『ボーン・イン・ザ・ U.S.A.』 奇跡の40周年日本独自企画盤が実現!
ブルース・スプリングスティーン
Bruce Springsteen「Born In The U.S.A.」from Live at Giants Stadium, E. Rutherford, NJ - 8/22/1985(Live Audio)
ブルース・スプリングスティーン
ボーン・イン・ザ・U.S.A. 40周年記念ジャパン・エディション
2024年6月21日で日本発売からちょうど40周年を迎えたブルース・スプリングスティーンの歴史的名盤『BORN IN THE U.S.A.』。そして、来年2025年(4月)には、ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドの初来日公演から40周年を迎えることになる。その記念すべき年に、再来日を待ち続ける日本のファンのために奇跡の日本独自企画が実現! 『ボーン・イン・ザ・U.S.A.(40周年記念ジャパン・エディション)』(7インチ紙ジャケット仕様)が、ブルース・スプリングスティーンの誕生日(9月23日)に合わせて、9月25日(水)に発売される。
この日本独自企画盤は、『BORN IN THE U.S.A.』のオリジナル・アルバムに加え、ボーナス・ディスク3枚を追加した計4枚組。日本独自の見開き7インチ紙ジャケット仕様で、初来日時のオフショット含む未発表写真満載のフォト・ブック、初来日のドキュメンタリー的な秘話満載の詳細な日本語ブックレット付き。さらに、1985年の初来日公演の「BORN IN THE U.S.A. JAPAN TOUR」のために作成された貴重なツアー告知ポスターが封入される、日本のみのスペシャル・パッケージ(完全生産限定盤)。
1985年4月に行われたブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドの初来日公演は、日本の音楽史の中でもエポックメイキングな出来事で、その凄まじい圧倒的なライヴ・パフォーマンスは様々な人々の人生を変え、日本のミュージシャン達にも多大な影響を与えた。そんな歴史の1ページをしっかりと記録と記憶に残すため、1985年の初来日ドキュメント的なブックレットが今回の日本独自企画盤に同梱される。貴重な未発表写真満載のフォト・ブックには来日公演に同行した伝説的フォトグラファー、ニール・プレストンの未発表含むライヴ写真、原宿や京都でのオフショット、及び日本に残されていたアーカイヴ写真、ツアー関連資料、全公演チケット、新聞、雑誌表紙、アルバム発売時の宣伝資料、メモラビリアなど貴重な写真を集大成。『BORN IN THE U.S.A.』アルバム発売から1985年の歴史的初来日公演まで、日本からの視点で再検証する、日本のスプリングスティーン・ファンの想いを詰め込んだようなメモリアルで資料的価値のある内容になっている。
ボーナス・ディスクには1985年4月に行われたブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドの初来日公演から数か月後の1985年8月22日、地元ニュージャージーのジャイアンツ・スタジアムでのライヴ29曲を3枚のCDにまるごと収録。同年4月に行われた日本公演のセットリストに近く、更にボーナス・トラックとして日本公演時重要な楽曲だった「レーシング・イン・ザ・ストリート」と「ロザリータ」の2曲を前年の1984年8月6日、同じく地元NJのブレンダン・バーン・アリーナでのライヴ音源より収録。ボーナス・ディスクに収められた全31曲中26曲が日本公演で披露された楽曲ということになる。『BORN IN THE U.S.A.』のアルバム全12曲から10曲、シングルB面曲〈「ピンク・キャデラック」〉、そして、名曲の数々を含め、当時の初来日公演のあの感動が蘇るような感動的ライヴ・パフォーマンスを堪能できる。さらに、アルバムの制作半ばでEストリート・バンドを離れたスティーヴ・ヴァン・ザントがアンコールに登場し、5曲に参加するファン歓喜の瞬間も収録。
ブルース・スプリングスティーン
『ボーン・イン・ザ・U.S.A.
(40周年記念ジャパン・エディション)』
2024年9月25日発売
完全生産限定盤/SICP31728-31(4枚組)/¥8,800(税込)
《3大特典》
★「ボーナス・ディスク3CD」:
1985年4月の初来日公演から数か月後の1985年8月地元NJジャイアンツ・スタジアムでの圧巻のフル・ライヴ・パフォーマンス全29曲まるごと収録!(初来日公演に近いセットリスト)+2曲ボーナス・トラック収録
★「1985 Japan Tourメモリアル・フォト・ブック」:
1985年4月のブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドの初来日時のライヴ・フォト、オフショット、メモラビリア他未発表写真満載のフォト・ブックを収録!
