2022年12月3日開催された昭和女子大学人見記念講堂でのコンサート「Taeko Onuki Concert 2022」は、大貫妙子のパーマネントバンドともいうべきメンバー、小倉博和(Guitar)、鈴木正人(Bass)、沼澤尚(Drums)、林立夫(Drums)、フェビアン・レザ・パネ(Piano)、森俊之(Keyboard)に、昨今の大貫曲のアレンジを担当する網守将平(Keyboard)が加わった7人編成で披露された。当コンサートの特色は、この7人に加え、過去のマルチテープからのトラック等も使用したこと。それにより、生バンドだけの演奏では表現が難しく選曲から漏れていた楽曲や、アレンジを変えて演奏されていた楽曲も、それら本来の魅力であるプロポーションをしっかりと表現し聴衆に届けられた。また、近年海外を中心に評価されているシティポップのアイコン的存在の大貫妙子とも言えるような、70年代に発表した楽曲も演奏された。「横顔」「色彩都市」「都会」などの代表曲から最新作「朝のパレット」に至るまで、躍動感とグルーヴ感に溢れた演奏となり、多くの観客が酔いしれた感動的なこのコンサートの音源を、高品質Blu-spec CD2(通常のCDプレーヤーで再生可能)仕様でCD化!