保管庫の中から自ら選び出した、未発表集。

バーブラストライサンドリリースミー 2

BABRA STREISAND RELEASE ME 2

2018年『Walls』以来の新作となる『リリース・ミー2』は、2012年発表でビルボード7位を記録したヒット作『リリース・ミー』の続編となる。『リリース・ミー2』には1962年から2020年にかけて録音された音源の中から、ウィリー・ネルソン、カーミット(カエルのマペット)とのデュエットを含む、全10曲を収録した貴重な未発表曲集だ。

ウィリー・ネルソンとのデュエット「アイド・ウォント・イット・トゥ・ビー・ユー」のリリック・ビデオはこちら

カーミットとのデュエット「レインボウ・コネクション」のオーディオ・ビデオはこちら

この『リリース・ミー2』への取り組みを通じて私は、思い出の路を楽しくたどることができました。大切な歌たちと再会し、今も強く心に響く歌のいくつかには、有意義な形で手を加えることもしています。とりわけ、人類の共通意識に語りかける「ビー・アウェア」と「ワン・デイ」が持つ、現在の世界との関連性には感銘を受けました。バーブラ・ストライサンド

バーブラ・ストライサンド『リリース・ミー 2』(BABRA STREISAND RELEASE ME 2)バーブラ・ストライサンド『リリース・ミー 2』
2021年8月25日発売
●Blu-Spec CD2 ●SICP31469 ●¥2,860(税込)
●ソフトパック仕様 ●解説・歌詞・対訳付
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<収録曲>

  • 1.ビー・アウェアバーブラは、1971年に放送されたバート・バカラックのTVスペシャル『シンガー・プレゼンツ・バート・バカラック』でこの曲を歌った。スタジオ・ヴァージョンは、そのテレビ放送に向けて編曲されたもの。
  • 2.ユー・ライト・アップ・マイ・ライフキャロル・キング自身のオリジナルは、1973年発表のアルバム『ファンタジー』に収録されているが、バーブラのヴァージョンは、1974年のアルバム『バタフライ』制作時に録音されたもの。
  • 3.アイド・ウォント・イット・トゥ・ビー・ユーウィリー・ネルソンとのデュエット曲で、バーブラが2014年に発表したアルバム『パートナーズ』への収録が予定されていた。しかし、完成には至らず、アルバムにはブレイク・シェルトンとのデュエットが収められた。
  • 4.スウィート・フォーギヴネスバーブラは1993年のツアーに向けて新曲、特に「強く感情に訴えるバラード」を用意してほしいとウォルター・アファナシエフ(グラミー賞受賞のソングライター/プロデューサー)にリクエストしていた。
  • 5.リヴィング・ウィズアウト・ユーバーブラは1971年のアルバム『ストーニィ・エンド』のためにランディ・ニューマンの作品を4曲録音しており、「リヴィング・ウィズアウト・ユー」はそのうちの1曲。
  • 6.ワン・デイ(ア・プレイヤー)1969年のアルバム『ホワット・アバウト・トゥデイ?』に収録予定だった曲。録音後はテープ保管庫で眠りつづけるが、バーブラは1990年にABC放送の『アース・デイ・スペシャル』ではじめてこの曲を歌った。
  • 7.レインボウ・コネクションカーミットとのデュエットで、1979年公開映画『マペットの夢みるハリウッド』のためにポール・ウィリアムスとケニー・アッシャーが書いた曲。バーブラは、水をテーマにしたアルバム『ウェット』に向けて録音していた。
  • 8.ライト・アズ・ザ・レイン「ライト・アズ・ザ・レイン」は、まだソロ・デビュー前だったバーブラが録音していた4曲のうちの1曲。ほかの3曲は、彼女の最初の2枚のアルバムに収められている。
  • 9.イフ・オンリー・ユー・ワー・マイン1980年にバーブラはバリー・ギブとアルバム『ギルティ』を録音。その『ギルティ』に「イフ・オンリー・ユー・ワー・マイン」はボーナス・トラックとして使われる予定だったが、これまで、ミックスダウンもされずにいた。
  • 10.ワンス・ユーヴ・ビーン・イン・ラヴ1973年にバーブラは、ルグラン、バーグマンと『ライフ・サイクル・オブ・ア・ウーマン』という仮タイトルのつけられたアルバムの制作に着手するものの完成に至らなかったのは、制作の勢いが失われてしまったから。

BABRA STREISAND バーブラ・ストライサンド

バーブラ・ストライサンドは、レコーディング・アーティスト、俳優、監督、プロデューサー、脚本家、作家、ソングライター、コンサート・パフォーマーなど様々な分野で大きな功績を残し、エンタテインメント界を象徴する存在として広く認められてきた。受賞歴は、オスカー2回、エミー賞5回、グラミー賞10回(ライフタイム・アチーヴメント・アウォードを含む)トニー賞1回、ゴールデン・グローブ賞10回(セシル・B・デミル功労賞を含む)、ピーボディ賞3回、全米監督協会賞(対象は、コンサート・スペシャル)となっているが、これらのすべての賞を授与されたアーティストは、彼女だけだ。

さらにストライサンドは、アメリカン・フィルム・インスティテュートの特別功労賞、ケネディ・センター名誉賞などを受け、またクリントン大統領からは国民芸術勲章、オバマ大統領からは大統領自由勲章を授与されている。フランスから贈られたレジオン・ドヌール勲章も忘れられない。

バーブラは、メジャー映画作品の監督、プロデュース、脚本、主演を手がけた最初の女性であり、女性としてはじめてオスカーの作曲家賞を手にしたアーティストだ。また彼女は、60年にわたって、それぞれのディケイドで1枚以上のNo.1アルバムを発表しつつけることができた、ただ一人のアーティスト。ゴールデン・グローブ賞で最優秀監督賞を授与された最初で、唯一の女性でもある。

活動家として知られるバーブラは、自らの信念のために闘う女性として、慈善事業にも取り組んできた。たとえば、シダーズ・サイナイ医療センターにウーマンズ・ハート・センターを設立し、ウーマンズ・ハート・アライアンスを共同設立するなど、女性の死因トップである心臓病に関する啓発や治療法研究の支援をつづけている。1986年設立のストライサンド基金は、進歩的な発想を実現させることを目的とした組織。また、環境活動家のリーダー的存在でもある彼女は、ごく早い時期から、気候変動に関する研究者たちの仕事をあと押ししてきた。さらに彼女は、人種間の平等、女性の権利、公民権運動、投票者の権利の保護といったテーマに、長く、熱心な取り組みをつづけている。

●バーブラ・ストライサンド 日本オフィシャル・サイト

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