Bob Dylan

「僕を支える勇敢な騎士たちだ」
ボブ・ディラン

エレクトリック化したディランのステージに観客からブーイングが飛び交う1966年のツアー。
その時のバックを務め、後にザ・バンドとなる面々を「あのツアーでは、僕らはライオンの口に頭を突っ込んでた。
一緒に突っ張ってくれて、僕に言わせれば、僕を支える勇敢な騎士たちだ」とディランは評した。
ボブ・ディランとザ・バンド、彼らの関係はどのようなものだったのだろう……

ザ・バンドの誕生と栄光、伝説の解散ライヴ『ラスト・ワルツ』までを描き、今秋公開!

『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』

(金)より、角川シネマ有楽町、WHITE CINE QUINTOほか全国順次公開

  • 『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』

    『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』

    (金)より、角川シネマ有楽町、WHITE CINE QUINTOほか全国順次公開
    https://theband.ayapro.ne.jp/
    ▲映画『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』特設ページはこちら

    監督:ダニエル・ロアー
    製作総指揮:マーティン・スコセッシ、ロン・ハワード
    原案:『ロビー・ロバートソン自伝 ザ・バンドの青春』(ロビー・ロバートソン著、奥田祐士訳、DU BOOKS刊)
    出演:ザ・バンド<ロビー・ロバートソン、リック・ダンコ、リヴォン・ヘルム、ガース・ハドソン、リチャード・マニュエル>、マーティン・スコセッシ、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーン、エリック・クラプトン、ロニー・ホーキンス、ヴァン・モリソン、ピーター・ガブリエル、タジ・マハール、ジョージ・ハリスン
    2019年/カナダ、アメリカ/英語/カラー・モノクロ/アメリカンビスタ/5.1ch/101分
    原題:ONCE WERE BROTHERS:ROBBIE ROBERTSON AND THE BAND

  • 1976年11月25日、サンフランシスコにあった劇場ウィンターランドで、一つのバンドがその活動に終止符を打ち一つの時代の終わりを記した。その名はザ・バンド。ボブ・ディランをはじめ音楽史に偉大な足跡を残したミュージシャンたちから愛される、ロック史上最も重要なアーティストの一つである。本作品はロビー・ロバートソンが2016年に綴った自伝を元に、バンドの誕生からボブ・ディランとの出会い、彼のバックバンドとして回ったツアー、 “ビッグ・ピンク”でのレコーディングの日々の中で育んだ美しい兄弟の絆、その後に訪れる乗り越えがたい軋轢、そして伝説的解散ライヴ『ラスト・ワルツ』に至るまで──才能、幸運、苦悩、狂気が横溢する創造の旅路を追ったドキュメンタリーである。

    音楽界の超大物たちによる豪華インタビュー映像

    ザ・バンドの解散コンサートをとらえた傑作映像作品『ラスト・ワルツ』を監督したマーティン・スコセッシとロン・ハワードが製作総指揮を担い、カナダ出身の新進のドキュメンタリー作家ダニエル・ロアー監督によってザ・バンドが蘇る。ザ・バンドを敬愛するミュージシャンは多く、新しい音楽をクリエイトしてきた大物ミュージシャンたちが特別ゲストとして登場。これ以上の顔ぶれはちょっと考えられないほど、贅沢な出演陣となっている。ブルース・スプリングスティーン、エリック・クラプトン、ヴァン・モリソン、ジョージ・ハリスン、ピーター・ガブリエル、タジ・マハールなど、音楽界のビッグ・アーティストが次々に顔を見せ、ザ・バンドの独自で唯一無二の魅力を振り返る。

ボブ・ディランとザ・バンドの絆

『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』を楽しむためのカタログ。
この顔合わせによる録音がアルバム単位でまとまって発表されたのは以下の諸作。


■1966年のツアーはアコースティックとエレクトリックの2部構成で行われ、エレクトリック・セットでザ・ホークスの面々がバックを務めるが、観客からの執拗なブーイングに嫌気がさしたリヴォン・ヘルムが離脱。リヴォンの代わりにミッキー・ジョーンズがドラムスを担当し、そのヨーロッパ・ツアーをまとめた企画が商品化されている。

https://www.facebook.com/legacyjp/videos/1148466465249607/
▲1966年ツアーのミニ・ドキュメンタリー(日本語字幕有)

  • ロイヤル・アルバート・ホール(ブートレッグ・シリーズ第4集)

    『ロイヤル・アルバート・ホール(ブートレッグ・シリーズ第4集)』

    タイトルに偽りあり。実際はマンチェスターのフリー・トレード・センターで収録されたライヴで、フォーク信奉者と思われる観客がエレキを進んで取り入れるディランに浴びせた罵声「ユダ!(裏切者)」が記録された歴史的な録音。1998年発売。

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  • 『Live 1966』

    『Live 1966』

    エレクトリック化が論争を呼んだ1966年のツアーより、存在する音源を全てまとめたCD36枚組のセット。ディランの創造性が煥発する重要な時代の記録だ。2016年発表。

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  • 『リアル・ロイヤル・アルバート・ホール』

    『リアル・ロイヤル・アルバート・ホール』

    話題となった海賊盤のせいで何十年もの間、フリー・トレード・センターのライヴが『ロイヤル・アルバート・ホール』とされてきたが、これは50年を経てそれを正した2016年発表作。この英国の由緒ある演劇場として世界に知られるロイヤル・アルバート・ホールで2日間に渡って開催された公演が1966年のツアーの最終となった。

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■1966年7月ディランはウッドストックでバイクの走行中に事故を起こして入院、以降のスケジュールは全てキャンセルされる。静養しながらも、ディランの勧めもあり移り住んできたザ・バンドの面々と共同作業が始まる。

▲The Basement Tapes Complete Trailer (英語版)
https://youtu.be/J3eTVSr_dQY

  • 『地下室』

    『地下室』

    音楽出版社に送るデモ・テープ制作を目的に、ビッグ・ピンクの地下室でプライベート録音を開始する。旺盛な制作欲によりザ・バンドと共に素晴らしい歌の数々を作りあげる。1975年発表。

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  • 『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート(ブートレッグ・シリーズ第11集)』

    『ザ・ベースメント・テープス・コンプリート(ブートレッグ・シリーズ第11集)』

    1967年夏にザ・バンドと共に録音した一部は既に『地下室』というタイトルで世に出ていたが、2014年にその全貌が明らかに。1968年発表、ザ・バンドのデビュー作に収録された曲も含む。

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■70年代初頭、ベスト集、サントラ、企画アルバムの発売が続いた後、デビュー以来のコロムビア・レーベルを離れアサイラムへ電撃的な移籍を果たし、1974年にボブ・ディラン&ザ・バンド名義の作品を発表する。
  • 『プラネット・ウェイヴズ』

    『プラネット・ウェイヴズ』

    ザ・バンドとの初のスタジオ・アルバムは、1974年の約8年振りとなるツアーに合わせて発売。代表曲「いつまでも若く」を始めとしてポップな作りの歌が多い、初の全米No.1獲得作。

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  • 『偉大なる復活』

    『偉大なる復活』

    1974年1月から21都市で40回のステージをこなし65万人を動員したツアーを収めたディラン初のライヴ作は、ディランで13曲、ザ・バンドで8曲の演奏を収録し代表曲が並ぶ。

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