リオ トレヴァー・ラビンRio Trevor Rabin

2023.10.6 ON SALE(海外同時発売)

イエス・ミュージックにおける最重要人物のひとり、トレヴァー・ラビンが ソニーミュージック傘下のインサイドアウト・ミュージックと契約。
34年ぶりとなるヴォーカルをフィーチャーしたソロ・アルバム『リオ』をリリース!

【アルバムのポイント】

●『キャント・ルック・アウェイ』(1989年)以来、34年ぶりのロック・ヴォーカル・アルバム。

●打ち込み音源を使用しないマニュアルによる演奏が特徴で、全10曲ともヴォーカル入り。日本盤にはプラス3曲のボーナス・トラック収録

●イエスの『ロンリー・ハート』や『ビッグ・ジェネレイター』、『TALK』の系譜を正しく継承する作品であり、一聴してラビンとわかるギター・サウンドが満載。

●ラビン自身はイエスの『TALK』、ソロ『キャント・ルック・アウェイ』に続くロック・アルバムと認識している。

●構想は『Jacaranda』制作時から温められ録音が進められていたが完成までに10年かかった。

●全曲書き下ろしの新曲でARWのために提供した曲は含まれていない。

●ゲストにルー・モリノ3世(ARW、Yoso、Cock Robin)やヴィニー・カリウタ(Frank Zappa、Sting、Gino Vannelli)など、凄腕ミュージシャンが参加。

●壮大なプログレ・テイストからブルーズ、ジャズ、カントリー、西海岸風AORからサウンドトラック風、ポップ・ヴォーカルに至るまで、自由奔放で多彩なサウンド・アプローチが素晴らしい傑作。

●アルバム・タイトルの『リオ』とは、ラビンの息子ライアンの娘(ラビンの孫娘)の名前。

TREVOR RABIN - Rio (インタビュー動画字幕付き 01)

TREVOR RABIN - Rio (インタビュー動画字幕付き 02)

TREVOR RABIN - Rio (インタビュー動画字幕付き 03)

トレヴァー・ラビン(Trevor Rabin)写真01

契約とリリース間近のアルバムについてのトレヴァー・ラビンのコメント:

インサイドアウトとの契約はこの上なく自然で幸せなものだった。トーマス・ウェイバーと僕はしばらく前からの友人で、一緒に仕事をしたいと常々思っていたんだ。このプロジェクトの完成が近づいた頃、僕はトーマスに連絡した。 それくらいシンプルな話さ。インサイドアウトのチームと仕事ができて、ソニー・ファミリーの一員になれるのは、最高にハッピーなことだよ。

インサイドアウト・ミュージックのレーベルを率いるトーマス・ウェイバーのコメント:

トレヴァーと組むことは、私にとってもレーベルにとっても、バケットリスト(将来やりたいことのリスト)のひとつが叶った大きな瞬間でした。 80年代初めに彼一流の作曲スタイルのファンになってからというもの、ずっと彼に注目してきました。 彼はロックミュージック界の真の偉人のひとりです。『リオ』はわれわれの望みすべてを体現するとともに、それ以上のものを与えてくれる作品です!

トレヴァー・ラビン(Trevor Rabin)写真02

ファースト・シングル「ビッグ・ミステイクス」について、トレヴァー・ラビンのコメント:

アルバムのファースト・シングル「ビッグ・ミステイクス」は、本質的に10代後半から20代にかけての僕のサバイバルについて歌っているんだ。
そんな訳でこんな歌詞になっている。“僕らは炎に照らされて遊び、雨の中で踊って、一晩中僕らは大きな過ち(big mistakes)を犯した”
「I Can’t Believe I’m Alive(よくぞ今生きているものだ)」というタイトルにするべきだったね。

トレヴァー・ラビン(Trevor Rabin)写真03

非常に長く多彩なキャリアを刻んできたヨハネスブルグ生まれのラビンは、イエスに1983年からの12年間、アルバム4枚にわたり在籍していたことで最もよく知られている。同年にリリースされた大ヒット曲「ロンリー・ハート(Owner Of A Lonely Heart)」がアメリカのビルボード誌チャートの1位を獲得したことをきっかけに、プログレッシヴ・ロック界のアイコン的バンドはより多くの聴衆に受け入れられるきっかけとなった。ラビンは2017年、バンドとともにロックンロールの殿堂入りを果たした。また近年は、イエスの元メンバーであるジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンとともにアンダーソン、ラビン&ウェイクマン(ARW)を結成している。

前回のヴォーカルをフィーチャーしたソロ・アルバム『キャント・ルック・アウェイ』のリリースが1989年(2012年の『Jacaranda』は全曲インストゥルメンタル)だったということは、ラビンがその続作を30年以上待たせ続けていたということである。トレヴァーは自身の家族を含め、各方面からプロセスを早めるようにとプレッシャーを受けていたことを認めている。

しかし、リリースが遅れたのもやむを得ない。1994年のアルバム『トーク』を最後にイエスを脱退して以来、主に2016年にARWの一員としてツアー活動を始める前段階として、ギタリストの彼は時間のかかる映画のサウンドトラック界に進出していた。しかも、ただの古い映画ではない。トレヴァーの名前は『コン・エアー』、『アルマゲドン』、『タイタンズを忘れない(Remember the Titans)』、『エネミー・オブ・アメリカ(Enemy Of The State)』、『ディープ・ブルー(Deep Blue Sea)』、『グローリー・ロード』、『60セカンズ(Gone In 60 Seconds)』、『ナショナル・トレジャー』シリーズの2作といった大ヒット映画の作曲者として登場している。

