デビューのきっかけは1986年にCBSソニー（現ソニーミュージック）の主催したオーディションを東京藝術大学音楽学部の学生だった4人（後藤、落合、榊原、柏木）で受けた事に始まる。そして1989年にアルバム「Pell-Mell」でデビュー。ユニークな楽器編成と、独自のサウンドを創造したＧ-クレフは、旧態のジャンルを超えたＧ-クレフ独自の新ジャンルを確立した。いわゆるROCK、POPS、JAZZ、クラシックというジャンルを超越したインストバンドの草分け的な存在でもある。そして今作品は、ソニーミュージックに残した楽曲からメンバーがセレクトしたいわゆるベスト盤ではあるが、1曲だけ未発表だった音源を収録する。それは6枚目のオリジナルアルバムでLA録音の「g」制作時に録音した「CARAVAN」（ジャズの名曲）で、ファンにとっては解散から約20年を経て、新しいＧ-クレフの楽曲を聴く事ができるという豪華オマケ付きなのである。