第383回 萩原健太のotonanoラジオ#266
2024/11/05 公開
国分友里恵さんをゲストに迎えて(その2)
今週のオンエア曲
1.
NORIKI
DO WHAT YOU DO (Vocal:国分友里恵)
『国分友里恵 ベスト・コレクション』
2.
国分友里恵
One More Chance
『国分友里恵 ベスト・コレクション』
3.
国分友里恵
Smooth Sailing
『国分友里恵 ベスト・コレクション』
4.
国分友里恵
Moment Of Summer
『国分友里恵 ベスト・コレクション』
萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#266
バック・コーラス・ワークもたくさん務めてきた女性シンガー集<洋楽編>
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1. 溢れる愛(Lotta Love) / ニコレット・ラーソン 先週に引き続き、国分友里恵さんをゲストにお迎えした『otonanoラジオ』。国分さんにとって初のベスト・アルバム『国分友里恵 Best Collection』の話題を中心に、あれこれ楽しいお話を聞かせていただきました。国分さんといえば、ご自身メイン・パフォーマーとしての音楽活動だけでなく、長年、山下達郎バンドでバック・コーラスを担当していらっしゃったことでもおなじみ。というわけで、今週のプレイリストは、自身の活動以外にバック・コーラス・ワークをたくさん務めてきた女性シンガー、洋楽編です。国分さんも含めバック・コーラスの仕事でも信頼されているシンガーの場合、まず何はともあれ歌がうまいのが絶対条件。ピッチが悪い人じゃコーラスはできません。そんな歌のうまいシンガーたちのナンバーを今週も12曲お楽しみください。 まずはニコレット・ラーソン。1975年以降、コマンダー・コディ、ホイト・アクストン、ジェシ・ウィンチェスター、エミルー・ハリス、ジェシ・コリン・ヤング、ニール・ヤング、ロドニー・クロウェルらのバックでコーラスを担当した後、1978年に自らソロ・シンガーとしてデビューを飾りました。そんな彼女のデビュー・アルバム『愛しのニコレット』から、かつてバック・コーラスを担当したよしみでニール・ヤングが提供してくれたナンバーをどうぞ。 |
2. ウー・チャイルド / ヴァレリー・カーター 続いては、リンダ・ロンシュタット、ドン・ヘンリー、クリストファー・クロス、リトル・フィート、ジャクソン・ブラウン、ジェイムス・テイラーなどのバック・コーラスも担当していたヴァレリー・カーター。1977年にリリースされたソロ・デビュー・アルバム『愛はすぐそばに』に収められていたナンバーです。1970年にファイヴ・ステアステップスがヒットさせたシカゴ系スウィート・ソウルの絶品カヴァーでした。 |
3. ダイレクト・ミー / クライディー・キング 1960年代からレイ・チャールズ、ダイアナ・ロス、ニール・ダイアモンド、ボブ・ディラン、エルトン・ジョン、ローリング・ストーンズなど、ジャンルを超えて幅広くバック・コーラスを担当してきたクライディー・キング。1972年に出た彼女のファースト・ソロ・アルバムからそのアルバム・タイトル・チューンを。オーティス・レディングの自作曲のカヴァーです。 |
4. ガット・トゥ・ビー・リアル / シェリル・リン シェリル・リンは1976年、まだ16歳だったころミュージカル『ウィズ』のバック・コーラスのひとりとして起用されたのをきっかけに音楽業界入り。その後、1978年にTOTOの「ジョージー・ポーギー」にフィーチャリング・ヴォーカリストとして抜擢されたあたりをきっかけに一気に名を上げました。本曲はそんな彼女が同じ1978年に大ヒットさせたデビュー・シングルです。 |
5. ビッグ・ノイズ、ニューヨーク / ジェニファー・ウォーンズ ジェニファー・ウォーンズというと、自身シンガー・ソングライターとしての活動以外にもジョー・コッカーとデュエットした「愛と青春の旅だち(Up Where We Belong)」(1982年)とか、ビル・メドレーとデュエットした「タイム・オブ・マイ・ライフ」(1987年)とか、その共演上手ぶりでも知られていますが。デビュー直後の1971年にレナード・コーエンと出会い、1972年から1979年まで彼のコンサート・ツアーに同行したり、アルバムのレコーディングに参加したりしながらバック・ヴォーカリストとして重要な役割を果たしました。と、そんなジェニファーさんの1992年のアルバム『ザ・ハンター』から1曲。ドナルド・フェイゲンが書いた作品です。 |
6. ウィー・スタンド・ア・チャンス / ダーリーン・ラヴ ダーレン・ラヴって表記のほうがおなじみかも。発音的にはダーリーンなのでそう書かせてもらいますが。20世紀アメリカン・ポップ・シーン最強のバック・コーラス・ディーヴァといえば、やはりこの人。1960年代から70年代にかけて、ロネッツ、シェリー・フェブレー、ジョニー・リヴァース、エルヴィス・プレスリー、B.J.トーマス、フランク・シナトラ、チーチ&チョンなど、これまたもう何から何まで裏側で支えまくった偉人です。自身でもフィル・スペクターのプロデュースの下、ソロ・シンガーとして、あるいはいくつかのグループのリード・シンガーとしてヒット曲を放っています。今日は1988年のソロ・アルバム『ペイント・アナザー・ピクチャー』からのナンバーを聞いてみてください。 |
