ボブ・ディラン
スプリングタイム・イン・ニューヨーク:
ブートレッグ・シリーズ第16集
(1980-1985)
Bob Dylan - Springtime in New York:
The Bootleg Series, Vol. 16 /
1980-1985
スタンダード・エディション:
2021年9月17日世界同時発売
デラックス・エディション:
2021年9月22日発売
●貴重な未発表素材を発掘し丁寧で愛情豊かに編集するブートレッグ・シリーズ、1991年の初発売から30周年
●試行錯誤しながらも充実した歌の数々を生んだ80年代前半を映し出す、新たな発見に満ちた貴重な作品
●『ショット・オブ・ラブ』、『インフィデル』、『エンパイア・バーレスク』発表時期の多様で創造的な方向性を伝える
●「ブラインド・ウィリー・マクテル」「アンジェリーナ」「フット・オブ・プライド」等傑作曲が生まれた時期の全容が明らかに
●スタンダード・エディションはデラックス・エディションのハイライト盤で、25曲中24曲が未発表
●デラックス・エディションには1980年から1985年にかけて残した54の未発表を含む貴重な57曲を収録
●デラックス・エディションに収録の輸入ブックには貴重な未発表のアーティスト写真、ジャケット写真や資料を掲載
●デラックス・エディションには約6万7千字、スタンダード・エディションには約4万5千字を超える詳細な解説付
▼『スプリングタイム・イン・ニューヨーク(ブートレッグ・シリーズ第16集)』の紹介映像(海外編)公開中!
ボブ・ディラン
『スプリングタイム・イン・ニューヨーク:
ブートレッグ・シリーズ第16集』
スタンダード・エディション
2021年9月17日世界同時発売
●未発表写真と解説掲載のカラー・ブックレット(60P)
●英文の完全翻訳・書下ろし解説・歌詞・対訳付の日本版ブックレット(100P)
Blu-Spec CD 2(2枚組)/SICP 31490‐1/¥4,180(税込)
<収録曲>
DISC 1
-
アンジェリーナ(アウトテイク)
Angelina (Shot of Love Outtake) -
女がいるのさ(リハーサル)
Need a Woman (Rehearsal) -
二人の絆(リハーサル)
Let's Keep It Between Us (Rehearsal) -
プライス・オブ・ラヴ(アウトテイク)
Price of Love (Shot of Love Outtake) -
ドント・エバー・テイク・ユアセルフ・アウェイ*(アウトテイク)
Don't Ever Take Yourself Away (Shot of Love Outtake) -
ファー・スリッパーズ(アウトテイク)
Fur Slippers (Shot of Love Outtake) -
イエス・サー、ノー・サー(アウトテイク)
Yes Sir, No Sir (Shot of Love Outtake) -
ジョーカーマン(オルタネイト・テイク)
Jokerman (Infidels Alternate Take) -
ロード・プロテクト・マイ・チャイルド(アウトテイク)
Lord Protect My Child (Infidels Outtake) -
ブラインド・ウィリー・マクテル(テイク5)(アウトテイク)
Blind Willie McTell (Infidels Outtake) -
ドント・フォール・アパート・オン・ミー・トゥナイト(ヴァージョン2)(オルタネイト・テイク)
Don't Fall Apart on Me Tonight (Version 2) (Infidels Alternate Take) -
ネイバーフッドの暴れ者(オルタネイト・テイク)
Neighborhood Bully (Infidels Alternate Take) -
トゥー・レイト(バンド・ヴァージョン)(アウトテイク)
Too Late (Band Version) (Infidels Outtake)
DISC 2
-
フット・オブ・プライド(アウトテイク)
Foot of Pride (Infidels Outtake) -
スウィートハート(オルタネイト・テイク)
Sweetheart Like You (Infidels Alternate Take) -
私をとりこにした人(アウトテイク)
Someone's Got a Hold of My Heart (Infidels Outtake) -
アイ・アンド・アイ(オルタネイト・テイク)
I and I (Infidels Alternate Take) -
テル・ミー(アウトテイク)
Tell Me (Infidels Outtake) -
イナフ・イズ・イナフ(ライヴ)