★「初来日公演ツアー告知ポスター」:
超貴重! “BORN IN THE U.S.A. JAPAN TOUR 1985”ツアー告知ポスターを復刻、封入!
【開封の儀】ブルース・スプリングスティーン『ボーン・イン・ザ・U.S.A.(40周年記念ジャパン・エディション)』開封動画
◎日本独自高品質BSCD2(4枚組)(特製インナースリーヴに収納)
◎日本独自7インチ紙ジャケット仕様(見開きジャケ)
◎“BORN IN THE U.S.A. JAPAN TOUR 1985” ツアー用の告知ポスターを復刻、封入!
◎全80P 「1985 Japan Tourメモリアル・フォト・ブック」
1985年4月のブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドの初来日時の空港、ライヴ、オフショット、メモラビリア他未発表写真満載!来日公演に同行した伝説的フォトグラファーNeal Prestonの未発表含むライヴ写真、原宿や京都でのオフショット、及び日本に残されていたアーカイヴ写真、ツアー関連資料、全公演チケット、新聞、雑誌表紙、アルバム発売時の宣伝資料、メモラビリアなど貴重な写真を集大成。
◎全96P 「日本版ブックレット」(1985来日公演のドキュメント。全て新規書き下ろし)
- 英文ライナーノーツ翻訳 ――エリック・フラニガン
- 『ボーン・イン・ザ・USA-40周年記念ジャパン・エディション』 解説 ――五十嵐正
- 「ボスと殿下。」全米チャートで繰り広げた熾烈なドラマ ――安川達也
- ちょっとしたロックンロールのために。1985年初来日公演滞在記 ――喜久野俊和(当時の担当ディレクター)
- 初来日ドキュメント(全公演セットリストも収録) ――増田和彦(元ファンクラブ会長)
- 1985年当時のライヴ・レポート ――北中正和(ミュージック・マガジン1985年6月号より)
- 叶った夢、叶わなかった夢。私の人生を刻んだブルース・スプリングスティーンを担当して ――白木哲也(現担当)
歌詞/対訳(三浦久)/ライヴの曲間トーク訳も収録
◎『BORN IN THE U.S.A.-40th Anniversary Edition(カラー・ヴァイナル)』に収録されていた「カラーブックレット」と「カラーリトグラフ」も7インチサイズで封入。
Bruce Springsteen「Sherry Darling(with Stevie Van Zandt)」 from Live at Giants Stadium, E. Rutherford, NJ - 8/22/1985(Live Audio)
《収録曲》
[DISC1]Album 『BORN IN THE U.S.A.』
- BORN IN THE U.S.A.|ボーン・イン・ザ・U.S.A.
- COVER ME|カヴァー・ミー
- DARLINGTON COUNTY|ダーリントン・カウンティ
- WORKING ON THE HIGHWAY|ワーキング・オン・ザ・ハイウェイ
- DOWNBOUND TRAIN|ダウンバウンド・トレイン
- I’M ON FIRE|アイム・オン・ファイア
- NO SURRENDER|ノー・サレンダー
- BOBBY JEAN|ボビー・ジーン
- I’M GOIN’ DOWN|アイム・ゴーイン・ダウン
- GLORY DAYS|グローリィ・デイズ
- DANCING IN THE DARK|ダンシン・イン・ザ・ダーク
- MY HOMETOWN|マイ・ホームタウン
[DISC2]Live:Bruce Springsteen & The E Street Band Giants Stadium, East Rutherford, NJ Aug 22, 1985 (Part.1)
- BORN IN THE U.S.A.|ボーン・イン・ザ・U.S.A.