7. アルフィー / シェール シェールも1960年代、フィル・スペクターの下でいろいろなアーティストのバック・コーラスを担当した後、ソロ・シンガーとして、あるいは夫婦デュオ“ソニー&シェール”の一員として世に出て、たくさんのヒットを放つようになった人。まだまだヒットを飛ばし続けている超人気スターですが、そんな無数のヒット曲の中から今回は1966年にヒットしたこのバカラック・ナンバーをどうぞ。 |
8. ビー・マイ・ベイビー / シシー・ヒューストン もうひとつ、フィル・スペター絡みの曲を。スペクターがプロデュースした超名曲、ロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」を1970年にシシー・ヒューストンがカヴァーしたヴァージョンです。この人、かのホイットニー・ヒューストンのお母さん。やはり1960年代からウィルソン・ピケット、ジミ・ヘンドリックス、エルヴィス・プレスリー、アレサ・フランクリン、ダニー・ハザウェイ、ポール・サイモン、デヴィッド・ボウイなどなど、それこそ無数のシンガーをバックアップしてきた素晴らしいシンガーです。 |
9. ロング・ホット・サマー・ナイツ / ウェンディ・ウォルドマン 自らシンガー・ソングライターとして活躍するのと並行して、作曲家として、プロデューサーとして、あるいはザ・リフュジーズというグループの一員としてたくさんの音楽を作り続けているウェンディ・ウォルドマン。バック・ヴォーカリストとしても、リンダ・ロンシュタット、マリア・マルダー、カーラ・ボノフ、ベット・ミドラー、ランディ・マイズナー、ランディ・ニューマン、ジミー・バフェットなど多くのアーティストに素晴らしい歌声を提供してきました。そんな彼女が1978年にリリースしたシングル・チューンをどうぞ。 |
10. ハウ・キャン・アイ・イーズ・ザ・ペイン / リサ・フィッシャー 前出ダーリーン・ラヴともども、映画『バック・コーラスの歌姫たち』にもフィーチャーされていたリサ・フィッシャー。ルーサー・ヴァンドロスのバック・コーラスを皮切りに、スティング、クリス・ボッティ、チャカ・カーン、ティナ・ターナーなどを次々とバックアップした後、1991年にソロ・デビュー。1992年にヒットした本曲「ハウ・キャン・アイ・イーズ・ザ・ペイン」でグラミー賞も獲得しました。 |
11. マイ・クルー / リタ・クーリッジ 1960年代末、デラニー&ボニーのツアーにコーラス隊のひとりとして参加したりしていたリタ・クーリッジ。1970年にはやはりバック・コーラスとしてジョー・コッカーの全米ツアーに参加しましたが、そのときステージでレオン・ラッセル作の名曲「スーパースター」を彼女が歌うコーナーが用意され、一気にその歌声に注目が集まりました。1971年に自らソロ・デビュー。今回は1973年に日本でも小ヒットを記録したこの曲を。 |
12. アフター・オール・ジス・タイム / メリー・クレイトン 1963年にソロ・デビューを果たしていたメリー・クレイトンですが、なかなか成功をつかめず、まずはセッション・シンガーとして名を上げました。当初はレイ・チャールズをはじめR&B系のセッションで多用されていましたが、やがてローリング・ストーンズ、ジェシ・エド・デイヴィス、リンゴ・スター、キャロル・キング、レーナード・スキナードらロック/ポップス系アーティストのセッションでも個性を発揮するようになり、自らもそうしたロック系の曲を多く含むソロ・アルバムのリリースを開始。本曲は1971年のアルバム『メリー・クレイトン』に収められていたキャロル・キング作品です。 |
解説:萩原健太
●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。
早川書房に入社後、 フリーに。
TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。
テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。
また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。
主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、
憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、
自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。
Kenta's...Nothing But Pop!
第382回 萩原健太のotonanoラジオ#265
2024/10/29 公開
国分友里恵さんをゲストに迎えて(その1)
今週のオンエア曲
1.
国分友里恵
Just a Joke
『国分友里恵 ベスト・コレクション』
2.
国分友里恵
とばしてTaxi Man
『国分友里恵 ベスト・コレクション』
3.
国分友里恵
I Wanna Be With You
『国分友里恵 ベスト・コレクション』
4.
