やっと観れた公会堂ライブ!
ポケットに手を突っ込んで、剥き出しで、
鋭利な雰囲気を纏った宮本さんが
叫ぶように歌い始めた瞬間、
一気に心を奪われました。
私がエレカシを好きになった
あの時と同じような衝撃!
宮本さんの色っぽさといい
映像から溢れた迸る熱に、
観終わってから自分の体温も上がっていました。
エレカシかっこよすぎる!
相楽樹(女優)
エレファントカシマシのライブは始まっても客電点きっぱなしで拍手も禁止。そういう噂は当時高校生のぼくらも知っていた。スゲえな、と思った。客電点きっぱなし拍手禁止というその話だけで、そこには目指す何かがあった。
当時は見れなかったその時期のライブをやっと見ることができる。
曽我部恵一(サニーデイ・サービス)
下の毛も生えそろってねえガキの頃の俺に
本音を曝け出すボーカル人生の始まりを決意させたのは
人間をムキ出しで歌う宮本を知ってしまったから
今のエレカシがどうのこうのとかそんな話じゃねえ
29年前の丸剥がしにされた渋公で裸出される
キ×××をとうに超えた野晒しの叫び声は今も尚
俺にとって最高峰のお手本だ
「キ×××」の箇所につきましては、当社の判断により、原文のままでなく、伏せ字にて公開しております。
TOSHI-LOW(BRAHMAN)
剥き出しの舞台そのままに、
剥き出しの歌と剥き出しの音が、
塊のように真っ直ぐにぶつかってきて、
エレファントカシマシの凄さに圧倒され続けた70分間でした。
秦 基博(シンガーソングライター)
1988年、愛知県の片田舎の女子高生の私はこのライブを見ることができなかった。もしも見ていたら・・・。酔うたびに「あのときのエレカシは・・・」と語り出す、しつこいオバさんになっていただろう。並大抵の思い出はこのライブに塗りつぶされちゃっただろう。だから良かったんだ、見れなくて。 光浦靖子(オアシズ)
過激なバンド・エレファントカシマシ、というイメージの発端になったのがこの渋谷公会堂ライブである。だが、当時見た時も思ったのは、これは過激などというものではまったくない、ということだった。
「過激なパフォーマンス」というものはエンタテインメントの一種である。常軌を逸した歌やMCやショッキングなアクションによって見る者に衝撃を与える、というエンタテインメントの手法である。
このエレファントカシマシの渋公ライブはそういうものとはまったく違う。
ただひたすら真剣に音楽を演奏し歌うひたむきな姿がそこにあるだけだ。その真剣さがその当時の音楽シーンの空気とあまりにも差があり、その音楽のクオリティーがその当時の若手バンドのそれとはあまりにも違った、その圧倒的な「差異」が、人々に「エレカシは過激だ」と思わせたに過ぎない。
つまり「過激」などではなく、ただひたすら「圧倒的」だったのだ。
今この映像を観ても、誰もがそう思うはずだ。
山崎洋一郎(ロッキング・オンJAPAN総編集長)
これ観たかったやつだ!
90年代半ばに今は亡き信濃町SONYスタジオのカフェ"VEGA"でタバコをくゆらし無言で佇むエレカシのみなさんを見かけて「怖い!」と思ったのを思い出しました。好きです!
石野卓球(DJ / Producer)
エレファントカシマシという、ミヤジ、石君、成ちゃん、トミの4人のバンドの生命体に、おこがましくも、自分を重ね合わせ、また、4人を愛おしく思う母性の芽生えを再確認すると共に、このかけがえのない昂揚感を与えて下さるエレカシの4人に、心から御礼申し上げます! これからもエビバデ! エレファントカシマシと共に!
最後にエレカシの渋公ライヴ映像を見ての短歌を一つ
渋公の
エレカシライヴ
狂喜乱舞
固唾をのんで
見守る自分
ウド鈴木(キャイ~ン)
29年前の世界は
褪せないまま
醒めた衝動が
心に刺さるのだ
表現のファイティングマン!!
