JACKSON BROWNE

Downhill From Everywhere

ジャクソン・ブラウン|ダウンヒル・フロム・エヴリホェア

「尊厳と正義は、僕たちが生きていく上で重要なすべての事の根幹なんだ」

デビューから半世紀__。人生を深く理解した偉大なソングライターによる、この波乱と激動の時代にふさわしい、屈することなき厳しくも前向きな力強いメッセージが詰まった、約7年振りの最新オリジナル・アルバム。

ローリングストーン誌が選ぶ <史上最も偉大なソングライター> のひとりであるジャクソン・ブラウンによる、『スタンディング・イン・ザ・ブリーチ』(2014年)以来実に約7年振りの最新オリジナル・アルバム。全10曲からなる本作『ダウンヒル・フロム・エヴリホェア』は、 次々と激動の出来事が起きた2020年以前からレコーディングされたものであるにもかかわらず、驚くほど先見の明が感じられる時事的・心理的なテーマ/メッセージが詰まった作品となった。人種間の分断、民主主義の後退、海洋汚染など、社会的、政治的、環境的に引き返せないところまで急速に近づいている(ダウンヒル・フロム・エヴリホェア=あらゆるところから下ってきた)世界では、今やすべてが危機に瀕しており、何ひとつ確かなことはないのだと歌う。同時にこの混迷の時代に立ち向かう、屈することなき楽観主義の感覚 を持ち合わせた作品になっており、その根底には、尊厳と正義を敬い、多様性 を受け入れるという包容力の精神が流れている。

ジャクソン・ブラウン

『ダウンヒル・フロム・エヴリホェア』

2021年7月23日発売

同日デジタル配信開始:ハイレゾ/通常

【完全生産限定盤】 高品質Blu-Spec CD2仕様(日本盤のみ)/歌詞・対訳・解説付(対訳:中川五郎/解説:五十嵐正)/3面紙ジャケット仕様(FSC認証紙使用)/SICX 30122/¥2,860(税込)

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収録曲

  • 01.Still Looking For Something|
    スティル・ルッキング・フォー・サムシング
  • 02.My Cleveland Heart|
    マイ・クリーヴランド・ハート
  • 03.Minutes to Downtown|
    ミニッツ・トゥ・ダウンタウン
  • 04.A Human Touch|ヒューマン・タッチ
  • 05.Love Is Love|ラヴ・イズ・ラヴ
  • 06.Downhill From Everywhere|
    ダウンヒル・フロム・エヴリホェア
  • 07.The Dreamer|ザ・ドリーマー
  • 08.Until Justice Is Real|
    アンティル・ジャスティス・イズ・リアル
  • 09.A Little Soon To Say|
    ア・リトル・スーン・トゥ・セイ
  • 10.A Song For Barcelona|
    ソング・フォー・バルセロナ

プロデュース
ジャクソン・ブラウン

参加ミュージシャン
ジャクソン・ブラウン(vo/g)、ボブ・グラウブ(b)、マウリシオ・リワーク(d)、ジェフ・ヤング(key)、
アリシア・ミルズ(vo)、シャヴォンヌ・ステュワート(vo)、ヴァル・マッカラム(g)、グレッグ・リース(gs)etc.

「ソングライティングは神秘的なものなんだ。時に、神のお告げを求めるようなものだと感じることもある」(ジャクソン・ブラウン)

 ジャクソン・ブラウンの7年ぶりのニュー・アルバム『Downhill From Everywhere|ダウンヒル・フロム・エヴリホェア』を聴けば、彼の言葉が文字通りの意味を持っているのではないかと疑いたくなるはずだ。ここに収録されている曲は、次々と激動の出来事が起きた昨年より以前にレコーディングされたものであるにもかかわらず、驚くほど先見の明があるように感じられる。真実と正義、尊敬と尊厳、疑念と憧れをテーマにしながらも、まさにこの波乱の時代にふさわしい、屈することなき楽観主義の感覚を持ち合わせている。ジャクソンの輝かしい過去作品の多くと同様『Downhill From Everywhere』は、人とのつながりや目的、自分自身を探すことを原動力としつつも、行間には切迫感が漂っており、砂時計の砂が滑り落ちていくように、あらゆる場面で我々が瀬戸際にきていることを認識させる。彼は歌う。