Enough is Enough (Live from Slane Castle, Ireland) -
タイト・コネクション(オルタネイト・ミックス)
Tight Connection to My Heart (Has Anybody Seen My Love) (Empire Burlesque Alternate Mix) -
シーイング・ザ・リアル・ユー・アット・ラスト(オルタネイト・テイク)
Seeing the Real You at Last (Empire Burlesque Alternate Take) -
エモーショナリー・ユアーズ(オルタネイト・テイク)
Emotionally Yours (Empire Burlesque Alternate Take) -
クリーン・カット・キッド(オルタネイト・テイク)
Clean Cut Kid (Empire Burlesque Alternate Take) -
ニュー・ダンヴィル・ガール(アウトテイク)
New Danville Girl (Empire Burlesque Outtake) -
ダーク・アイズ(オルタネイト・テイク)
Dark Eyes (Empire Burlesque Alternate Take)
*DISC1-5の1曲を除き全て未発表
ボブ・ディラン
『スプリングタイム・イン・ニューヨーク:
ブートレッグ・シリーズ第16集』
デラックス・エディション
2021年9月22日発売
●完全生産限定盤
●解説と未発表写真満載の豪華ブック(輸入) ●CD収納パック (輸入)
●三方背BOX(輸入)
●英文の完全翻訳・書下ろし解説・歌詞・対訳付の日本版ブックレット
Blu-Spec CD 2(5枚組)/SICP 31485‐9/¥19,800(税込)
<収録曲>
DISC 1
-
セニョール(ヤンキー・パワーの話)(リハーサル)
Señor (Tales of Yankee Power) (Rehearsal) -
ラモーナに(リハーサル)
To Ramona (Rehearsal) -
井戸端の女(リハーサル)
Jesus Met the Woman at the Well (Rehearsal) -
メアリー・オブ・ザ・ワイルド・ムーア(リハーサル)
Mary of the Wild Moor (Rehearsal) -
女がいるのさ(リハーサル)
Need a Woman (Rehearsal) -
ただそれだけのこと(リハーサル)
A Couple More Years (Rehearsal) -
ミステリー・トレイン(アウトテイク)
Mystery Train (Shot of Love Outtake) -
涙は今夜だけ(リハーサル)
This Night Won't Last Forever (Rehearsal) -
ウィ・ジャスト・ディスアグリー(リハーサル)
We Just Disagree (Rehearsal) -
二人の絆(リハーサル)
Let's Keep It Between Us (Rehearsal) -
スイート・キャロライン(リハーサル)
Sweet Caroline (Rehearsal) -
フィーバー(リハーサル)
Fever (Rehearsal) -
エイブラハム、マーティン・アンド・ジョン(リハーサル)
Abraham, Martin and John (Rehearsal)
DISC 2
-
アンジェリーナ(アウトテイク)
Angelina (Shot of Love Outtake) -
プライス・オブ・ラヴ(アウトテイク)
Price of Love (Shot of Love Outtake) -
雨に願いを(アウトテイク)
I Wish It Would Rain (Shot of Love Outtake) -
レット・イット・ビー・ミー*(シングルB面)
Let It Be Me (International 7" Single B-Side) -
コールド・コールド・ハート(アウトテイク)
Cold, Cold Heart (Shot of Love Outtake) -
ドント・エバー・テイク・ユアセルフ・アウェイ*(アウトテイク)
Don't Ever Take Yourself Away (Shot of Love Outtake) -
ファー・スリッパーズ(アウトテイク)
Fur Slippers (Shot of Love Outtake) -
ボロウド・タイム(アウトテイク)
Borrowed Time (Shot of Love Outtake) -
イズ・イット・ワース・イット(アウトテイク)
Is It Worth It? (Shot of Love Outtake) -
レニー・ブルース(オルタネイト・ミックス)
Lenny Bruce (Shot of Love Alternate Mix) -
