50年の時を経て、遂に真のロイヤル・アルバート・ホールでのライヴが発売になる。98年、ブートレッグ・シリーズ第4弾として発売された『ロイヤル・アルバート・ホール』は、マンチェスターにあるフリー・トレード・センターで録音されたものだったが、それは60年代末に出回った海賊盤『ロイヤル・アルバート・ホール』の音源元がそうだったため、それに倣って発売されました。今回発売になるのは1966年にヨーロッパツアーを行っていた際、最終公演となったロイヤル・アルバート・ホールで5月26,27日に録音された音源が使われる予定。当時のディランはアコースティックとエレクトリックの2部構成でライヴを行っており、フォーク信者によるエレクトリック・セットへのブーイングはすさまじく、永らく伝説として語られてきた。そんな時代のドキュメントととしても価値ある作品が遂に登場する。