幼時から明治大正の寄席で育ち、正統派本格落語の王道を歩んだ昭の名人・六代目
三遊亭圓生。
繊細かつ自在な噺の構成力、一点の抜かりもなくきめ細やかな時代・場面・人物描写、そして演目の多さと幅広さにおいて、昭和の落語黄金時代を支えた名人の中でも群を
抜く存在でした。
その誰も及ばない至芸と広大なレパートリーを、すべてスタジオ録音にて口演を収録
した名作『圓生百席』が、再び商品化となりました。圓生が73歳から79歳の誕生日に急逝するまでの約6年間、心血を注いだ落語録音史上不滅の金字塔。落語愛好家を心酔させ、現役の噺家が範と仰ぐ、全世界必聴の名盤集です。
(※1999年に発売された作品を、リニューアルし再発売したものです。)
■CD116枚<DUOケース(CD2枚組)×58セット>
■特典CD2枚<DUOケース(CD2枚組)×1セット>+ブックレット『圓生読本』
・特典その1 【「くやみ」(圓生百席未収録口演)+「お客様との対話CD」】
「圓生百席」未収録の口演「くやみ」(スタジオ録音)と、圓生とお客様の貴重な対話(於:虎の門 ホール)を収録したCD。スタジオ録音とはまた違った圓生が楽しめる。特典CDには篠山紀信撮影写真を使用。
・特典その2 【圓生/宇野信夫 対談CD】
高座での名人とはひと味ちがう圓生が「圓生百席」の監修者である宇野信夫氏と芸談を繰り広げた対談のCD。マスターテープの倉庫から捜し出された、実に貴重な音源で、落語愛好家や圓生ファンが、ぜひ聴いてみたい素の圓生の語りが収録されている。
・特典その3 【読んで楽しい『圓生読本』】
『圓生百席』の録音プロデューサーであり、「圓生の録音室」の著者である京須偕充氏が、録音時の秘話や興味深いエピソードなどを綴った「録音こぼれ話」などを収載。
※(CDサイズ56ページ/特典盤CD2枚組パッケージに封入)
■充実の別冊解説書
各演目ごとに、監修者であり、日本の芸能に造詣の深い宇野信夫氏の解説「噺とその芸」、そして三遊亭圓生自身が一話一話の噺の勘所や背景を解説した「覚え書」、などを収載した充実のCDサイズ333ページ別冊解説書付。