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仕様:縦×横×奥行:約692mm×約589mm×約22mm/重量:約2,520g
◆製造:Mounted Memories
◆生産国:U.S.A.
*数量限定の輸入品のため、品切れの際はご容赦下さい。
販売価格:¥18,000+税
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THE BEATLES Framed Presentation『1963』藤本 国彦

62年10月にレコード・デビューを果たしたビートルズは、2月2日からの1ヵ月間、初のイギリス全国ツアーを行ない、ツアー中の2月11日にはデビュー・アルバムのセッションに臨んだ。“ライヴの雰囲気をそのままアルバムに詰め込む”というプロデューサーのジョージ・マーティンのコンセプトのもと、オーヴァーダビングは最小限にとどめ、ギター、ベース、ドラムスというシンプルなバンド編成をベースとし、ヴォーカル、ハーモニー、コーラスを前面に出した疾走感溢れるサウンドを作り上げた。
デビュー・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』は5月にチャートのトップに立つと、イギリスで30週連続1位を続けた。11月22日に発売されたセカンド・アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』も予約だけで30万枚を記録し、前作に代わり12月から翌年4月まで21週連続1位を獲得。2枚のアルバムで1年間、チャートの1位を独占した。また、セカンド・シングル「プリーズ・プリーズ・ミー」が2月に初の1位に輝いたのに続き、シングル「フロム・ミー・トゥ・ユー」(4月11日発売)は6週連続1位、「シー・ラヴズ・ユー」(8月23日発売)は発売半年後には150万枚のセールスを記録し、イギリスのシングル・セールス最高記録を樹立。「抱きしめたい」(11月29日発売)は予約だけで100万枚を超えるなど、63年に発表した4枚のシングルすべてをチャート1位に送り込むという快挙を成し遂げた。
アートフレームの右下の写真は、時期と場所は不詳だが、3~4月頃にBBCスタジオで撮られたものか。まだ初々しさが感じられる。左下の写真は5月17日に宣伝用に撮影されたもので、この時のフォト・セッションの写真は、8月に創刊された月刊誌『ザ・ビートルズ・マンスリー・ブック』の表紙を飾っている。下段中央の写真は7月2日にロンドンのギルフォード・ストリートを歩く4人。『リヴァプール・エコー』紙用に撮影されたものだ。
10月13日にはイギリスでもっとも有名なテレビ番組『サンデイ・ナイト・アット・ザ・ロンドン・パラディアム』にメイン・ゲストとして出演。彼らを一目見ようと多くの人が会場を取り囲むほどで、そんな熱狂的なファンを称して“ビートルマニア”なる言葉も生まれ、ビートルズは社会現象にまでなった。上段の写真は、ニュー・シングル「抱きしめたい」の発売を4日後に控えた11月25日、プロモーションのためにマンチェスターにあるグラナダ・テレビ制作の番組『レイト・シーン・エクストラ』に出演した時のもの(「抱きしめたい」と「ジス・ボーイ」を擬似演奏)。
そして64年、とどまることを知らないビートルズの快進撃は、ついにアメリカ、そして世界をも巻き込むことになるのである。