国分友里恵
ただ泣きたくなるの
『国分友里恵 ベスト・コレクション』
萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#265
あの頃<80年代>よく聞いていた女性シンガーの歌声
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1. WEEKEND LOVE / 国分友里恵 1980年代シティポップが再注目される中、一気に評価が高まっている実力派女性シンガー、国分友里恵さんをお迎えした『otonanoラジオ』。国分さんにとって初のベスト・アルバムとなる『国分友里恵 Best Collection』のことをはじめ、いろいろ懐かしいお話や、最近の活動のことなどうかがいました。楽しかったですねー。 というわけで、今週のプレイリスト。先週の爆風スランプ関連のプレイリストの続編的な感じではあるのですが。国分さんがデビューを果たした1980年代に思いを馳せつつ、あのころぼくがよく聞いていた女性シンガーの歌声を12曲集めてみました。先週も1984年という年に絞ったリストだったので、一部、登場する顔ぶれがダブってますが、まあ、それは、ね。好きなもので仕方ないってことで(笑)。 まずは国分さんの歌声から。今回のベスト盤には代表曲がみっちり詰まっているわけですが、もちろんそれでも漏れてしまっている曲もあって。そんな中から、1983年のデビュー・アルバム『Relief 72 hours』の収録曲を。 |
2. WINDY SUMMER / 杏里 続いては杏里。1983年に大ヒットした6作目のアルバム『TIMELY!』より。 |
3. 私達を信じていて / CINDY これは1990年の作品。国分さん同様、山下達郎のライヴでコーラスを担当していたことでもおなじみ、シンディのセカンド・アルバム『Angel Touch』からのナンバーです。 |
4. Would You Dance With Me? / EPO 1980年代のポップ歌姫といえば、個人的には断然この人、EPOだなぁ。1983年の大ヒット・アルバム『VITAMIN E・P・O』より、このジャジーな曲を。 |
5. スーヴェニール / 松原みき 国分さん同様、シティポップの代表選手として海外で大いに評価されている松原みき。これは1981年の3作目『―Cupid―』に収められていた曲。 |
6. Passion Is / 岩崎宏美 岩崎宏美が米ロサンゼルスで録音した1984年のアルバム『I Won't Break Your Heart』からの1曲です。 |
7. Mystical Composer / 菊池桃子 先週に引き続き登場の桃ちゃん。すみません、好きなもので(笑)。1986年のアルバム『ADVENTURE』の収録曲です。 |
8. サンバでも踊ろう / 中原めいこ こちらも先週に引き続きの登場。めいこさん。すみません、好きなもので(笑)。個人的には彼女のアルバム中いちばん好きな1985年のアルバム『CHAKI CHAKI CLUB』からのナンバー。 |
9. 今日はひとりきり / 秋元薫 続いてはユーミンのコンサートでコーラスを担当していたこともある秋元薫の歌声を。1986年のデビュー・アルバム『Cologne』より。 |
10. ルームナンバー202 / 門あさ美 門あさ美の諸作中、ぼくは松岡直也とがっちりタッグを組んだ1982年の『Hot Lips』ってアルバムがいちばん好きでした。てことで、そのアルバムから1曲。 |
11. 頬に夜の灯 / 吉田美奈子 日本の歌姫といえばやはりこの人。吉田美奈子! 国分さんに歌詞を提供したこともある美奈子さんが1982年にリリースしたアルバム『LIGHT'N UP』の収録曲です。 |
12. 素顔のままで / 大橋純子 今回のプレイリストには、CINDYさん、松原みきさんなど、若くして亡くなってしまった方の歌声もいくつか含まれていますが、この人、大橋純子さんもそう。昨年、多くのファンに惜しまれながら他界。残念でなりません。そんな彼女が1983年にリリースした米ニューヨーク録音アルバム『POINT ZERO』からの曲で今回のプレイリストを締めたいと思います。 |
解説:萩原健太
●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。
早川書房に入社後、 フリーに。
TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。
テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。
また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。
主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、
憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、
自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。
Kenta's...Nothing But Pop!
第381回 萩原健太のotonanoラジオ#264
2024/10/22 公開
サンプラザ中野くん(爆風スランプ)をゲストに迎えて(その2)
今週のオンエア曲
1.
爆風スランプ
KASHIWAマイ・ラブ〜ユーミンを聞きながら〜
『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』
2.
爆風スランプ
たいやきやいた
『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』
3.
爆風スランプ
大きなたまねぎの下で〜はるかなる想い
『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』
萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#264
爆風スランプがデビューした<1984年>の愛聴ナンバー
