バディ・ガイは1936年7月30日、アメリカ、ルイジアナ州生まれ。60年に名門チェスと契約、次々と名演を残した。また、60年代後半からはジュニア・ウェルズとのデュオでも活躍。70年代も順調に活動を続けていたが、80年代には一時活動が停滞して表舞台から遠のいていた。しかし、91年に発表した『アイ・ガット・ザ・ブルース』でグラミー賞のベスト・コンテンポラリー・ブルース・アルバムを受賞。ジェフ・ベックやエリック・クラプトンなど豪華ゲストが参加した本作で見事復活を遂げる。2005年にはロックンロールの殿堂入りを果たす。今までにグラミー賞を7回受賞、50年以上のキャリアを通して50枚以上のアルバムをリリース。現在に至るまで第一線で活動を続ける現役ブルース・ギタリストの最高峰にひとりである。本作は2018年の『ザ・ブルース・イズ・アライヴ・アンド・ウェル』 以来、約4年3か月ぶりの新作。Elvis Costello、James Taylor、Mavis Staples、Bobby Rush等をゲストに迎えた豪華アルバム。今年86歳となったいぶし銀のプレイが聴ける。