 「時間が流れていく 川のように 列車のように 毎日燃えて短くなる導火線のように」。このような深い沈思は、70歳を越えたロック・アイコンが巡らす老いと死についての瞑想のように聞こえるかもしれないが、実際は鏡に映る自分を見ているのではなく、私たち人間のこと、そして社会的、政治的、環境的に引き返せないところまで急速に近づいている世界のことを歌っているのだ。きれいな空気、新鮮な水、人種間の平等、民主主義――今やすべてが危機に瀕しており、何ひとつ確かなことはないのだと。

 「災いの前兆は起きているんだ。僕の人生にしても、残された時間に限りがあることは知っている。でも僕には本当に素晴らしい美しい孫がいる。彼にとって住みやすい世界を残す責任をこれまで以上に痛感しているんだ」とジャクソンは言う。

 ジャクソンがアルバムで取り組む問題は広域的で普遍的なものであることが多いが、ここでの彼はより身近なスケールで、そのすべての中心にある人間の経験に一貫して焦点を当てている。ハイチのスラム街をバイクで移動するカトリック神父や、すべてを賭して国境の向こうにより良い生活を求める若いメキシコ人女性のことを歌っていても、ジャクソンが用いるのは心に響く普遍的な言葉。それは古いものを新しく、異質なものを親しみやすく感じさせる。

 「このアルバムの深いところに流れているのは、すべてを包み込む精神だ」とジャクソンは言う。「自分とは違う相手に心を開くという包容力の精神は、この世界で理解を深めるための基本的原理だ」

 確かに、そのような深い共感こそが50年以上前からジャクソン・ブラウン作品の核心だった。ローリングストーン誌が選ぶ「史上最も偉大なソングライター」のひとりである彼の楽曲は、まずニコ、バーズ、トム・ラッシュなどにレコーディングされた。1972年にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムでソロ活動を開始。「Running On Empty|孤独のランナー」や「The Pretender|プリテンダー」などの時代を象徴するヒット曲や「These Days|青春の日々」や「In the Shape of a Heart|シェイプ・オブ・ア・ハート」などのパーソナルなバラード曲で知られ、アメリカ国内だけで1800万枚以上を売り上げ、ロックの殿堂入り、ソングライターの殿堂入りを果たした。また、そのキャリアを通じて彼自身の生活や曲は常に、社会的、政治的、環境的な活動のためのファンドレイジングや意識向上のための活動と結びついてきた。

 『Downhill From Everywhere|ダウンヒル・フロム・エヴリホェア』 が証明するように、ジャクソンは成功に甘んじることなく、15枚のアルバムをリリースした今もなお、自らを奮い立たせる。ギタリストのグレッグ・リース(エリック・クラプトン、ビル・フリゼール)、ヴァル・マッカラム(ルシンダ・ウィリアムス、シェリル・クロウ)、ベーシストのボブ・グラウブ(リンダ・ロンシュタット、CSNY、ジョン・フォガティ)、キーボードのジェフ・ヤング(スティング、ショーン・コルヴィン)、ドラマーのマウリシオ・リワーク(シュガーランド、メリッサ・エスリッジ)を中心にレコーディングに臨んだこのアルバムは、グループのケミストリーと、新しいサウンドやアイディアへのオープンな姿勢から生まれた、真のコラボレーション作品と言っていいだろう。

 「最近は、ほとんどの作曲をスタジオの中で行うことが多いよ」と、自らプロデュースも手がけたジャクソンは言う。「部屋の中で全員が音楽に接することで、音楽には情報がもたらされる。さらには探究→レコーディング→レコーディングし直す、という旅を共にすることで、自分一人では決してたどり着けなかった場所にたどり着くことになるんだ」

