BABRA STREISAND バーブラ・ストライサンド
バーブラ・ストライサンドは、レコーディング・アーティスト、俳優、監督、プロデューサー、脚本家、作家、ソングライター、コンサート・パフォーマーなど様々な分野で大きな功績を残し、エンタテインメント界を象徴する存在として広く認められてきた。受賞歴は、オスカー2回、エミー賞5回、グラミー賞10回(ライフタイム・アチーヴメント・アウォードを含む)トニー賞1回、ゴールデン・グローブ賞10回(セシル・B・デミル功労賞を含む)、ピーボディ賞3回、全米監督協会賞(対象は、コンサート・スペシャル)となっているが、これらのすべての賞を授与されたアーティストは、彼女だけだ。
さらにストライサンドは、アメリカン・フィルム・インスティテュートの特別功労賞、ケネディ・センター名誉賞などを受け、またクリントン大統領からは国民芸術勲章、オバマ大統領からは大統領自由勲章を授与されている。フランスから贈られたレジオン・ドヌール勲章も忘れられない。
バーブラは、メジャー映画作品の監督、プロデュース、脚本、主演を手がけた最初の女性であり、女性としてはじめてオスカーの作曲家賞を手にしたアーティストだ。また彼女は、60年にわたって、それぞれのディケイドで1枚以上のNo.1アルバムを発表しつつけることができた、ただ一人のアーティスト。ゴールデン・グローブ賞で最優秀監督賞を授与された最初で、唯一の女性でもある。
活動家として知られるバーブラは、自らの信念のために闘う女性として、慈善事業にも取り組んできた。たとえば、シダーズ・サイナイ医療センターにウーマンズ・ハート・センターを設立し、ウーマンズ・ハート・アライアンスを共同設立するなど、女性の死因トップである心臓病に関する啓発や治療法研究の支援をつづけている。1986年設立のストライサンド基金は、進歩的な発想を実現させることを目的とした組織。また、環境活動家のリーダー的存在でもある彼女は、ごく早い時期から、気候変動に関する研究者たちの仕事をあと押ししてきた。さらに彼女は、人種間の平等、女性の権利、公民権運動、投票者の権利の保護といったテーマに、長く、熱心な取り組みをつづけている。