「クラデジ」編集部スタッフは、0号公開直前の深夜までの作業を終えるやいなや、記念すべき40周年の日に開催された山梨・富士吉田市での「Augusta Camp 2024」へ向かった。9月21日。「クラデジ」編集部の目的は、もちろん杏子。普段より招かれざる客感を勝手に感じている我々だが、早々と手に入れたチケットを手に時間通り正面から堂々と入場する。会場は既に熱気に溢れている。そしてイベントが始まって盛り上がるフェスの終盤、まさかの展開に我々は驚愕の瞬間を目の当たりにすることとなる。万来の拍手によって登場した杏子。我々のイメージ通りのセクシーなブラック系のトーンにまとめたステージ衣装をまとってあの頃の独特の雰囲気を感じさせるやいなや、その予感が的中するかのようにサプライズはここから始まる。「9月21日はバービーボーイズのデビュー日。バービーボーイズやっちゃいま~す!」と叫ぶやいなや、ギターのイマサが登場。こんなサプライズがあるなんて聞いてないよ! それまでの会場の空気は一変し、そして「女ぎつね on the Run」からいよいよライブがスタート。お馴染みのイントロが流れた瞬間、薄暮冥冥に覆われた空間はバービー色に深さを増していく。懐かしさに浸っている暇もなく、次々と繰り出される手練手管にもう我を失いそうだ。自然と体でリズムをとりながら、曲に合わせた振りも手拍子も長年染み付いているお約束。知らず知らずのうちに我々は自然に反応してしまう。そして更にバービーのペースに引き込まれていく。メンバー中2人によるパフォーマンスだったが、この日はバービーをリスペクトするオフィスオーガスタのアーティストが他のメンバーがいない部分を次々とフォローする。「女ぎつね on the Run」「なんだったんだ? 7DAYS」「-AREEGATO- あり〜がとう」「目を閉じておいでよ」「負けるもんか」を一気に披露。30分ほどのライブであったが、会場に集まったファンを熱狂の渦に巻き込んだ。最高の時間を過ごした一日ではあったが、もしオリジナルメンバー5人がまた我々の前に現れたらどうなんだろう。それは叶わぬ夢物語なのだろうか? 我々の欲望は果てしなく広がるばかりだ。バービーボーイズ最高!本当にありがとう!いつ戻ってきてもいいように、舞台は俺たちが整えておくぞ!!(写真 : オフィスオーガスタ提供 カメラマン : 岩佐篤樹)