 快活にアルバムのオープニングを飾る 「Still Looking For Something|スティル・ルッキング・フォー・サムシング」 は、ジャクソンの潜在意識の中で何年もかけて練り上げられてきた曲だ。ウィットと知恵がバランスよく混在するこの曲は、それがどこであろうとも我々に見つけられる自由を尊ぶ頌歌であり、その後、繰り返される暗闇と疑いの問いに贖罪と回復力という答えを提示するアルバムの完璧な導入部だ。例えば、遊び心のある 「My Cleveland Heart|マイ・クリーヴランド・ハー」 では、人間の脆い心を人工的な壊れない心に置き換えることで得られる解放感を想像する(「心はバッシングされるべく作られている/それでもパッションを失わない」)。その一方でほろ苦い「Minutes To Downtown|ミニッツ・トゥ・ダウンタウン」は、自分の世界を変えてしまうような誰かを信じ、勇気を振り絞って思い切ることを歌っている。「こんな気持ちにまたなるとは思ってもみなかった でもだめだ こんなに長くて、こんなに最後に近い物語では)」

 「表面的にはLAでの生活のことを歌っているが」と彼は言う。「本当は人生そのもののメタファーなんだ。僕はこの街が大好きだ。でも最初のアルバムを完成させた頃から常に離れようと思い続けてきた。自分にとってなじみのある生活を愛し、感謝し、そこに依存していたとしても、心の奥底では何か別のものを求めているということもある。それがなんなのかわからないとしてもね」

 アルバムの登場人物たちの多くを動かすのも、そんな一種の憧れの念だ。「A Human Touch|ヒューマン・タッチ」はジャクソンがスティーヴ・マキューアン、レスリー・メンデルソンと共作し――さらには絶妙なデュエットでヴォーカルも分かち合う――優しげなナンバーだが、そこで表現されるのはいまだ存在する同性間のリレーションシップに対する差別、愛、人とのつながり、理解といった、個人の性的指向にかかわらず、人間なら誰もが抱く普遍的願望だ。

 一方「The Dreamer|ザ・ドリーマー」が描くのは、それまで知っていた唯一の暮らしが引き裂かれようとしているメキシコ移民の女性の物語だ。しかし彼女が強制送還されるのを望む人間たちをただ悪者扱いするのではなく、彼らの閉鎖的な考えの裏にある人間性の悲劇をむしろ浮き彫りにする。ロス・センゾントレスのユージーン・ロドリゲスとの二ヶ国語によるコラボレーションでジャクソンは歌う。「僕たちは周りの人の半分すら見ていない/それなのに僕らを取り囲む敵ばかり見える 僕たちの間に築いた壁が、僕らを自らの恐怖の囚人にしている」

 「最初は国境での紛争について語りたいと思ったんだ」とジャクソンは説明する。「でも紛争について話すには、それを生きている人々について話すしかない。それでユージーンと僕の共通の知人であるルシーナという若い女性の話を話すことにした。でも、世間は”敵”だらけだと思っている人もまた人間であり、僕が歌うことはその人にとっても真実でなければならない。なぜなら、僕は彼らのことを話しているのではなく、彼らに話しかけているからだ。僕が不法入国した女の子のことを歌うのが気に入らなかったとしても、彼女のことを気にかけてもらいたいということさ」

 ジャクソンが『Downhill From Everywhere|ダウンヒル・フロム・エヴリホェア』で“気にかけている”ことはそれだけではない。エドワード・バーティンスキーのシュールな作品『Shipbreaking』シリーズの写真をジャケットに使用したことからも、それが壮大な取り組みであることが暗示される。そこに映るのはリリパット人[ガリバー旅行記]並みに小さな人間たちが、錆びた巨大な人間の創造物を解体するという骨の折れる作業に従事する姿だ。ソウルフルなタイトル曲では、私たち人間が、個人として社会として、プラスティックに依存していることを直視し、海に及ぼす壊滅的な影響を考えるように問いかける。カリブ風ナンバー「Love Is Love|ラヴ・イズ・ラヴ」では例えば、自然災害や人道的危機の時だけハイチを思い出すのではなく、そこに暮らす人々や文化についての理解をもっと広げようと挑みかける。心奮い立たせる「Until Justice Is Real|アンティル・ジャスティス・イズ・リアル」は私たちは何者で、どこに向かっているのかを定義する、ある種の実存的問いかけだ。「僕が見ようとしている未来とは何か?」ジャクソンが問いかける相手は誰でもない彼自身。「その未来は僕に何を求めているのだろう?」