エレカシ ここにあり
大杉漣(俳優)
エレカシ渋公客電ライブ。
この日、この場所にオレはいた。
一階右寄り後方の席から観たステージの記憶は、さすがに曖昧だけど、あの凍てつくような緊張感と宮本の歌唱とバンドの演奏は、
今もまだ脳味噌の片隅から離れない。立つことも拍手をすることも許されないオレたちだったが、
心の中は煮えたぎっていた。
これ以上ないセッティングで映像として記録した故・坂西伊作監督の仕事と共に、このライブを伝説として語り継ぎたい。
大根仁(映像ディレクター)
皆さん若い!ナイフみたいなムキ出しの攻撃性に心揺さぶられた!でも21世紀の今の感覚で観ると意外とスタイリッシュなカッコよさも感じます。やはり日本を代表するロックバンドだと再認識。そして宮本さんのシャウトは無敵だ!観終わった後、不思議なくらい元気出ました。草野マサムネ(スピッツ)
宮本浩次の歌は絶品である。
荒々しく乱暴そうに歌ってるように見える。
しかしBob Dylanが「Nashville Skyline」の中で突然美声で
歌い出した様に、、、
宮本浩次は綺麗に歌えるくせにである。
そう言った意味でも
ある種の演劇的なものを
感じないわけにはいかない。
宮本浩次は二重三重に
深いのです。
エレカシは最初から
最高だったのです。
信藤三雄(art director)
何もない!照明も舞台幕もスポットライトもモニターも立って踊るお客さんの姿も。あるのは、バンドのみずみずしい演奏と宮本さんのふてぶてしい目付き、そして繊細さゆえの絶叫。この日のライブは現場で見れなかったけど、少しあとのライブは、名古屋で何回も見に行ったのでこの独特なムードはよくわかる。だからこの映像を見るとついニヤニヤしてしまう。宮本さんは最初からゴジラだったんだ。しびれます!鈴木圭介(フラワーカンパニーズ)
"巨大な意思"のような塊が襲いかかってくる感覚だ。そしてそれが刺さる。事実29年前のソースなんだが間違いなく"今"をも感じさせられる彼らがいる。よく耳にする"ライブで成長する曲"も世にはあると思うが、彼らの曲はブレず緩まず、時間も場所も飛び越え存在し続けているんだと実感した。リアリティとはこういうモノなのかも知れない。またこうあり続けて欲しいと心から願う。そしてこの類稀な作品を指揮された坂西伊作氏に心から敬意を表します。 丹修一(映像作家)
デビュー30周年を迎え、現在キャリア初の全都道府県ツアーが軒並みSOLD OUTとなっている日本最高のロックバンド“エレファントカシマシ”。彼らが長年に渡り高い評価を受け続けている大きな要因の一つが「ライヴ」であり、その幾つかに伝説と称されるものがある。遡ること29年前、1988年9月10日の渋谷公会堂ライヴはまさにそのひとつ。
デビュー(1988年3月)後わずか半年。発表時には無謀との声もあがっていたと言われる。当時映像制作の第一人者となりつつあった故・坂西伊作氏が撮影監督として企画段階から加わりすべてが進められた。
剥き出しの無機質な舞台。バンドが登場し、おもむろに演奏が始まるが、客席の照明はついたまま。演奏は力強く闘争的で、それが凄まじい圧力に変わる。そして随所でヴォーカル宮本浩次の感情が露になる。異常な空気感が会場を支配した。怒涛の全14曲、緊迫の70分。終演まで客席の照明が落ちることはなかった。
この伝説的ライヴは16mmフィルムのカメラ5台で全編撮影、音はデジタル・マルチテープで録音されたが、映像は、これまでほとんど世に送り出されることはなかった。だが、ライヴから約29年経過した今年、映像・音源を最新技術によりレストア・リマスタリングし、ここに完全に蘇ることになった。
関連商品
関連サイト