NONA REEVES西寺郷太がSONY発の洋楽ヒット曲の仕組みや背景を徹底分析する大好評連載「It's a Pops」本日第19弾アップ！　プリンス「クリスタル・ボール」【後編】をお届けします。

　“何となくヒットした曲”って、じつはこの世にはないと思う。必ずその瞬間、その時代のリスナーに親しまれた理由があるはずなんですよね……。そんなつぶやきから端を発して始まった西寺郷太のotonano連載。人気バンドNONA REEVESを牽引するミュージシャン、そして多くの著書でも知られる80s洋楽オーソリティ。非凡な両方な視点でSONY発のヒット曲を徹底分析してもらう。

　今回のテーマ曲はプリンス「クリスタル・ボール」。’86年に録音されながら、'98年にパッケージ化されるまで（現在ソニーミュージック配信中）、幻の楽曲として重宝された10分28秒の逸品。なぜ12年間もお蔵入りされたのか？　そのプリンス最大の謎のひとつは【前編】のキーワード「ザ・レヴォリューション」で徐々に明らかにされたが、本日公開の【後編】でついに核心に迫ります。昨日のプリンス命日（4月21日）の翌日にお届けする殿下ミステリーの最終章です。





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