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1. よい / 爆風スランプ 先週に引き続き、デビュー40周年を迎えて最新ベスト『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』をリリースする爆風スランプからサンプラザ中野くんをお迎えした『otonanoラジオ』。盛り上がりましたー。久々のバンドでのライヴも楽しみです。というわけで、今週のプレイリストは爆風がデビューした1984年という年に注目。40年前、彼らがデビューしたあの年にぼくがどんな曲を聞いて楽しんでいたか、思い出してみました。思いつくまま、ざざっと並べてみたのだけれど、なんかすっごく充実した選曲になっちゃって。他にもセレクションに加えたい曲も多数。1984年ってなかなかの年だったんだなと改めて思いました。 ということで、まずは爆風スランプから。デビュー・アルバム『よい』からそのタイトル・チューンです。 |
2. マージービートで唄わせて / 竹内まりや 爆風の『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』と同じ発売日、10月23日に、こちらもなんと10年ぶりのオリジナル・アルバム『Precious Days』をリリースする竹内まりや。まりやさんも1984年、レコード会社を移籍して心機一転、再デビューに近い形でシンガー・ソングライターとしての本格的活動に入りました。そんな時期のシングル曲です。 |
3. ペパーミント・ブルー / 大滝詠一 爆風がデビューし、まりやさんが再始動した1984年。そんな中、しかし最後のオリジナル・アルバムをリリースしたのが大滝詠一。これもほんとよく聞いたなぁ。大滝さんの生前最後のオリジナル・アルバム『EACH TIME』から「ペパーミント・ブルー」を。この曲、プロモーション用のシングル・ヴァージョンとか、イントロが長いヴァージョンとか、いろいろ存在しますが、ぼくは断然このオリジナル・アルバム・ヴァージョンが好きです。 |
4. Rock'n Rouge / 松田聖子 1984年、聖子ちゃんの快進撃も変わらず続いておりました。というわけで、ユーミン作曲のこの傑作シングル曲を。 |
5. 夕方 HOLD ON ME / サザン・オールスターズ サザンはアルバム『人気者で行こう』の年。というわけで、そのアルバムからソウルフルなこの曲をどうぞ。 |
6. COME SHINING / 佐野元春 翌1985年、国際青年年を記念して今はなき旧・国立競技場で行われた大規模な音楽イベント“ALL TOGETHER NOW”のステージで、サザンとの共演で前曲「夕方 HOLD ON ME」を歌ったシーンも忘れられない佐野元春。佐野さんは単身渡ったニューヨークで作り上げたアルバム『Vistors』を引っ提げて日本のポップ・シーンに戻ってきたのが1984年でした。というわけで、そのアルバムから1曲。 |
7. NEW YORK SNOW・きみを抱きたい / RCサクセション 思えばRCもこの年、事務所からの独立とか、レコード会社の移籍とか、いろいろ再出発の年だったような…。というわけで移籍第1弾アルバムとなった1984年の『FEEL SO BAD』からこの曲を。 |
8. So Many Dreams / 菊池桃子 1984年は前出の聖子ちゃんをはじめ、中森明菜、小泉今日子、薬師丸ひろ子などアイドル・シンガーが大活躍。翌年のおニャン子クラブのデビュー前夜を大いに盛り上げていたわけですが。そんな中、桃ちゃんも素敵でした。デビュー・アルバム『OCEAN SIDE』、まじよく聞きました。その中から、今日はこの曲を聞きたい気分。 |
9. Davy's Devil / 杉真理 CMに使用されて人気を博した「いとしのテラ」を含む杉真理のアルバム『mistone』が出たのも1984年でした。相変わらず杉さんらしいおいしいコード進行満載のいい曲がたくさん含まれた1枚だったけれど、オールディーズ・ファンのぼくはフォー・シーズンズとかを彷彿させるこの曲が大好きでした。 |
10. 夢伝説 / スターダスト☆レビュー スタレビも躍進の年。このシングル曲がやはりCMに起用されてヒットしました。 |
11. 或るグレイな恋の場合 / 斎藤誠 前年、1983年にデビューした斎藤誠はこの年のアタマ、やはりCMにも起用された超ポップなシングル「Oh! キャティー」でちょこっと話題になったりしてましたが。その半年シドにリリースされたセカンド・アルバム『Be-Gray』はぐっとアダルトなテイストの1枚で。こういう曲作りのセンスを持った日本人ソングライターもいるんだなぁ…と、うれしくなったことを覚えています。というわけで、そのアルバムのオープニングを飾っていたこの曲を。 |
12. Cloudyな午後 / 中原めいこ めいこさんにとっては最大のヒット曲「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」が生まれたのがこの年、1984年。その勢いに乗ってリリースされたアルバム『ロートスの果実』もよく聞きました。てことで、今回の1984年プレイリスト、そのアルバムに収められていためいこさんの名曲で締め。 |
解説:萩原健太
●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。
早川書房に入社後、 フリーに。
TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。
テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。
また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。
主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、
憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、
自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。
Kenta's...Nothing But Pop!
第380回 萩原健太のotonanoラジオ#263
2024/10/15 公開
サンプラザ中野くん(爆風スランプ)をゲストに迎えて(その1)
今週のオンエア曲
1.
爆風スランプ
えらいこっちゃ
『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』
2.
爆風スランプ
IKIGAI (Album Ver.)
『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』
3.