- BADLANDS|バッドランド
- OUT IN THE STREET|表通りにとびだして
- JOHNNY 99|ジョニー 99
- SEEDS|シーズ
- ATLANTIC CITY|アトランティック・シティ
- THE RIVER|ザ・リバー
- I’M GOIN’ DOWN|アイム・ゴーイン・ダウン
- WORKING ON THE HIGHWAY|ワーキング・オン・ザ・ハイウェイ
- TRAPPED|トラップト
- GLORY DAYS|グローリィ・デイズ
- THE PROMISED LAND|プロミスト・ランド
[DISC3]Live:Bruce Springsteen & The E Street Band Giants Stadium, East Rutherford, NJ Aug 22, 1985 (Part.2)
- MY HOMETOWN|マイ・ホームタウン
- THUNDER ROAD|涙のサンダー・ロード
- COVER ME|カヴァー・ミー
- DANCING IN THE DARK|ダンシン・イン・ザ・ダーク
- HUNGRY HEART|ハングリー・ハート
- CADILLAC RANCH|キャディラック・ランチ
- DOWNBOUND TRAIN|ダウンバウンド・トレイン
- I’M ON FIRE|アイム・オン・ファイア
- PINK CADILLAC|ピンク・キャデラック
- BOBBY JEAN|ボビー・ジーン
- THIS LAND IS YOUR LAND|我が祖国
[DISC4]Live:Bruce Springsteen & The E Street Band Giants Stadium, East Rutherford, NJ Aug 22, 1985 (Part.3)
- BORN TO RUN|明日なき暴走
- TWO HEARTS|二つの鼓動
- RAMROD|恋のラムロッド・ロック
- TWIST AND SHOUT - DO YOU LOVE ME|ツイスト・アンド・シャウト~ドゥ・ユー・ラヴ・ミー
- JERSEY GIRL|ジャージー・ガール
- SHERRY DARLING|愛しのシェリー
- RACING IN THE STREET|レーシング・イン・ザ・ストリート
- ROSALITA(COME OUT TONIGHT)|ロザリータ
[ボーナス・トラック]BONUS TRACKS from Bruce Springsteen & The E Street Band BRENDAN BYRNE ARENA, EAST RUTHERFORD, NJ AUG 6, 1984
BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND
BRUCE SPRINGSTEEN:LEAD VOCAL, ELECTRIC AND ACOUSTIC GUITARS, HARMONICA
ROY BITTAN:PIANO, KEYBOARDS
CLARENCE CLEMONS:TENOR AND BARITONE SAXOPHONES, PERCUSSION, BACKING VOCAL
DANNY FEDERICI:ORGAN, KEYBOARDS
NILS LOFGREN:ELECTRIC AND ACOUSTIC GUITARS, BACKING VOCAL
PATTI SCIALFA:ELECTRIC AND ACOUSTIC GUITARS, PERCUSSION, BACKING VOCAL
GARRY TALLENT:BASS / MAX WEINBERG – DRUMS
ADDITIONAL MUSICIAN
STEVIE VAN ZANDT:GUITAR, BACKING VOCAL
1985年初来日の想いを綴る、未発表写真満載のフォト・ブックと、
貴重な秘話の数々を収録した全編書き下ろし日本版ブックレット!!
1985年4月のブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドの初来日公演は日本の音楽史の中でもエポックメイキングな歴史の1ページといえる出来事で、かつ、様々な人々の人生を変えるような凄まじいライヴ・パフォーマンスを見せつけてくれた。そんな歴史の1ページをしっかりと記録と記憶に残すため、1985年の初来日ドキュメント的なフォト・ブックと日本版ブックレットが今回の日本独自企画盤に同梱される。日本のスプリングスティーン・ファンの想いを詰め込んだようなメモリアルな内容になっている。
貴重な未発表写真満載の全80ページにも及ぶ1985年の初来日ドキュメント的なフォト・ブック「1985 BORN IN THE USA JAPAN TOUR MEMORIAL PHOTOBOOK」には、来日公演に同行していた伝説的フォトグラファーNeal Prestonによる、代々木オリンピック・プール会場外観、会場周辺、各地のライヴ、観客の笑顔、原宿駅でのファンとのやりとり、当時のホコテンを歩くブルース、京都へ移動する際の新幹線の車内、京都のホテルの屋上でのオフショット、京都府立体育館のリハーサル写真などの貴重な未発表写真の数々の他、日本に残っていたアーカイヴ写真より、成田空港到着時、東京初日公演のライヴ写真、大阪公演のライヴ写真を新たに発掘。シンコーミュージックのアーカイヴより日本の伝説的フォトグラファー長谷部宏氏が撮影したライヴ写真も収録されている。
