を超えた交歓も多々、行なわれていた。また、30年代後半~40年代初頭のジャズ界を駆け抜けた3つの流星、チュー・ベリー(テナー・サックス)、チャーリー・クリスチャン(ギター)、ジミー・ブラントン(ベース)のプレイから次世代のジャズ“ビ・バップ”(モダン・ジャズの最初期のスタイル)の兆しを感じることも決して難しくはないはずだ。

GlennMiller

    フィジカルショップやネットショップの品ぞろえを見る限り、古典ジャズに関するそれは決して潤沢ではない。しかもジャズという音楽は今なお進行形で、がんがん面白いニュー・レコーディングが出ているのだから、どうしても“生きて動いているもの”を追いたくなるのが人間の性かもしれぬ。けれど、せっかくジャズを好きになったのなら、古いとか新しいとか、カテゴリーとかスタイルとか、すべてを超越して、まるごと愛してみるのも一つの生き方ではないか…おせっかいかもしれないが、そういいたくなる気分も抑えられないのである。

    この魅力的な音楽は、いかにして生まれたのか? さあ、「ジャズをめぐる旅」に出てみよう。

ヒストリー・オブ・スウィング・ジャズ
ご購入はこちらから
Sony Music Shop
  • Disc-1 BIG BAND
  • 01. A列車で行こうデューク・エリントン&ヒズ・フェイマス・オーケストラ
  • 02. スウィングしなけりゃ意味ないねデューク・エリントン&ヒズ・オーケストラ・ウィズ・アイヴィー・アンダーソン
  • 03. シュガー・フット・ストンプフレッチャー・ヘンダーソン&ヒズ・オーケストラ
  • 04. プレイン・ダートマッキニーズ・コットン・ピッカーズ
  • 05. ミニー・ザ・ムーチャーキャブ・キャロウェイ&ヒズ・コットン・クラブ・オーケストラ
  • 06. サヴォイでストンプチック・ウェッブ&ヒズ・オーケストラ
  • 07. ブルー・ルーフレッチャー・ヘンダーソン&ヒズ・オーケストラ
  • 08. その手はないよベニー・グッドマン&ヒズ・オーケストラ
  • 09. ビギン・ザ・ビギンアーティ・ショウ&ヒズ・オーケストラ
  • 10. チェロキーチャーリー・バーネット&ヒズ・オーケストラ
  • 11. センチになってトミー・ドーシー&ヒズ・オーケストラ
  • 12. 言い出しかねてバニー・ベリガン&ヒズ・オーケストラ
  • 13. テイント・ホワット・ユー・ドゥジミー・ランスフォード
  • 14. グランド・テラス・シャッフルアール・ハインズ&ヒズ・オーケストラ
  • 15. シング・シング・シング(パート1&2)ベニー・グッドマン&ヒズ・オーケストラ
  • 16. レット・ミー・オフ・アップタウンジーン・クルーパ&ヒズ・オーケストラ・ウィズ・アニタ・オデイ・アンド・ロイ・エルドリッジ
  • 17. いつか聴いた歌ハリー・ジェイムス&ヒズ・オーケストラ・ウィズ・ヘレン・フォレスト
  • 18. ビューグル・コール・ラグメトロノーム・オールスターズ
  • 19. ワン・オクロック・ジャンプカウント・ベイシー&ヒズ・オーケストラ
  • 20. イン・ザ・ムードグレン・ミラー&ヒズ・オーケストラ
  • 21. ムーンライト・セレナーデグレン・ミラー&ヒズ・オーケストラ
  • 22. センチメンタル・ジャーニーレス・ブラウン&ヒズ・オーケストラ・ウィズ・ドリス・デイ
  • Disc-2 SOLO, DUO, COMBO and others
  • 01. レスター・リープス・インカウント・ベイシー&カンザス・シティ・セヴン
  • 02. レディ・ビー・グッドジョーンズ–スミス・インク
  • 03. モーテン・スウィングベニー・モーテンズ・カンザス・シティ・オーケストラ
  • 04. ティー・フォー・トゥーアート・テイタム
  • 05. 浮気はやめたファッツ・ウォーラー
  • 06. 手紙でも書こうファッツ・ウォーラー
  • 07. ハニーサックル・ローズジャム・セッション・アット・ビクター
  • 08. 月に願いをビリー・ホリデイ
  • 09. ブルース・イン・C♯マイナーテディ・ウィルソン&ヒズ・オールスターズ
  • 10. スウィートハーツ・オン・パレードライオネル・ハンプトン&ヒズ・オーケストラ
  • 11. フライング・ホームライオネル・ハンプトン&ヒズ・オーケストラ
  • 12. ノッキン・オン・ウッドレッド・ノーヴォ
  • 13. 恋人よ我に帰れミルドレッド・ベイリー&ハー・オーケストラ
  • 14. ロック・ロモンドマキシン・サリヴァン&ハー・オーケストラ
  • 15. エファーヴェセント・ブルースジョン・カービー&ヒズ・オーケストラ
  • 16. トルコの黄昏トミー・ドーシー&ヒズ・クランベイク・セヴン
  • 17. サミット・リッジ・ドライヴアーティ・ショウ&ヒズ・グラマシー・ファイヴ
  • 18. 身も心もコールマン・ホーキンス&ヒズ・オーケストラ
  • 19. ライムハウス・ブルースチュー・ベリー&ヒズ・ストンピイ・スティーヴドアス
  • 20. キャラヴァンバーニー・ビガード&ヒズ・ジャゾペイターズ
  • 21. 昔はよかったねジョニー・ホッジス&ヒズ・オーケストラ
  • 22. ピター・パンサー・パターデューク・エリントン&ジミー・ブラントン
  • 23. アヴァロンベニー・グッドマン・クァルテット
  • 24. メモリーズ・オブ・ユーベニー・グッドマン・セクステット feat. チャーリー・クリスチャン
  • 25. グッド・イナフ・トゥ・キープベニー・グッドマン・セクステット feat. チャーリー・クリスチャン
  • All Tracks : MONO