爆風スランプ
週刊東京「少女A」
『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』
萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#263
マイ・フェイヴァリット爆風スランプ'84-'88(Runner前まで)
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1. えらいこっちゃ / 爆風スランプ デビュー40周年を迎え、最新ベスト『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』をリリースする爆風スランプ。新曲あり、過去レパートリーの再録あり、過去音源の最新リマスターありの強力2枚組ベスト。そのリリースを受けて、なんと26年ぶりのツアーも行うということで。これはめでたい。ならばたっぷりお話をうかがわねば、と、リード・ヴォーカルのサンプラザ中野くんをゲストにお迎えした『otonanoラジオ』。ぼくも久々にサンちゃんと話ができて、うれしかったです。一般的に爆風スランプというと、あの大ヒット曲「ランナー」以降のことがおなじみかもしれませんが、ぼくはお古いタイプのファンなもので。デビュー直後から「ランナー」以前までの爆風が大好き。なので、今回のプレイリストはそんな時期、「ランナー」以前の爆風スランプのレパートリーから、ぼくが好きな曲をだだーっと12曲、並べてみました。今回の40周年ベストで再演された曲のオリジナル・ヴァージョンも含めての選曲です。 てことで、1曲目からそのパターン。デビュー当初のメンバー紹介も兼ねたファンク・チューン。番組のほうでもオープニング曲としてオンエアした「えらいこっちゃ」ですが。再録ヴァージョンのほうではベースをBBQ和佐田がぶちかましていましたが、こちらのオリジナル・ヴァージョンでは当然オリジナル・ベーシストだった江川ほーじんがお得意のチョッパー(スラップ)ベースをぶちぶちキメてます。懐かしい! 1985年のセカンド・アルバム『しあわせ』の収録曲です。 |
2. THE TSURAI / 爆風スランプ 続いては1987年のアルバム『Jungle』から。ホーン・セクションなどもフィーチャーしたいかした曲です。 |
3. まっくろけ / 爆風スランプ 1986年のアルバム『楽』より。 |
4. おしゃれな東京タワー / 爆風スランプ 番組でも話したことですが、ぼくは彼らのセカンド・アルバム『しあわせ』が大好きだったもんで。今回のプレイリストでも『しあわせ』からの曲が多めです。すみません。今回選んだもの以外にも好きな曲はあるのだけれど、今の時代のコンプラ的にやばそうな歌詞とかもあるもんで。それはぐっとこらえました。でも、この曲はOKかな。権威に対して噛みつく痛快なナンバーです。 |
5. The Good Bye / 爆風スランプ これも『しあわせ』から。学校の恋人たちの一大事を軽快なポップ・ファンク・サウンドに乗せて歌う隠れた傑作です。 |
6. 1986年の背泳 / 爆風スランプ アルバム『楽』より。新たな一歩を踏み出す瞬間の揺れる思いを描いたしみるバラードです。 |
7. たいやきやいた / 爆風スランプ デビュー・アルバム『よい』からのナンバー。今回の40周年ベストでもさらにぶっとく再演されていますが、そのオリジナル・ヴァージョンです。上から読んでも下から読んでも…的な、まあ、ふざけたハード・ロック・チューンではありますが、最終的に宇宙にまで話がふくらんでいくところがなんとも爆風っぽくて大好きでした。 |
8. ひどく暑かった日のラヴソング / 爆風スランプ これが「ランナー」のひとつ前、1988年に出たシングルです。「ランナー」でのブレイクの気運が漂う1曲って感じ? |
9. 青春の役立たず / 爆風スランプ 1986年のシングル。はじけるキャンディ“ドンパッチ”のCMイメージソングに起用されて、当時の爆風ファンはみんな大喜びしたものです。 |
10. せたがやたがやせ / 爆風スランプ アルバム『しあわせ』より。タイトル的にも「たいやきやいた」の続編的な作品ですが、こちらは上から読んでも下から読んでも…ではないです。 |
11. 夕焼け物語 / 爆風スランプ アルバム『Jungle』より。パッパラー河合のユーミン路線が爆発した1曲。 |
12. 涙の陸上部 / 爆風スランプ アルバム『よい』の収録曲。バカなパワー炸裂のハード・ロックやファンク・チューンで大暴れしていた初期爆風スランプですが、そんな中にふと紛れ込む青春バラードがたまらなく。そんな名曲のひとつです。ただし、タイトルは当時ヒットしていたチェッカーズの「涙のリクエスト」をパロディにしたもの。どっちも略せば“ナミリク”になるという、くっだらないネタです。あー、懐かしい。 |
解説:萩原健太
●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。
早川書房に入社後、 フリーに。
TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。
テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。
また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。
主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、
憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、
自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。
Kenta's...Nothing But Pop!
第379回 萩原健太のotonanoラジオ#262
2024/10/08 公開
横山剣さん(クレイジーケンバンド)をゲストに迎えて(その2)
今週のオンエア曲
1.
クレイジーケンバンド
火星
『火星』
2.
クレイジーケンバンド
辻堂海岸
『火星』
3.
クレイジーケンバンド
2時22分
『火星』
4.
クレイジーケンバンド
Sha na na na na
『火星』
萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#262
『<火星>にインスパイア!太陽系の惑星ナンバー!?
