石原詢子コメント
2年前のライブで初めてこの歌を披露させていただいた時に、いま、この時だからこそ「予感」を歌うべきではないか?と思うようになりました。このコロナ禍における私たちに寄り添うような歌詞なので、28年前の曲をこのタイミングで初めてお客様の前で披露することに縁を感じました。そのライブをご覧くださったファンの皆様からの反響も大きく、この度新しく歌い直してデジタルリリースすることになりとても嬉しいです。この歌の持つメッセージが皆様の心に届きますように。
2年前のライブで初めてこの歌を披露させていただいた時に、いま、この時だからこそ「予感」を歌うべきではないか?と思うようになりました。このコロナ禍における私たちに寄り添うような歌詞なので、28年前の曲をこのタイミングで初めてお客様の前で披露することに縁を感じました。そのライブをご覧くださったファンの皆様からの反響も大きく、この度新しく歌い直してデジタルリリースすることになりとても嬉しいです。この歌の持つメッセージが皆様の心に届きますように。
1988年10月21日デビューの石原詢子が35周年イヤーを迎え、記念すべきデビュー日にデジタル・シングルをリリース。1994年発売アルバムに収録された「予感」を28年の時を経て、シングルとして初配信。新たにボーカルを新録したシングルバージョンで、自身初のデジタル・シングルリリースとなる「予感」は、28年前に発売された「石原詢子ヒット全曲集’95」収録用に書き下ろされたオリジナル曲。アルバム曲でありながらファンの間では根強い人気曲で、これまでにも、ライブでのみ歌唱されたり、企画アルバムに収録されるなど、石原自身にとっても長く愛してきた大切な1曲。2022年、新たな歌声で甦った「予感」。時代に導かれ、今届けることが必然であった今作。石原詢子が歌う「あなた」とは、現代を生きるすべての人々であり、様々な現実、それぞれの時間をも包み込む“無償の愛”を歌う。
石原詢子デビュー35周年インタビュー
■デビュー35周年を迎えた今の気持ちは?
デビューした時はまさか自分が35年も大好きな歌を続けられるなんて思ってもみませんでした。特に30周年を迎えてからの5年間はもの すごく早く感じました。コロナ禍になり、なかなか歌を届ける機会がなくなってしまっても、変わらずに応援してくださる皆様に本当に感謝し ています。今の自分で満足せず、これからも色んな事にチャレンジしていきながら、常に前進あるのみだと思っています。私らしくコツコツと 丁寧に歌い続けていきたいと思います。
■歌手を夢見て上京した時の気持ちは?
まだデビューできるかわからない中で故郷岐阜を飛び出してから早35年以上も経つなんて信じられません。布団を腕に抱えて、新幹線のこ だまに乗って東京へ向かいました。家を出る時に「行ってきます」と猛反対していた父親に声をかけた時にテレビから流れていた、山口百恵さ んの「いい日旅立ち」。新幹線に乗りこみ、ひとりになった時にふとよみがえり、寂しい気持ちになりました。東京へ向かう車窓から悠然とそび え立つ富士山が見えてきて、私も日本一の歌手になれるように頑張らなくちゃと決意したことを今も鮮明に覚えています。
■記念すべきデビュー日当日をおぼえていますか?
はい、やっと掴んだデビューですから、もちろん覚えています。デビュー日はラジオの公録で仙台のスーパーで歌わせていただきました。スー パーのレジ横でレジのガッシャンという音が隣で聞こえている中でデビュー曲の「ホレました」を一生懸命歌わせていただきました。お客様の 前で歌を披露するのはこの日が初めてだったのでとにかく緊張したのを覚えています。
■今回配信シングルとして発売する「予感」は28年前に発売したアルバムに収録されたオリジナル曲ですが、28年前にもらった時の楽曲の印 象と、今だから改めて思う楽曲の印象や思いはありますか?
その頃のシングルはデビューしてから初めて賞をいただいた「三日月情話」という曲を歌っていて、歌謡曲テイストの楽曲でした。それを作っ ていただいた作詞・作曲の先生にこの楽曲も作っていただいて、「自分の声に合っていて好きだなぁ」と当時からお気に入りの1曲でした。テレ ビ番組のエンディングテーマとして起用していただいたのですが、その後のシングルは純演歌路線だったので、なかなか歌う機会に恵まれず、 結局2021年に行ったアコースティックライブツアーまで、お客様の前で1度も披露したことがありませんでした。これまでもアルバムに収録 したり、お気に入りの曲としての位置付けではあったものの、今やっと日の目を見ることができてとても嬉しい気持ちでいっぱいです!28 年の歳月は経ちましたが、今の時代だからこそ、この曲の持つメッセージをより深く感じることができます。
■今回新たに歌を録り直しましたが、レコーディングで難しかったところや、特に気を付けたところはありますか?
最初にレコーディングしてから28年経っていましたので、少し不安もありましたが、スタジオに入って歌ってみると、思ったよりも自分の声 が変わっていないことに驚きました。28年という歳月、年輪を重ねたからこそ、より素直で大人の女性らしく、聴いていただく方々に寄り添 うような気持ちで歌うことができました。
■「予感」はカラオケファンにも喜ばれる楽曲だとおもいますが、歌う時のアドバイスをぜひ。
とても感情移入しやすいし、歌っていて気持ちのいい曲です。全体的に力まず優しい気持ちで、ひとりひとりの心に届ける感じで歌ってみて ください。特にサビのところは大きくゆったりと、疲れている“あなた”を優しく包み込んであげるイメージを膨らませて歌ってみると、聴く人 の心に届くと思います。