1972年のサディスティック・ミカ・バンドへの参加から50年近くにわたり、ドラマー、シンガー、コンポーザー、プロデューサーと、アーティストとして第一線の活躍を続けてきた高橋幸宏。彼がYMOの社会現象的ブレイクを経て、ソロアーティストとしてのアイデンティティーを確立したのが80年代前半。アルバムで言えば、ソロとしての初ヒット作と言える『音楽殺人』から、アルファ期最終作『四月の魚』サントラ盤までの時期に焦点を当てたリイシューシリーズ“YT EARLY 80S”がこの秋に始動する。それに先駆けて入門編コンピレーション盤『GRAND ESPOIR(グラン・エスポワール)』をCD/LP同時リリース。選曲とマスタリングには砂原良徳を起用。1980~85年のソロ作品から代表曲、重要曲を収録している。アナログカッティングは米国の名匠エンジニア、バーニー・グランドマンが手がける。アートディレクション~デザインはTOWA TEI、ジャケットアートワークは国際的にも評価の高い美術家・TOMOO GOKITAが担当。2018年のYMOコンピレーション盤『NEUE TANZ』の制作スタッフが再び集結した。