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1. Sun King / The Beatles 先週に引き続きクレイジーケンバンド・横山剣さんをゲストにお迎えした『otonanoラジオ』。今週もごきげんなニュー・アルバム『火星』のことをあれこれ深掘りさせていただきました。楽しかったー。しかし、番組内でも話したことですが、『火星』って言うから、これ、アメリカのファンク・バンドとかがよくやる宇宙ものなのかなと思ったら、地元の焼き肉屋さんの名前だったという(笑)。この辺がなんともCKBだなぁって感じではありますが。というわけで、今週のプレイリスト。せっかくの『火星』なので。それに乗っかって。太陽系の惑星の名前が曲名についているナンバーをむりやり集めてみました。こんなことでもないとひとつのプレイリストにまとまることなんかなさそうな曲ばかりで、けっこう楽しいと思います。 まずは惑星ではなく、太陽系の中心、そう、太陽からいきます。太陽=サンって単語が曲名についているものは死ぬほどたくさんありますが、今日はその中からまっすぐビートルズを選んでみました。1969年のアルバム『アビー・ロード』からのナンバー。このアルバムにはもうひとつ、ジョージ・ハリスンが作った「ヒア・カムズ・ザ・サン」って名曲が入ってますが、今回はこっち。ジョン・レノンが作った「サン・キング」です。 |
2. Mercury / Steve Lacy ここからは“水金地火木土天海…”の順番にいきます。てことで、まずは水星。マーキュリー。ジ・インターネットのギタリストであり、プロデューサーとしてもケンドリック・ラマ―、ソランジュ、ヴァンパイア・ウィークエンドなどの作品を手がける若き才人、スティーヴ・レイシーが2022年にリリースしたシングルです。 |
3. Venus / Lady Gaga 続いては金星。ヴィーナス。レディ・ガガが2013年にリリースしたシングルです。歌い出し、ロケットNo.9が金星に向かって打ち上げられるところから始まりますが、歌詞の中には海王星も、冥王星も、土星も、木星も、水星も、天王星も、みーんな登場します。 |
4. Never Turn Your Back On Mother Earth / Sparks 曲名についた惑星としては、やっぱりこれがいちばん多かったです。地球。アース。まあ、“地球”という意味ではなく、広く“地面”とか“世界”とかの意味で使われている曲も多いので、当然のことかも。今回セレクトしたのも“母なる大地に背を向けちゃいけないよ”って意味かな。スパークス、1974年のナンバーです。 |
5. Life On Mars? / David Bowie で、火星、マーズの順番。今回はCKBの『火星』にちなんだプレイリストなので、火星ものは3曲セレクトしてみました。まずは、たぶん火星もののロック曲の中でいちばん有名であろうこの作品。デヴィッド・ボウイが1971年に放った名曲です。 |
6. Martian Hop / The Ran Dells 続いては、ちょっとふざけたノヴェルティ系の火星もの。日本では「ゴキゲン火星ちゃん」という邦題で話題になった曲。火星人がすべての地球人のためにロックンロール・ダンス・パーティを開いてくれるという、なんともありがたい大ヒットです。 |
7. Ballrooms of Mars / T. Rex 前々曲のデヴィッド・ボウイともども1970年代前半のグラム・ロック・ムーヴメントを盛り上げた立役者、マーク・ボラン率いるTレックス。彼らも火星をタイトルに折り込んだ曲を歌っていました。1972年の傑作アルバム『ザ・スライダー』の収録曲。 |
8. JUPiTER / Coldplay さて、それでは木星。ジュピター。いきます。この10月にリリースされたばかりのコールドプレイのニュー・アルバム『ムーン・ミュージック』の収録曲です。 |
9. Saturns Pattern / Paul Weller 土星はサターン。これもちょいちょい曲のタイトルになりますが。今回はポール・ウェラーでいきます。2015年にリリースされたアルバムのタイトル・チューンです。 |
10. Uranus / Sufjan Stevens, Bryce Dessner, Nico Muhly & James McAlister そして天王星。ウラヌス。さすがにこれがタイトルに入って曲はないかなと思っていたら、スフィアン・スティーブンス、ブライス・デスナー、ニコ・ミューリー、ジェームス・マカリスターという現代の意識的な音楽家4人がタッグを組んだプロジェクトが2017年にリリースしたアルバム『プラネタリウム』に入っていました。すごい。 |
11. Flowers of Neptune 6 / The Flaming Lips でもって、海王星。ネプチューン。インディ・フォーク/ロック・バンドの草分け、フライミイング・リップスが2020年にリリースした16作目のスタジオ・アルバム『アメリカン・ヘッド』の収録曲です。 |
12. Pluto / Clare and the Reasons では“水金地火木土天海”となっている太陽系の惑星たち。でも、ぼくが子供のころは“水金地火木土天海冥”と、最期に冥王星が入っていたのでした。なにやら2006年、世界中の天文学者の集まりである国際天文学連合が、冥王星は惑星じゃない、ひとつランクが下の“準惑星”だとカテゴライズしたらしく。冥王星は降格になってしまったのですが。まあ、やっぱりこのセレクションには入れておきたいなということで。冥王星、プルートの曲もプレイリストに入れてみました。ジェフ・マルダーの娘さん、クレア・マルダー率いるクレア&ザ・リーズンズが2007年にリリースした初フル・アルバム『ザ・ムーヴィー』からの1曲。太陽系の惑星から降格になった冥王星に“元気を出して。星たちはみんな君の味方だよ”と歌いかける感動的なナンバーです。 |
解説:萩原健太
●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。
早川書房に入社後、 フリーに。
TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。
テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。
また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。
主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、
憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、
自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。
Kenta's...Nothing But Pop!
第378回 萩原健太のotonanoラジオ#261
2024/10/01 公開
横山剣さん(クレイジーケンバンド)をゲストに迎えて(その1)
今週のオンエア曲
1.
クレイジーケンバンド
ハマのビート
『火星』
2.
クレイジーケンバンド
おお!マイガール
『火星』
3.
クレイジーケンバンド
Percolation
『火星』
4.
