“トゥルー・ノース”は、北極圏からa-haが送る手紙なんだ。ノルウェーの極北から、新しい音楽に乗せて詩を届けるよ—マグネ・フルホルメン
通算11作目のオリジナル・アルバム。2015年の『CAST IN STEEL』から、7年ぶりとなる、ソニーミュージック移籍第一弾。1stシングルはモートンの癒しのヴォーカルが心地よい「アイム・イン」。ニュー・アルバム『トゥルー・ノース』のために、a-haは新たなアプローチをとった。『トゥルー・ノース』は、ニュー・アルバムであると同時に、2021年11月に北極圏の90km上に位置するノルウェーの都市、ボーデでa-haが曲を録音する様子を収めた映像作品でもあるのだ。「アルバムごとに、違うやり方はないかと手を加えているんだ」とポールは説明する。『トゥルー・ノース』の12曲で(6曲はマグネが、6曲はポールが書いた)、a-haは新しいことに取り組むことによって、バンドへのコミットメントを強調したのである。11枚目のスタジオ・アルバムであると同時に、その制作過程を即座に記録したこの作品で、a-haは新しい世界へと足を踏み入れた。「まず、スタジオ・セッションをライブで録音するというアイデアがあったんだ。そして、スタジオ・セッションを撮影することにしたんだ。それが、僕らがコラボレーションしたノルウェーのオーケストラ、アークティック・フィルハーモニックとの制作に発展していったんだ」とポールは語る。