作家・僧侶の瀬戸内寂聴さんが11月9日、逝去されました。享年99。

　1956年、「痛い靴」を発表し小説家として本格的に活動を開始、『夏の終り』（1963年・女流文学賞受賞）、『花に問え』（1992年・谷崎潤一郎賞受賞）、『場所』（2001年・野間文芸賞受賞）など多数の小説を発表しています。1973年に出家し、法名を寂聴としています。1987年、天台寺（岩手県二戸市）住職に就任、ここで長きにわたって語られてきた数々の法話は、「あおぞら説法」と題して書籍やCDとしてもまとめられ、多くの人々に親しまれてきました。

　謹んでご冥福をお祈りいたします。