クレイジーケンバンド
黄昏急行
『火星』
萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#261
『「ハマのビート」にインスパイア!CKBヨコハマ・ア・ゴー・ゴー!!』
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1. True Colors / クレイジーケンバンド クレイジーケンバンドの横山剣さんをお迎えした『otonanoラジオ』。剣さんをお迎えするときは毎回ほんとに楽しくて。あっという間に時間が過ぎていってしまいます。今回は9月18日に出た、通算なんと24作目のニュー・アルバム『火星』について、あれこれ、根掘り葉掘りさせていただきました。で、番組のオープニングを飾ったのがあちこちで話題のコール&レスポンス・ナンバー「ハマのビート」。アイ・セイ・ヨコ、ユー・セイ・ハマ…って(笑)。こんなアホなコール&レスポンス、クレイジーケンバンドにしかできねーよなぁと感服しつつ、今週のプレイリストはこの「ハマのビート」に触発された12曲です。クレイジーケンバンドは“ハマ”、つまり地元である横浜にまつわる歌をたくさん発表しているので、その一部、ぼくが特に好きな曲たちをプレイリストとしてまとめてみました。あんまり厳密にではなく、なんとなく横浜方面のことを歌っているCKBナンバーからのセレクションです。ひとつのアルバムからはそれぞれ1曲ずつ、アルバムの発表年順に並べてみました。 まずは2004年の6作目『Brown Metalic』から「True Colors」。山下埠頭とか、長者町とか、マリンタワーとか、横浜っぽいキーワード満載です。 |
2. Loco Loco Sunset Cruise / クレイジーケンバンド 2005年の7作目『ソウルパンチ』より。エルカミーノで横浜横須賀道路をクルージングしてる、みたいなことが歌われてはいますが、それも含めて、相模湾とか、葉山とか、これはなんとなく神奈川全般って感じの歌かな。 |
3. 福富町ブーガルー / クレイジーケンバンド 2008年の10作目『Zero』より。横浜きってのディープな歓楽街のやばい空気感を、なんともエキゾチックなメロディに乗せて綴っております。まじ、すごい曲だ。 |
4. マリンタワー・ゴーゴー / クレイジーケンバンド 2009年の11作目『Girls! Girls! Girls!』より。昭和の時代から横浜を見守り続けてきた愛しの“マリちゃん”への思いが炸裂するダンス・ナンバーです。 |
5. シウマイ娘 / クレイジーケンバンド 2012年の13作目『Italian Garden』より。横浜も含めて、ハワイから上海まで、あちこちのエキゾチックな街の名前が次々登場する曲ですが、やっぱり横浜中華街っぽいテイストがメインかな。 |
6. 廃車復活 / クレイジーケンバンド 2013年の14作目『Flying Saucer』より。本牧埠頭から国道16号を愛しの日産サニーGX5でかっとばすソウルフルなホットロッド・チューンです。 |
7. モトマチブラブラ / クレイジーケンバンド 2016年の企画アルバム『香港的士 -Hong Kong Taxi-』の収録曲。文字通り横浜元町を歌った曲で、元町ショッピングストリート“チャーミングセール秋 2016”のCMソングに起用されました。 |
8. せつ子 / クレイジーケンバンド 2018年に出た17作目のオリジナル・アルバム『GOING TO A GO-GO』より。ハマのシーサイドクラブでいかしたモンキー・ダンスを踊るヒロイン、その名はせつ子。昔の名前はナオミ。なんのこっちゃ(笑)。♪チャン・チャン・チャチャチャン・チャチャチャチャ、せつこっ!”というのは、スポーツの応援曲としても時々使われるルーターズの「レッツ・ゴー」のパロディです。あと、ナオミって名前が出てきた後で鳴り響くティンパニーはヘドバとダビデの「ナオミの夢」って曲のパロディ。ネタがいろいろ細かくて油断なりません。 |
9. クレイジーの中華街大作戦! / クレイジーケンバンド 2019年の18作目『PACIFIC』の収録曲。もう、とにかく中華街、中華街と繰り返しまくるラテン・ソウルです。 |
10. Hot Cha / クレイジーケンバンド 2020年の19作目『Now』より。これも元町やら中華街やら麦田町やら本牧通りやら、横浜臭満載です。 |
11. Honmoku Funk / クレイジーケンバンド 2022年の20作目『樹影』より。これはもうタイトルがそのもののご当地ソング。歌詞にはいきなり横浜の市外局番が歌い込まれてます。前曲の続編のようなグルーヴで展開するファンク・チューン。 |
12. TERIYAKI / クレイジーケンバンド 最新作『火星』の一つ前、 2023年に出た21作目『世界』より。“ベイサイド”って言葉がちらっと出てくる他、あまり派手に地名が歌詞に歌い込まれているわけではないですが、“ハマごと買い占めて/みんな俺のもの”って強烈な一節がやけに頭に残ります。 |
解説:萩原健太
●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。
早川書房に入社後、 フリーに。
TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。
テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。
また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。
主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、
憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、
自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。
Kenta's...Nothing But Pop!
第377回 萩原健太のotonanoラジオ#260
2024/09/24 公開
birdさんをゲストに迎えて(その2)
今週のオンエア曲
1.
bird
flow [2024 re-edit]
『25th anniv. re-edit best + SOULS 2024』
2.
bird
ハイビスカス [2024 re-edit]
『25th anniv. re-edit best + SOULS 2024』
3.
bird
SOULS 2024 Shinichi Osawa ver.
