今年11月1日でデビュー45周年を迎える太田裕美。シングルとしては、35年ぶりに7インチ・アナログ盤で発売。Side 1の「ステキのキセキ」は、太田裕美作詞、前山田健一(ヒャダイン)作曲・編曲による明るくアップテンポでキャッチーなメロディーで歌詞中に太田自身の代表曲のタイトルがちりばめられた作品。太田裕美ファンにはたまらない必聴曲に仕上がっている。Side2の「桜月夜」は、太田裕美作詞作曲で、編曲は「木綿のハンカチーフ」を始め多くのシングルをアレンジした萩田光雄が久々に担当したロッカブルースで、今迄にない太田の力強い歌唱が聴きものだ。シンガー・ソングライター太田裕美の奥深さを垣間見せた作品。レジェンド・ミュージシャンによる卓越した演奏にも注目(ピアノ、ハモンド・オルガン:中西康晴/ベース:岡沢 章/ドラムス:渡嘉敷祐一/ギター:土方隆行)。いずれの曲も、太田裕美のキャリアを代表する曲として聴き継がれていくだろう渾身の2曲だ。