このCDは、日野原重明氏が笑顔や希望を持ち続けて生きることの大切さをわかりやすくテーマごとにお話しています。健やかに生きるためには歩き方や呼吸法など良い習慣を身につけることの大切さ、他の人の役に立つことで自らも豊かにあること等、上手に老いていく術をこのCDが教えてくれます。収録した音源はラジオNIKKEI のレギュラー番組「ラジオ診療室」の看板コーナーを集めたもので初のCD化となります。また自作の詩もご自身による朗読で披露されています。
~まえがき~(解説書より)
私は2005年から現在まで、日経ラジオのマイクを通して毎月1回、私の過去約70年の長い間、医師として私の人生体験や人生論、健康論について、私の生の言葉を放送してきました。
私は最近、人生哲学を詩の言葉で詠み、また子供時代を回顧しての詩などを作りマイクを通して詩を朗読し、健康法や私の身につけた習慣論を語ってきました。以上の録音が、CDとなって皆様のお耳に届くことを幸福に思っています。
私は輝いて生きることを自ら努力し、多くの人に輝いて生きる「生き方上手」の術を語ってきました。このCDを通して私のメッセージが多くの人々に伝えられることを喜んでいます。
聖路加国際病院理事長 日野原重明
プロフィール
1911年生まれ。1937年京都帝大医学部卒業。
1941年聖路加国際病院の内科医となり内科医長、
院長等を歴任。1974年聖路加看護大学学長。現在、聖路加国際病院名誉院長・同理事長、
聖路加看護大学名誉学長。
医師に任せっきりにしない“患者参加の医療”を持論とする。
また1973年“生涯を通じて健康に”を掲げた財団法人ライフ・プランニング・センターを創設する。
老いてなお成長を目指す“新老人運動”を提唱し、
2000年ベストセラー絵本「葉っぱのフレディ」を脚本化し、
ミュージカルにするなど多方面に活躍。1999年には文化功労者に顕彰される。
2017年7月18日、呼吸不全により死去。105歳没。