イエス・サー、ノー・サー(アウトテイク)
Yes Sir, No Sir (Shot of Love Outtake)
DISC 3
-
ジョーカーマン(オルタネイト・テイク)
Jokerman (Infidels Alternate Take) -
ブラインド・ウィリー・マクテル(テイク5)(アウトテイク)
Blind Willie McTell (Infidels Outtake) -
ドント・フォール・アパート・オン・ミー・トゥナイト(ヴァージョン1)(オルタネイト・テイク)
Don't Fall Apart on Me Tonight (Version 1) (Infidels Alternate Take) -
ドント・フォール・アパート・オン・ミー・トゥナイト(ヴァージョン2)(オルタネイト・テイク)
Don't Fall Apart on Me Tonight (Version 2) (Infidels Alternate Take) -
ネイバーフッドの暴れ者(オルタネイト・テイク)
Neighborhood Bully (Infidels Alternate Take) -
私をとりこにした人(アウトテイク)
Someone's Got a Hold of My Heart (Infidels Outtake) -
ディス・ワズ・マイ・ラヴ(アウトテイク)
This Was My Love (Infidels Outtake) -
トゥー・レイト(アコースティック・ヴァージョン)(アウトテイク)
Too Late (Acoustic Version) (Infidels Outtake) -
トゥー・レイト(バンド・ヴァージョン)(アウトテイク)
Too Late (Band Version) (Infidels Outtake) -
フット・オブ・プライド(アウトテイク)
Foot of Pride (Infidels Outtake)
DISC 4
-
クリーン・カット・キッド(アウトテイク)
Clean Cut Kid (Infidels Outtake) -
スウィートハート(オルタネイト・テイク)
Sweetheart Like You (Infidels Alternate Take) -
ベイビー・ホワット・ユー・ウォント・ミー・トゥ・ドゥ(アウトテイク)
Baby What You Want Me To Do (Infidels Outtake) -
テル・ミー(アウトテイク)
Tell Me (Infidels Outtake) -
エンジェル・フライング・トゥー・クロース・トゥ・ザ・グラウンド(アウトテイク)
Angel Flying Too Close to the Ground (Infidels Outtake) -
ユリアス・アンド・エセル(アウトテイク)
Julius and Ethel (Infidels Outtake) -
思い出のグリーングラス(アウトテイク)
Green, Green Grass of Home (Infidels Outtake) -
ユニオン・サンダウン(オルタネイト・テイク)
Union Sundown (Infidels Outtake) -
ロード・プロテクト・マイ・チャイルド(アウトテイク)
Lord Protect My Child (Infidels Outtake) -
アイ・アンド・アイ(オルタネイト・テイク)
I and I (Infidels Alternate Take) -
デス・イズ・ノット・ジ・エンド*(アウトテイク)
Death is Not the End (Full Version) (Infidels Outtake)
DISC 5
-
イナフ・イズ・イナフ(ライヴ)
Enough is Enough (Live from Slane Castle, Ireland) -
ライセンス・トゥ・キル(ライヴ)
License to Kill (Live on Late Night with David Letterman 03/22/84) -
アイル・リメンバー・ユー(オルタネイト・テイク)
I'll Remember You (Empire Burlesque Alternate Take) -
タイト・コネクション(オルタネイト・ミックス)
Tight Connection to My Heart (Has Anybody Seen My Love) (Empire Burlesque Alternate Mix) -
シーイング・ザ・リアル・ユー・アット・ラスト(オルタネイト・テイク)
Seeing the Real You at Last (Empire Burlesque Alternate Take) -
エモーショナリー・ユアーズ(オルタネイト・テイク)