ツアー関連のメモラビリアでは初来日公演のツアー告知ポスター(今作の特典として封入。非売品のため発見に非常に苦労したものの一つ)、公演発表時の新聞広告、チケットを購入するための整理券から、全公演のチケット、ツアーTシャツ、バックステージパス、アルバム発売時の宣伝用手書き資料や広告絵柄、雑誌表紙、新聞のライヴレポートなども収録。CBSソニーが開催したWELCOMEパーティでブルースやメンバーにプレゼントされたパーカーも今回発見され、その写真を掲載。メモラビリアのコーナーも含めて、『BORN IN THE U.S.A.』アルバム発売から1985年4月の歴史的初来日公演まで、日本からの視点で再検証する、全80ページに渡るメモリアルで資料的価値のある内容になっている。
ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドの初来日公演は1985年4月に東京、京都、大阪で3都市、8公演が行われた。その後1988年に東京ドームで開催されたアムネスティ・インターナショナルの「ヒューマン・ライツ・ナウ」チャリティ・イベントに参加、1997年にソロ・アコースティック・ツアーで東京国際フォーラム公演を行ない、ブルース・スプリングスティーンは過去3度の来日を果たしている。現在、再来日公演を最も切望されているアーティストの一人といえる。
1985年の初来日公演の秘話を綴った「日本版ブックレット」(全96ページ!!)には、当時のアルバム『BORN IN THE U.S.A.』の担当ディレクターであり、初来日公演に帯同した喜久野俊和氏による「1985年初来日公演滞在記」が収録されている。下記のセグメントに収録されている内容は、時系列でスプリングスティーンの初来日の裏側を追った見事なドキュメンタリーになっており、ライヴでのスプリングスティーンの葛藤や試み、そしてファンとの絆など心温まる秘話が満載。
《ブルース・スプリングスティーン1985年4月初来日日本滞在記》
- 日本公演交渉開始。締結。条件。日程発表。
- 成田空港到着。出迎え。ホテルでの動き。
- 東京初日。ファンの雄叫び嬌声。喜びと興奮。そして涙。
- 言葉の壁、一部で違和感感じる。日本語投入。セットリスト一部修正。
- 言葉の壁、解決策が見つかった。
- 言葉の壁、日本版セットリスト完成。「ROSALITA」の登場。
- 東京のライブの夜。渋谷原宿は興奮した若者だらけ。
- バーブラ・カーから寄付の依頼。交通遺児母の会に2万ドル。
- レコード会社大歓迎パーティ開催。SONY会長に新製品のヒント。
- 京都滞在。市内観光と小さな会場。
- 広島原爆資料館で大いなるショック受ける。
- ホテルのレストランで会食
- ファンとの関わり。ファンからのリクエストは応える。
- 最終日夜、男達だけの祝勝会ディナー。
そして、当時の日本のファンクラブ会長の増田和彦氏による【初来日ドキュメント】には<Part1/来日実現まで><Part2/Bruce Springsteen and The E Street Band in Japan>というファンの目線で追った貴重なレポートを収録。全公演のセットリストや、日本公演時にステージでスプリングスティーン語ったトークの全訳まで収録している。
BRUCE SPRINGSTEEN & THE E. STREET BAND
BORN IN THE U.S.A. JAPAN TOUR
1985年
4月10日 | 国立代々木競技場第一体育館 |
---|---|
4月11日 | 国立代々木競技場第一体育館 |
4月13日 | 国立代々木競技場第一体育館 |
4月15日 | 国立代々木競技場第一体育館 |
4月16日 | 国立代々木競技場第一体育館 |
4月19日 | 京都府立体育館 |
4月22日 | 大阪城ホール |
4月23日 | 大阪城ホール |
ブルース・スプリングスティーン「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」(日本語字幕ver)
80年代、アメリカで最も売れたロック・アルバム『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』
音楽史上にその名を永久に残すブルース・スプリングスティーンの通算7作目のオリジナル・アルバム『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』は80年代を代表するだけでなく、ロック史上に輝くモンスター・アルバム。’84年6月4日にUSでリリースされ(日本発売は6月21日)、最初の2日で65万枚を売り尽くし、4日間でプラチナ・ディスク。全米チャート初登場9位、’84年7月3日には全米1位獲得。その後4週間連続No.1の後、プリンスの『パープル・レイン』に一旦首位を奪われ、24週間を守りつつ(内3週3位)、’85年1月19日ロック・チャート史上に名を残す奇跡の復活、No.1に返り咲く(これだけの間隔をあけて復活した例はかつてなかった)。その後’86年1月25日まで連続84週ベスト10入りという大記録も達成。翌年のグラミー賞では最優秀ロック・ヴォーカリスト賞受賞。シングルは連続7曲TOP10入りを記録(当時同一アルバム・カットとしてはマイケル・ジャクソンの『スリラー』に並ぶ記録だった)。80年代、アメリカで最も売れたロック・アルバムの1枚で、全米だけで1700万枚以上を売り上げ、全世界でも2200万枚以上のビッグ・セールスを記録。日本でも50万枚を超える大ヒットとなった。アルバム発売に伴う<Born In The U.S.A.>ツアーは全世界で156公演をソールド・アウト、「ダンシン・イン・ザ・ダーク」、「ノー・サレンダー」、「グローリィ・デイズ」といった楽曲は今も彼のライヴ・ショウの定番であり続けている。
ブルース・スプリングスティーン「ダンシン・イン・ザ・ダーク」(日本語字幕ver)
ボーナス・ディスクのライヴ盤全31曲中「Seeds」「I’m Goin’ Down」「This Land is Your Land」「Two Hearts」「Jersey Girl」以外の26曲は1985年の日本公演で披露された楽曲!