「この10年間にわたってアイデアやコンセプトがあったけれど、忙しいスケジュールの都合で実行に移せなかった」と彼は説明してこう付け加える。「年月があっという間に過ぎ去っていったというのが正直なところだね。今こそかたちにするべきだと確信して、いったん勢いに乗ったら四六時中アルバム作りに取り組んだよ」。そのプロセスは愛ゆえに苦労を厭わずに進んだものだった。そして自身のソロ第1作目『トレヴァー・ラビン』(1977年)と第2作目『フェイス・トゥ・フェイス』と同様、ラビンはほぼすべての楽器を自分で担当した。

ラビンの孫娘にちなんで『リオ』と名づけられたこのアルバムの表紙(アートワーク)はトレヴァー本人の手によるもの。「デジタル・アートをかじっているから、自分で作った画像をいくつかレーベルに送ったんだ。気に入ってもらえたのは嬉しい驚きだったよ」。

トレヴァー・ラビン(Trevor Rabin)写真05

スタイル的に『リオ』をカテゴライズするのは至難の業である。ギター主導型のロックmeetsポップの他にはカントリー&ウェスタンにエッジの利いたドライヴ感のある「グッバイ」がある一方、「タンブルウィード」はいきなりヴォーカル・ハーモニーから始まる。仮タイトルが「ザ・デモグラフィック・ナイトメア」(人口動態の悪夢)だったのも無理はない。
「様々な領域に入り込みたかったんだ」とラビンは語る。「もちろん“プログなもの”もあるけれど、全体的には色々なスタイルがあるよ」。
前述のとおり、トレヴァーは本作で大半の楽器を演奏している。とはいえいくつかの楽曲ではルー・モリノがドラムスを担当しているが、トレヴァーもドラムスとパーカッションでいくらか貢献している。「プッシュ」ではヴィニー・カリウタがドラムスを提供。また、ラビンの息子ライアン・ラビンが、一部の最も重要なパーカッションのアレンジに手を貸した。トレヴァーは制作過程の中でダンテ・マルチとリズ・コンスタンティンという友人たちも起用し、バックアップ・ヴォーカルとして2曲参加させている。

  1. Big Mistakes
    ビッグ・ミステイクス
  2. Push
    プッシュ
  3. Oklahoma
    オクラホマ
  4. Paradise
    パラダイス
  5. Thandi
    タンディ
  6. Goodbye
    グッドバイ
  7. Tumbleweed
    タンブルウィード
  8. These Tears
    ジーズ・ティアーズ
  9. Egoli
    イーゴリ
  10. Toxic
    トキシック <ボーナス・トラック> ※限定盤(CD + Blu-ray、メディアブック、及びDeluxe 見開き型 Red 180g 2LP + Blu-ray)のみに以下のボーナス・トラックが収録されている。日本盤CDにも収録!
  11. Spek & Polly
    スペック&ポリー
  12. Fragile (Demo)
    フラジャイル(デモ)
  13. Georgia
    ジョージア

【輸入盤商品情報】

●限定盤 CD + Blu-ray、メディアブック
Deluxe 見開き型 Red 180g 2LP + Blu-ray (8ページLPサイズブックレット、帯付)
※両商品ともボーナス音源、5.1サラウンド・サウンド、ライナーノーツが含まれる。

●通常盤ジュエルケースCD
見開き型 180g 2LP+LPサイズブックレット(D面にエッチング入り)

トレヴァー・ラビン(Trevor Rabin)写真04

■トレヴァー・ラビンについてトレヴァー・ラビンは1954年1月13日に南アフリカのヨハネスブルグ生まれの作曲家、ギタリスト/キーボーディスト/ヴォーカリスト。12歳でギターを弾きはじめ、16歳の時にセッション・ギタリストとしての活動を開始。1972年にロック・バンドのラビットを結成、ルックスの良さもあり南アフリカでトップ・アイドル的な人気を獲得している。

1978年にソロに転向、ロンドンにわたりクリサリス・レコードと契約して3枚のアルバムをリリース。1981年に元イエスのクリス・スクワイアとアラン・ホワイトとともに新バンド、シネマを結成。シネマにジョン・アンダーソンも加わった新生イエスとしての復活作『ロンリー・ハート』が大ヒット(タイトル曲シングルは全米No.1を獲得)し、ラビンはバンド復興の立役者として一躍注目される存在となった。1989年にソロ4作目『キャント・ルック・アウェイ』をリリース。ラビンはイエスに1982年から1995年まで在籍した。

その後ラビンはサウンドトラックの分野に進出し、現在までに『アルマゲドン』『ナショナル・トレジャー』『コーチ・カーター』『タイタンズを忘れない』『ディープ・ブルー』『コン・エアー』など、40本以上のヒット作品のスコアを担当している。

2012年に23年ぶりとなる完全インストゥルメンタルのソロ5作目『Jacaranda』をリリース。2016年には、アンダーソン、ラビン&ウェイクマン(ARW)として21年ぶりにバンド活動を再開し、2017年には来日公演も行われた。2020年にキャリアを総括した10CDボックス・セット『Changes』をリリースし、ソロ活動再開が待ち望まれていた。そして2023年10月、11年ぶりとなるソロ6作目『リオ』をリリース。ヴォーカルをフィーチャーしたアルバムとしては『キャント・ルック・アウェイ』以来34年ぶりとなる。