Emotionally Yours (Empire Burlesque Alternate Take) -
クリーン・カット・キッド(オルタネイト・テイク)
Clean Cut Kid (Empire Burlesque Alternate Take) -
ストレイト・エーズ・イン・ラヴ(アウトテイク)
Straight A's in Love (Empire Burlesque Alternate Take) -
フォーリング・フロム・ザ・スカイ(スロー・ヴァージョン)(オルタネイト・テイク)
When the Night Comes Falling from the Sky (Empire Burlesque (Slow Version) Alternate Take) -
フォーリング・フロム・ザ・スカイ(ファスト・ヴァージョン)(オルタネイト・テイク)
When the Night Comes Falling from the Sky (Empire Burlesque (Fast Version) Alternate Take) -
ニュー・ダンヴィル・ガール(アウトテイク)
New Danville Girl (Empire Burlesque Outtake) -
ダーク・アイズ(オルタネイト・テイク)
Dark Eyes (Empire Burlesque Alternate Take)
*DISC2-4&6, DISC4-11の3曲を除き全て未発表
高い評価を獲得してきたブートレッグ・シリーズの最新章。
『ショット・オブ・ラブ』『インフィデル』『エンパイア・バーレスク』制作時の
アウトテイクを含む54の完全未発表曲が
CD5枚組の豪華なパッケージにまとめられ、今、ヴェールを脱ぐ。
『スプリングタイム・イン・ニューヨーク :ブートレッグ・シリーズ第16集
(1980-1985)』は、
ハイライト曲を収めたCD2枚組でもリリースされる。
1991年に『第1~3集』が発売されてから30周年、各方面よりきわめて高い評価を獲得してきたボブ・ディランの『ブートレッグ・シリーズ』。その最新章は、ディランの膨大で多岐にわたる作品体系の中で、しばしば見落とされがちではあるものの1980年から1985年にかけての実に豊かな内容の鉱脈を再訪し、彼がソングライター、レコーディング・アーティストとして取り組んだ、挑発的とも呼べる新しい音楽的方向性にあらためて光を当てている。1980年代初頭、音楽業界はMTV、コンパクト・ディスク、デジタル・レコーディングといった新たに出現したトレンドやテクノロジーと立ち向かう事となった。その中でボブ・ディランは、新しいディケイドに向けた曲を書き、レコーディングし、自身のスタジオ録音カタログにとって欠かせないものとなる新たな章を築き上げていったのだ。『スプリングタイム・イン・ニューヨーク(1980-1985)』は、アルバム『ショット・オブ・ラブ』、『インフィデル』、『エンパイア・バーレスク』に取り組んでいた時期のディランがいかに創造的な状態にあったかを、完全未発表のアウトテイク、別テイク、リハーサル・レコーディング、ライヴ・パフォーマンスなどによって掘り下げている。
『スプリングタイム・イン・ニューヨーク :ブートレッグ・シリーズ第16集 (1980-1985)』は、写真と解説をまとめた特製豪華本、CD収納パック、CD5枚組、日本版ブックレットを収めたデラックス・ボックスセットとあわせて、ハイライト曲で構成されたCD2枚組でもリリースされる。
アルバムに添えられたプロデューサーからの言葉によると、今回のコレクションのために選ばれたオルタネイト・ヴァージョンは、いずれも、これまでのブートレッグ・シリーズで公開されたトラックとは、まったく異なるものだという。「どのヴァージョンも、あの時期のボブ・ディランがたどった音楽の旅をしっかりと示すために選ばれたものだ」。
『スプリングタイム・イン・ニューヨーク』に寄せたライナーノーツでダミアン・ラヴはこう書いている。「それこそがこの、一切の制約を受けずに編まれた素晴らしいコレクションが、まさに語りかけるもの。つまり、歌たち。無駄な装飾や修正などを排し、移ろいやすいテイストや勝手な判断から解き放たれた歌たち、ということだ。この今、リアルに人生を生き、本能にしたがって行動する人々のための音まで削ぎ落とされた歌たち。粗雑で乱暴、傷ついてなお優しく、冗談を語りながら嘆き、口やかましく、あがきつづけ、なにかを切望する歌たち。歌は、いつだってそこにいた。そして今も、私たちの生と歩調をあわせるようにして、そこにいる」。
▼1983年にパワーステーションのスタジオ内で撮影された
「ドント・フォール・アパート・オン・ミー・トゥナイト(ヴァージョン2)」のミュージック・ビデオ公開中