 「人種的、経済的、環境的な正義は、僕らが今直面している他のすべての問題の根底にあるのだと思う」とジャクソンは言う。「尊厳と正義は、僕たちが生きていく上で重要なすべてのことの根幹なんだ」

 それでいて、ジャクソンがこのアルバムでしようとしていることは決して説教でもレクチャーでもなく、道徳を説くわけでも、隣人同士を戦わせようとしているわけでもない。それは行動を起こすことを暗黙のうちに喚起し、無関心を続けることでもたらされる結果に警鐘を鳴らす。音楽から自分なりの結論を導き出し、並置されたイメージの中から点と点を結びつけ、豊かで詳細に描写される現代生活の中に自分自身を認識するのは、聴き手である私たちなのだ。

 「ソングライターとしては、夢を見ている人を捉えたいんだ」と彼は説明する。「こちらが来ると思われていない時に、その人の心理に入り込む方法を見つけたいのさ」

 『Downhill From Everywhere|ダウンヒル・フロム・エヴリホェア』でジャクソン・ブラウンは夢見る私たちを捉えるだけでなく、より大きな夢を見ることに挑ませてくれる。曲は人や場所や可能性の究極の描写であると同時に私たちの根源的な人間性、喜び、痛み、愛、悲しみ、希望、欲望に訴えかけ、ただ人と人というだけでなく、私たちの前の世代やまだ来るべき世代までをも結びつけるのだ。

【活動家としてのジャクソン・ブラウン】

 1972年のデビュー以来、常に高い評価を受けてきたジャクソン・ブラウンは、政治や社会に鋭い視線を向けるとともに、脱原発運動や環境保護活動にも熱心に取り組んでいる社会派のシンガー・ソングライターとしても知られている。

 1979年、スリーマイル島の原発事故の後、ジャクソン・ブラウンはジョン・ホール、ボニー・レイット、グラハム・ナッシュらと共に M.U.S.E. 「Musicians United for Safe Energy(安全なエネルギーを求めるミュージシャン連合)」を立ち上げ 、同年9月NYのマジソン・スクエア・ガーデンで「NO NUKES」(原子力発電所建設反対運動)コンサートを開催。M.U.S.Eの呼びかけに応え、ブルース・スプリングスティーンやポール・サイモンなども出演し、第2のウッド・ストックとも評価されるコンサートとなった。

 2008年に発表された前作『時の征者』を伴ってのワールド・ツアーの全米日程では、彼が長年行って来た平和、社会正義、環境、未来における非核のための活動の精神に則って、収益金の一部がグアカモレ基金に寄付され、公共の利益のために活動する非営利団体のサポートに充てられた。ジャクソンはまた、コンサートの来客者たちに、食料銀行の備蓄用に保存食を持参し寄付することも呼びかけた。

この取り組みに関連して、ブラウンはファンに対しワールド・ハンガー・イヤー(訳注:貧困・飢餓撲滅を目指す非営利団体)の「アーティスツ・アゲンスト・ハンガー&ポヴァティ」プログラムへの参加を再度呼びかけた(会場で販売されるツアー・グッズも、オーガニック・コットン製のTシャツや、脱ペットボトル使用を訴えるタンブラーなど、環境問題に配慮したものだった)。

