●スペシャルREPORT
ワイヨリカ Wyolica
20周年ベスト・アルバム
『Beautiful Surprise~Best Selection 1999-2019~』
スペシャル特典
〜ディスク製造工場訪問記〜
関東では梅雨寒が続いた7月の某日、Azumiさん、so-toさんとともに静岡県にあるソニー・ミュージックソリューションズ 大井川/静岡プロダクションセンターに行ってきました。いずれもCDや映像パッケージ、アナログディスクなどの製品を製造する工場です。まず訪れたのは大井川プロダクションセンター。昨年春から約29年ぶりにアナログディスクのカッティングからプレスまでを一貫生産できるようになり、ここでアナログディスクの製造が行われています。一行が到着したときもアナログディスクのプレス機がフル稼働していました。
プレス機の傍らでは完成したディスクをジャケットに収納し、製品を仕上げる作業の真っ最中。偶然にも7月31日発売の7インチシングル「Beautiful Surprise/OneRoom」だったこともあり、おふたりもその作業のお手伝いをしました。
一枚一枚手作業でセットアップするのもアナログならではといった感じです。仕上がった製品に問題がないかを確認するのも重要な作業のひとつ。ということで、工場内には防音のリスニングルームも設えられています。アナログのリスニングに適したオーディオが設置されたこの部屋で、早速出来上がったばかりのシングルを試聴しました。
AB面をひととおり聴いたあと、CDとアナログを交互にかけながら聴き比べもしました。すっきりと抜けのいいCDに比べて、アナログは高音域から低音域までしっかりと音圧を感じられる印象。so-toさん曰く「OneRoom」はアナログになることを意識してテンポを決めたそうで、その仕上がりに満足げな表情でした。
大井川を挟んで対岸にある静岡プロダクションセンターはCDやDVD、ブルーレイ、ゲームソフトなどの各種ディスクを製造しています。こちらに到着してまず目に入るのは世界初のCD製品となったビリー・ジョエル『ニューヨーク52番街』のディスクがあしらわれたモニュメント。その誕生年である「1982」の文字が刻まれています。
ここでも各種ディスクの製造ラインを見学しました。その後工場内の会議室で本日の主目的である作業を行いました。8月7日発売の2CDベスト『Beautiful Surprise〜Best Selection 1999-2019〜』の初回プレス分のうち、100枚のディスクにおふたりの直筆サインを書き込みました。
DISC-1にAzumiさんの、DISC-2にso-toさんのサインが入っています。ディスクのレーベル面に書き込まれているため、製品が出荷される状態に仕上がると、開封しない限りはサイン入りかどうかはわかりません。当たった方はまさしく“Beautiful Surprise”となりますのでお楽しみに。
ワイヨリカ(Wyolica)
北海道札幌市出身のAzumi(vo)と
大阪府出身のso-to(池宮創人)(g,programming)による
2人組音楽グループ。
名前はネイティヴ・アメリカンの言葉を用いた造語で“草原の民”の意。
それぞれに活動していた二人がオーディションを機に出会い、大沢伸一プロデュースとして
99年5月にシングル「悲しいわがまま」でデビュー。
ブラック・ミュージックを軸に、切ない歌詞や洒落たセンスとポップ感覚を合わせた
爽やかで甘酸っぱいサウンドで人気を博す。
2013年5月の正式解散発表後は、それぞれソロで活躍していたが、
デビュー20周年を期に再結成を発表した。
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