(『スプリングタイム・イン・ニューヨーク:ブートレッグ・シリーズ第16集』収録曲より)
▼ほぼアコースティックで歌われ、『血の轍』の面影がはっきり見える「トゥー・レイト(バンド・ヴァージョン)」のリリックビデオ
(『スプリングタイム・イン・ニューヨーク:ブートレッグ・シリーズ第16集』収録曲より)
▼驚くほど簡潔なことばで時の経過を壊し、時間という概念を忘れさせる傑作「ブラインド・ウィリー・マクテル」の未発表だったテイク5はこちら
『スプリングタイム・イン・ニューヨーク:ブートレッグ・シリーズ第16集』
関連Discography
ボブ・ディラン
『ショット・オブ・ラブ』
1981年
[好評発売中]●完全生産限定盤 ●紙ジャケット仕様 ●解説・歌詞・対訳付
●2013年リマスター
Blu-Spec CD 2/SICP30572/¥2,310(税込)
<収録曲>
- ショット・オブ・ラブ
- ハート・オブ・マイン
- プロパティ・オブ・ジーザス
- レニー・ブルース
- ウォータード・ダウン・ラヴ
- ザ・グルームズ・スティル・ウエイティング・アット・ジ・オルター
- デッドマン・デッドマン
- イン・ザ・サマータイム
- トラブル
- エヴリィ・グレイン・オブ・サンド
ボブ・ディラン
『インフィデル』
1983年
[好評発売中]●完全生産限定盤 ●紙ジャケット仕様 ●解説・歌詞・対訳付 ●2013年リマスター Blu-Spec CD 2/SICP30573/¥2,310(税込)
<収録曲>
- ジョーカーマン
- スウィートハート
- ネイバーフッドの暴れ者
- ライセンス・トゥ・キル
- マン・オブ・ピース
- ユニオン・サンダウン
- アイ・アンド・アイ
- ドント・フォール・アパート・オン・ミー・トゥナイト
ボブ・ディラン
『エンパイア・バーレスク』
1985年
[好評発売中]●完全生産限定盤 ●紙ジャケット仕様 ●解説・歌詞・対訳付 ●2013年リマスター
Blu-Spec CD 2/SICP30575/¥2,310(税込)
<収録曲>
- タイト・コネクション
- シーイング・ザ・リアル・ユー・アット・ラスト
- アイル・リメンバー・ユー
- クリーン・カット・キッド
- ネヴァー・ゴナ・ザ・セイム・アゲイン
- トラスト・ユアセルフ
- エモーショナリー・ユアーズ
- フォーリング・フロム・ザ・スカイ
- サムシングス・バーニング・ベイビー
- ダーク・アイズ
Bob Dylan ボブ・ディラン
風に吹かれて、転がる石のように約半世紀・・・ロックの時代を作り、そして変革し、様々な人々の人生に影響を与え続け、自ら進化し続ける“ロック界最重要アーティスト”ボブ・ディラン。1941年5月24日、ミネソタ州デュルースで生誕。現在80歳。本名ロバート・アレン・ジマーマン。1962年にアルバム『ボブ・ディラン』でデビュー。翌年、歴史的プロテスト・ソング「風に吹かれて」を含む『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』を発表。その後フォークからロックへの転換は物議を醸し、『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』『追憶のハイウェイ61』『ブロンド・オン・ブロンド』といった60年代を代表する歴史的名盤を発表。ロックの殿堂入り、グラミー賞、ゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞(主題歌賞)他、数多くの賞も受賞。
全世界アルバム・トータル・セールスは1億2500万枚を超え、39作のオリジナル作品、ライヴやコンピレーションを合わせると60タイトルを超え、600曲以上の自作曲、そして世界中で2千回以上のライヴを行い、半世紀以上に渡って常に第一線で活躍している唯一のアーティスト。過去11度のグラミー賞受賞(1991年にはグラミー特別功労賞受賞)、1982年には「ソングライターの殿堂」入り、1988年には「ロックの殿堂」入りを果たした。また「ライク・ア・ローリング・ストーン」は米ROLLING STONE誌にてロック史上最高のシングルに選定。2008年4月、音楽界では初めてとなるピューリッツァー賞(特別賞)を受賞。1990年にはフランスの芸術文化勲章、2000年にはスウェーデンのポーラー音楽賞を受賞したほか、セント・アンドルーズ大学(スコットランド)やプリンストン大学(米ニュージャージー州)をはじめとするいくつもの大学で博士号などを多数受賞している。2012年にはオバマ米大統領から文民最高位の「大統領自由勲章」授与。2016年にノーベル文学賞の授賞が発表される。
