Gabi Hartmann

Gabi Hartmann

甘やかな、声の誘惑……
パリ発☆新星SSW

ギャビ・アルトマン
6.21デビュー

パリ発! 新進シンガーソングライター=ギャビ・アルトマン、デビュー・アルバム。ノラ・ジョーンズ「ドント・ノー・ホワイ」、ペトラ・ヘイデンやマヤ・ホーク等女性シンガーとのコラボで知られるジェシー・ハリスが共同プロデュース+曲も提供している。2018年にジェシーと知り合ったことがきっかけでギャビはソロ・レコーディング・プロジェクトをスタート。録音は海を越えパリとニューヨークで行われ、2023年1月、ついデビュー・アルバムを全世界リリース! ヴォーカル・ファン必聴の浮遊感ある甘やかでノスタルジックな歌声がじんわり世界を魅了している。

Gabi Hartmann 「Mill Rivages」(幾千もの浜辺)

ギャビはパリで生まれ育った。その後ブラジル(リオデジャネイロ)とイギリスへ留学し、さらにはアフリカや北米等を旅したギャビはジャズ~シャンソン~ブラジル、アフリカ音楽等、自身が影響を受けた色とりどりの音楽的エッセンスを取り入れ独自のセンスで唯一無二の世界を描き出す。アルバムではピアノとギターを演奏している。

ジュリアン・ラージ、ホルヘ・ローダー、フランク・ロクラストを筆頭にアフリカ スーダンのガンディ・アダム等精鋭たちが参加。アルバム全般にゆったりと漂うギター、ベース、オルガン、ピアノのオーガニック・サウンドも魅力。

ギャビはフランス語、英語、ポルトガル語(一部アラビア語)で歌唱している。アンリ・サルバドールのヒットで知られる「恋の病」(Maladie d’Amour)のカバーも収録している。

2021年10月EPをリリース→2023年1月13日初フル・アルバム世界発売。日本でもまだ無名の新人ながら輸入EP発売時より店頭発で大変な注目を集め、早くもデビュー盤発売直後からジャズ・チャートにランクンしている。店頭でも目をひくあの“緑”のジャケットが大好評!

「ギャビはセルジュ・ゲンスブールの名前をあげて、ハイブリッドな音楽性への共感を語っていた。それはカエターノ・ヴェローゾにも言えるし、デヴェンドラ・バンハートにも言える。ギャビは彼らの影響を消化し、ジャンルや地域を、そして、時代性をも飛び越えながら、独自の音楽を生み出している。これはまだ一作目。本作の大きな成功がまだ一歩目に過ぎないことはこのデビュー作の大きなポテンシャルが示している」

[柳樂光隆氏(Jazz The New Chapter)による日本盤解説より]
ギャビ・アルトマン『ギャビ・アルトマン』

ギャビ・アルトマン
『ギャビ・アルトマン』

2023年6月21日国内盤発売
高品質Blu-spec CD2/SICP-31630/¥2,750(税込)
◎全15曲(国内盤のみボーナス・トラック1曲収録)
◎歌詞対訳付(フランス語・英語・ポルトガル語)
◎解説:柳樂光隆

輸入アナログ盤(19658721881)発売中

  1. バジング・ビー
    Buzzing Bee
  2. 人はそう言うけれど feat.ジュリアン・ラージ
    People Tell Me feat.Julian Large
  3. ララバイ
    Lullaby
  4. さすらい人
    Une Errante Sur La Terre
  5. 幾千もの浜辺
    Mille Rivages
  6. 愛なんてわからない
    L’Amour Incompris +Azza Fi Hawak
  7. アイル・テル・ユー・サムシング
    I’ll Tell You Something
  8. ロンリー
    Lonely
  9. 時間(とき)☆日本盤ボーナス・トラック☆
    Le Temps
  10. 恋の病
    Maladie D’Amour
  11. 矛盾
    Nos Contradictions
  12. ベイビー
    Baby
  13. 透きとおった心
    Coração Transparente
  14. ラ・メール
    La Mer
  15. ジ・エンド (インスト)
    The End-Meditation

ARTISTS

Gabi Hartmann - voice, guitar, backing vocals,composition,lyrics
Jesse Harris - guitar, percussion, composition, lyrics
Jeremy Gustin - drums and percussion
Bruno Marmey - drums and percussion
Kenny Wollesen - drums, percussion and marimba
Mauro Refosco - percussion
Elaine Beaumont - bass, backing vocals
Ignacio Maria Gomez - backing vocals
Christopher Thomas - bass
James Buckley – bass
Jorge Roeder - bass
Julian Lage - guitar
Will Graefe - guitar
Abdoulaye Kouyaté - guitar
Paul de Robillard - guitar
Eric Lane - keyboards
Frank Locrasto - keyboards
Robby Marshall - flute, clarinet, saxophone, bass clarinet
Florian Robin - Piano and keyboards
Oan Kim - saxophone, arrangement
Ghandi Adam - flute, vocals
Felix Remy - omnichord

Gabi Hartmann 「Buzzing Bee」(Buzzing Bee)

ギャビ・アルトマン本人による
デビュー盤によせたエッセー

アーティストにとってアルバムは、人生のある期間が写った写真のような、ある種の物語、今はなき状況下で過ごした瞬間の思い出を表現するとよく言われる。私の場合、それとはかなり違った。初めてのアルバムとなる今作はどちらかというと、寄せ集めた写真のような、年月を経て積み重ね、時間をかけて作り上げられた、出会いや旅、たくさんの影響を受けた賜物。