 2011年8月には、東日本大震災を受け、「M.U.S.E. Benefit For Japan Relief」チャリティ・コンサートを開催。 米国では最大のグリーン電力認証済みコンサート会場であるカリフォルニア州マウンテンビューのショアライン・アンフィシアターにて行ったこのコンサートは、32年振りのNO NUKES第2弾となるものだった。コンサートには1979年のオリジナルMUSEコンサートに出演したクロスビー・スティルス&ナッシュ、ボニー・レイット、ドゥービー・ブラザーズ、ジョン・ホールとともに、新たにジェイソン・ムラーズ、トム・モレロ(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)、ジョナサン・ウィルソン、スイート・ハニー、日本からは米在住のシンセサイザー奏者、喜多郎も出演した。ジャクソン・ブラウンはその際、
「福島の災害は日本への災害であるだけではない。それは地球規模の災害です。我々は、エネルギーの使い方を変えるため、人類が抱える問題を解決する方法を探すため、文化、国境、政治、世代を越えてここに集まります。我々は核のない未来を信じる人々、日本人を含めてあらゆる国の人々と一つになります。」 と述べている。

 このコンサートでは、太陽エネルギー、バイオディーゼル、風力技術を使うクリーンな代替エネルギー源による統合電源システムや、エネルギーを節減できるGRNLite LED照明を使用。同コンサートの収益は、東日本大震災復興支援、および非核の安全な代替エネルギーを推進する世界中の組織に贈られた。 ジャクソンは、パタゴニア社の創設者イヴォン・シュイナードが設立した1% フォー・ザ・プラネットという団体のメンバーでもあり、環境の保全や保護活動に役立てるために、毎年総年収の1%を寄付する、というシステムにも参加している。

 なお、ジャクソン・ブラウンは名誉あるジョン・スタインベック賞(文豪スタインベックの名をとり、社会および環境問題に対する理念を実践した人物に与えられる賞)の2002年度受賞者でもあり、それ以外にも、チャピン・ワールド・ハンガー・イヤーのハリー・チャピンヒューマニタリアン賞を受賞している。
更に2018年には、世界平和、環境の調和、社会的正義への、彼の才能を活かした長年に渡る多大な貢献が認められ、音楽家として史上初めてガンジー・ピース・アワードを受賞している。

●JACKSON BROWNE ジャクソン・ブラウン

1948年独・ハイデルベルクに生まれ、カリフォルニアにて育つ。’68年にニッティー・グリッティー・ダート・バンドに参加後、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジでティム・バックリーやニコと活動。再びカリフォルニアに戻り、バーズとリンダ・ロンシュタットに曲を提供。その後アサイラム・レコードと契約。’72年のデビュー・アルバム『ジャクソン・ブラウン』は高い評価を受け、シングル「ドクター・マイ・アイズ」はトップ10ヒットとなった。イーグルスのデビュー・ヒット「テイク・イット・イージー」のソングライターでもあり、『レイト・フォー・ザ・スカイ』(’74年)『プリテンダー』(’76年)、『孤独なランナー』(’77年)、初の全米1位を獲得した『ホールド・アウト』(’80年)等など傑作・名作アルバムは数知れず、当時成熟期に入ろうとしていたロック・シーンに於いてシンガー・ソングライターというスタイルを確立した。2014年の『スタンディング・イン・ザ・ブリーチ』まで、これまで14作のオリジナル・アルバムをリリース(他ベスト盤、ツアーCDなど)。人生に対する真摯な姿勢に裏打ちされた、詩情あふれる内性的な歌詞と繊細でメロディアスな歌の数々でローリングストーン誌から“史上最も偉大なソングライター”のひとりに選出され、現在もアメリカを代表する偉大なるシンガー・ソングライターとして人々の心の奥深くにまで届く音楽を送り続ける。2004年ロックの殿堂入り。’07年にはソングライターの殿堂入りも果たしている。’18年には、世界平和、環境の調和、社会的正義への彼の才能を活かした長年に渡る多大な貢献に対して、音楽家として初のガンジー・ピース・アワードが授与された。 ‘21年3月には、アルバム『レイト・フォー・ザ・スカイ』(’74年)がアメリカの国家保存重要録音登録制度(National Recording Registry)に登録され、米議会図書館に“文化遺産”として永久保存されることになった。

■ジャクソン・ブラウン 日本公式サイト
https://www.sonymusic.co.jp/artist/JacksonBrowne/