『タイム・アウト・オブ・マインド』は1998年グラミー賞最優秀アルバム賞受賞。2001年、映画「ワンダー・ボーイズ」のための書き下ろし曲「シングス・ハヴ・チェンジド」ではゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞の両主題歌賞を受賞。また、2004年10月に出版された回想録「ボブ・ディラン自伝」(日本では2005年発売)は世界的なベストセラーとなり、ニューヨーク・タイムズ紙のベスト・セラー・リストにも19週間挙げられていた。2005年の映画『ノー・ディレクション・ホーム』、2008年、6人の豪華俳優がディランを演じる映画『アイム・ノット・ゼア』(ケイト・ブランシェッドはゴールデン・グローブ賞を受賞)と錚々たる面々がディランをカヴァーしたそのサントラ盤など新しいイメージで大きな話題を呼んだ。
近年では、2012年にディランの自作曲を収録した現段階での最新のアルバムとなる『テンペスト』発表。2015年にはフランク・シナトラが主に歌ったグレイト・アメリカン・ソングブックのカヴァー集『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』発表。その後、第二弾『フォールン・エンジェルズ』(2016年)、第三弾『トリプリケート』(2017年)と3作連続発表した。
2010年代に入ると来日公演が頻繁に行なわれるようになる。2010年3月には通算6度目となる来日公演、初のライヴハウス公演となるZeppツアー、2014年にも通算7度目の来日公演、2度目のZeppツアーが行なわれる。その2年後の2016年にも通算8度目となる来日公演を行ない(ライヴハウスではなくホール公演となる)、その最終公演であった2016年4月28日の横浜公演が、来日通算100回目の日本でのライヴとなった。
2016年10月、「米国の歌の伝統に、新たな詩的表現を創造した」という理由でノーベル文学賞を受賞し、大きな話題を呼ぶ。
2018年2月、武道館での日本初公演から40周年を迎える。2018年、2年振りの来日公演は、日本のロック・フェス初参戦のFUJI ROCK FESTIVALとなり、最終日となる7月29日のヘッドライナーを務めた。来日記念盤となる『ライヴ:1962-1966~追憶のレア・パフォーマンス』を日本先行発売。11月には傑作『血の轍』制作時の未発表をまとめた“ブートレッグ・シリーズ”の第14集『モア・ブラッド、モア・トラックス』を発売。
2019年2月「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」を主題歌にした、池井戸潤原作映画『七つの会議』が公開され、大ヒットを記録。6月にはNetflixオリジナル映画『ローリング・サンダー・レヴュー:マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説』の配信に合わせ、CDボックス『ローリング・サンダー・レヴュー:1975年の記録』を世界同時発売。
11月、ジョニー・キャッシュとのセッションをフィーチャーした『トラヴェリン・スルー(ブートレッグ・シリーズ第15集)』、世界同時発売。11月、『タイム・アウト・オブ・マインド』を物語の重要な鍵とした映画『ライフ・イットセルフ
未来に続く物語』の公開。
2020年1月、ティモシー・シャラメ主演、ジェームズ・マンゴールド監督映画『Going Electric(tbc)』制作のニュースが流れる(2021年公開か?)。3月25日、日本独自企画の来日記念盤でCD2枚組『日本のシングル集』発売。3月27日、8年振りの新曲「最も卑劣な殺人」を突然デジタル配信する4月1日、日本で一番最初に発売されたシングル盤「サブタレニアン・ホームシック・ブルース / シー・ビロングズ・トゥ・ミー」を限定にて復刻発売。4月、ノーベル文学賞受賞後初の、9度目の日本ツアー15公演を予定していたが新型コロナウイルス感染症拡大の状況を受け中止となる4月17日、再び新曲「アイ・コンテイン・マルチチュード」を突如デジタル配信。5月8日、3週後に再び予告なく新曲「偽預言者」の配信と新作『ラフ&ロウディ・ウェイズ』の発売を発表。7月8日、ノーベル文学賞受賞後、初の新曲による最新作『ラフ&ロウディ・ウェイズ』発売(USは6月19日発売)。6月、『ラフ&ロウディ・ウェイズ』は、イギリス、アイルランド、ノルウェー、オランダ、ニュージーランド、ドイツ、スイス、オーストリアで初登場1位。全米は初登場第2位。
2021年2月、ジョージ・ハリスンとの貴重なセッション等を収録した『1970』、世界同時発売。5月24日、80歳の誕生日を迎える。7月18日(日本時間7月19日)、Shadow Kingdomと題されたコンサートが期間限定で配信開始される。
●日本オフィシャル・サイト→ http://www.sonymusic.co.jp/artist/BobDylan/
●海外オフィシャル・サイト: → https://www.bobdylan.com/