2018年からNYを拠点とする作曲家、ジェシー・ハリスとのコラボレーションを重ね、レコーディングもパリとニューヨークで行われ、海を越えて実現した作品となった。仕上がりは"トリプル・ミックス"、音楽のジャンル的にはポップス、ジャズ、ラテン音楽それぞれの要素を含み、原語的には英語、フランス語、ポルトガル語、あとアラビア語も少し、そして様々な場所の要素が入っている。いくつかの異なる世界、そして複数の命、私の喜びと哀しみが交差する思い出だ。

また、自分の人生を振り返る作品でもあり、①「Buzzing Bee」や④「Une errante sur la Terre」など、こどもの頃からこよなく愛する伝統的なジャズ曲や、③「Lullaby」や⑩「Maladie d'amour」は大好きな南国の島やブラジルの音楽を彷彿とさせる(20歳からの2年間をリオデジャネイロで過ごした時、アンリ・サルバドール、ジョアン・ジルベルト、ガル・コスタを初めて知った)。

さらに作品は音楽と政治への関わりが交わる生き方も反映している。⑥「L'amour incompris + Azza Fi Hawak」は何年か前にスーダンのミュージシャンたちと歌で共演した際にスーダン人フルート奏者、Ghandi Adam/ガンディ・アダムに教えてもらった曲、⑭「La mer」は地中海地域の難民が直面している苦難を歌う。

もちろんアルバムにはニューヨークでのとても充実した日々も織り込まれている。出会いやたくさんの曲をジェシー・ハリスと共作、翻訳し、偉大なジャズ・ギタリストであるジュリアン・ラージとレコーディングした②「People Tell Me」もそのひとつ。曲では私の内なる思い、人類と自然の関係を詩的に問うた③「Lullaby」や千の岸辺という意味の⑤「Mille rivages」、自らの寂しい気持ちを歌い、作曲家オアン・キムの独創的なアレンジが気持ちを際立たせる⑧「Lonely」や⑫「Baby」など、あらゆる気持ちが表現されている。これら様々なサウンドの組み合わせが呼び起こさせるのは、普遍的な答えの探究や、夢に逃避するような質感なのだ。

ギャビ・アルトマン

(対訳 : 小袋僚子)

Gabi Hartmann 「People Tell Me/Les gens me dient」(人はそう言うけれど)

    バイヤーさんから
    応援コメントが届きました!
    (敬称略)

  • ギャビ・アルトマンの名前を初めて目にしたのはディスクユニオン・ショップの入荷で輸入盤EP『Always Seem To Get Things Wrong』でした! 満を持してのデビュー・アルバム『ギャビ・アルトマン』が各所で好評のようで、コロナ禍以降のヴォーカル作品のマスタピースだと密かに思っています。

    [ディスクユニオン 商品部 ジャズ担当 : 大野 哲]

  • ハッと目を惹く美しいジャケットに触れ、聴く前からゾクゾクするレコードに出会うことがあるが、パリ出身のシンガーソングライター、ギャビ・アルトマンのデビュー作もそう。ジャズやシャンソンを下敷きにブラジル~アフリカ音楽などのテイストを軽やかにまぶした豊潤なメロディに乗せ、憂いを帯びたメロウな歌声で綴る。ジェシー・ハリスによるプロダクションはここでも冴えていて、とりわけ親指ピアノをフィーチャーしたM③「Lullaby」、アンビエント・フレイヴァーなM⑤「Mille rivages」で彼女の歌声を素晴らしく引き立てている。

    [ローソンエンタテインメント(HMV) 音楽・映像MD部 : 寺町知秀]

  • ジェシー・ハリスを共同プロデューサーに迎えた、フランス出身のジャズ・シンガー、ギャビ・アルトマンのデビュー・アルバム。英語、フランス語、ポルトガル語による楽曲を収録し、彼女の多彩な音楽的バックボーンを余すところなく伝えている。ポップでありながらもメランコリックな歌声、ジェシー・ハリスのハイセンスなアレンジ、さらには今大注目のジャズ・ギタリスト、ジュリアン・ラージもゲストで1曲参加するなど、ジャズファン必聴の作品。

    [タワーレコード 商品本部 商品統括部 バイヤー : 千葉広克]

Gabi Hartmann

Gabi Hartmann

ギャビ・アルトマン

フランス・パリ出身のシンガー/ソングライター/ギタリスト。パリで哲学と政治を学ぶ。 リオデジャネイロに2年留学しブラジル音楽を学んだ後、今度は民族音楽学を学ぶためロンドンに移り、南アフリカ、ギニア、ポルトガル、ニューヨークを旅する。2018年にノラ・ジョーンズとのコラボで知られるプロデューサー/ソングライターのジェシー・ハリスと出会い、彼と共にニューヨーク、リオ、パリで初のソロ・プロジェクトのレコーディングを開始した。 2021年10月にリリースされた5曲入りデビューEP『Always Seem to Get Things Wrong』 は、ジャズからシャンソン、ブラジル~アフリカ音楽にまで及ぶ彼女の多彩な音楽性が発揮された作品となり、大きな反響を呼んだ。 2023年1月デビュー・フルアルバム『ギャビ・アルトマン Gabi Hartmann』をリリース。フランスのQobuz総合チャートで1位に! フランスのTV番組出演や大型メディア露出により、一気に時の人に踊り出た。