この『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』40周年記念ジャパン・エディションの目玉が、’85年8月に地元ニュージャージー州メドウランズにあったジャイアンツ・スタジアム(現在は隣接する場所に新設されたメット・ライフ・スタジアムに取って代わられた)で行われた6回の公演から、8月22日のコンサートをまるごと収録したライヴCDである。
2014年から、ブルースの進行中のツアーの毎晩のコンサートのダウンロードと通販のみのCD販売が始まって、月1回は過去の貴重なアーカイヴ音源も入手できるようになった。この録音はそのカタログにあるものだが、そこから正式にCD化されて一般発売された前例はまったくなく、これが世界で初めて。日本だけで特別に認められた貴重な発売なのである。この日付は日本からの要望で、’85年4月の初来日の時期に近く、セットリストも共通点の多いことから選ばれた。日本のファンの思い出と重なるようにという配慮だが、この公演は内容的にも非常に優れており、アーカイヴの中でも最も人気が高い。’84年6月のツアー開始から世界中を駆け巡ってきた1年以上が経ち、ギターのニルス・ロフグレンとヴォーカルのパティ・スキャルファの新メンバー2名を加え、キーボードにシンセサイザーも導入するなどした新生Eストリート・バンドのパフォーマンスもこなれ、脂の乗った状態になっていたからだ。このジャイアンツ・スタジアム公演がブルースにとっても満足できる出来だったことは、6晩のうち4晩が公式に録音され、8月19日と21日の録音が初のライヴ・アルバム『Live/1975-85』に使われたことで証明されている。そして、この22日のセットリストには『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』の全12曲から10曲も含まれているうえに、シングルB面曲「ピンク・キャデラック」も演奏されているので、スタジオ録音と対になるライヴ・アルバムとして、とてもふさわしい。さらに、アルバムの制作半ばでEストリート・バンドを離れたスティーヴン・ヴァン・ザントがアンコールに登場し、5曲に参加するファン歓喜のボーナスまであるのだから。
奇跡のボーナス・トラック「レーシング・イン・ザ・ストリート」「ロザリータ」2曲収録!!
更に本作の制作進行の締め切りギリギリで、ライヴ盤にボーナス・トラック2曲の追加収録の許諾が下りた。’84年8月6日のニュージャージー公演、ブレンダン・バーン・アリーナでの録音からの「レーシング・イン・ザ・ストリート」と「ロザリータ」である。何故この2曲を日本側が要望したかと言うと、日本公演の第2部の最後の曲だったから。最初の2日間の本編を締め括った「レーシング・イン・ザ・ストリート」が、3日目以降は「ロザリータ」になった変更に、初めて訪れた非英語国の日本の観客と、どのようにコミュニケーションをとり、楽しんでもらうかを真剣に考えていたブルースの姿勢がもっともよく表れていた。(五十嵐正氏ライナーノーツより抜粋)
BRUCE SPRINGSTEEN
ブルース・スプリングスティーン
1949年9月23日、ニュージャージー州フリーホールドで生誕。現在74歳。1973年『アズベリー・パークからの挨拶』でデビュー。グラミー賞20回、アカデミー賞、トニー賞各1回受賞。ロックの殿堂入り、ケネディ・センター名誉、2013年ミュージケアーズのパーソン・オブ・ザ・イヤー、2016年アメリカ文民最高位の勲章となる大統領自由勲章も受章。米国音楽界の最重要アーティストの一人。2023年はデビュー50周年を迎えた。
『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』ツアーがキック・オフした1984年夏から40年。ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドは2024年夏、ヨーロッパ・ツアーを経て北米ツアー中。「他のどんなチームの追随も許さない」(ビルボード誌)、「基準を打ち立て続ける」(ローリング・ストーン誌)、「史上最強にパワフル」(ヴァラエティ誌)と称賛されてきたライヴ・パフォーマンスを披露している。
ブルース・スプリングスティーン
日本公式サイト
https://www.sonymusic.co.jp/artist/BruceSpringsteen/
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ブルース・スプリングスティーン「アイム・オン・ファイア」(日本語字幕ver)
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ブルース・スプリングスティーン「グローリィ・デイズ」(日本語字幕ver)
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ブルース・スプリングスティーン「マイ・ホームタウン」(日本語字幕ver)