『25th anniv. re-edit best + SOULS 2024』
4.
bird
記憶のソリテュード [2024 re-edit]
『25th anniv. re-edit best + SOULS 2024』
萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#260
『デビュー25周年!マイ・フェイヴァリットbird』
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1. 君の音が聴こえる場所へ / bird 先週に引き続きbirdさんをお迎えした『otonanoラジオ』。デビュー25周年を記念したオールタイム“リエディット”ベスト『25th anniv. re-edit best + SOULS 2024』のお話など、たくさんうかがいました。このベスト盤、birdさんの25年の歩みをぐっとコンパクトに凝縮して聞かせてくれるうれしい1枚ではあるのですが。ファンの方ならば誰もが思っている通り、birdの魅力はベスト盤1枚だけで味わいきれるものではありません。てことで、今週のotonanoプレイリストは、『25th anniv. re-edit best + SOULS 2024』には選曲されることのなかったbirdさんの楽曲の中から、ぼくが好きなものを12曲並べてみました。birdさんが過去リリースしてきたオリジナル・アルバムから1作1曲ずつ、発表年順にピックアップしてみました。 まずは1999年にリリースされたbirdさんのファースト・アルバム『bird』からこの曲。作曲はアルバムのプロデュースを手がけたモンドグロッソの大沢伸一、作詞はもちろんbirdさん自身。3枚目のシングルとしてもリリースされました。 |
2. 9月の想い / bird 引き続き大沢伸一プロデュースによるセカンド・アルバム、2000年の『MINDTRAVEL』から。これも作詞:bird、作曲:大沢伸一。 |
3. 4PM (Live Version) / bird 2001年リリースのライヴ・アルバム『LIVE! tour 2000+1』からも1曲。前曲同様『MINDTRAVEL』に収められていたbird&大沢作品のライヴ・ヴァージョンです。 |
4. 散歩しよう / bird birdさん自らプロデュースを手がけたサード・アルバム、2002年のアルバム『極上ハイブリッド』より。作詞:bird、作曲:山崎まさよし。 |
5. 廃墟のダンスホール / bird アル・クーパー、ジェシー・ハリス、イヴァン・リンスら海外のアーティストもそれぞれ1曲ずつ作品を提供し、大いに話題を呼んだ2003年のアルバム『DOUBLE CHANCE』の収録曲です。本曲は作詞:bird、作曲:Saigenji。プロデュースはオリジナル・ラヴの田島貴男! |
6. 欲望のワールプール / bird 未来のリゾート・アルバムというコンセプトの下で制作された2004年のアルバム『vacation』からのナンバー。作詞:bird、作曲:松木泰二郎。 |
7. 記憶の水槽 / bird 出産を経て心機一転。プロデューサーに冨田恵一を迎えてリリースされた2006年のアルバム『BREATH』からのナンバーです。作詞:bird、作曲:堀込泰行。 |
8. Bitter Sweet Friday / bird 当時のbirdのライヴを支える江川ゲンタ(ドラム)、田中義人(ギター)、金子雄太(ハモンド・オルガン)がバックアップする形で制作された2011年のアルバム『NEW BASIC』は、ライヴ録音とスタジオ録音を混在させた躍動的な1枚でした。そのアルバムからギターの田中義人が作曲し、birdさんが作詞したこの曲を。 |
9. The Secret Room / bird デビュー15周年を迎えようとしていた2013年、過去の既出曲をアコースティックな新アレンジで再演したヴァージョンを中心に編まれたアルバム『HOME』からのナンバーです。このアルバムには既出曲だけでなく2曲の新曲も収められていましたが、そのうちのひとつ。作詞・作曲:bird。 |
10. SOULFOOD / bird 前作『HOME』と同じ2013年にリリースされた9作目のアルバム、ずばり『9』からのナンバー。これも作詞・作曲:birdです。 |
11. アイスクリーム / bird 冨田恵一とがっちりタッグを組んでふたりだけで仕上げたという2015年のアルバム『Lush』より。もちろん作詞:bird、作曲:冨田恵一。 |
12. スローダンス / bird 今のところ最新作にあたる2019年の『波形』より。これも冨田恵一プロデュース作品。アルバムのラストを飾っていたbird&冨田作品です。 |
解説:萩原健太
●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。
早川書房に入社後、 フリーに。
TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。
テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。
また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。
主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、
憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、
自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。
Kenta's...Nothing But Pop!
第376回 萩原健太のotonanoラジオ#259
2024/09/17 公開
birdさんをゲストに迎えて(その1)
今週のオンエア曲
1.
bird
SOULS (Main) [2024 re-edit]
『25th anniv. re-edit best + SOULS 2024』
2.
bird
マインドトラベル [2024 re-edit]
『25th anniv. re-edit best + SOULS 2024』
3.
bird
パレード [2024 re-edit]
『25th anniv. re-edit best + SOULS 2024』
4.
MONDO GROSSO
LIFE feat. bird [2024 re-edit]
『25th anniv. re-edit best + SOULS 2024』
萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#259
『SOULS~1999年デビューの女性ヴォーカル』
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1. SOULS (Main) / bird メジャー・デビュー25周年を迎えたbirdさんをゲストにお届けした『otonanoラジオ』。そんな周年を記念して編まれ、間もなくリリースされるオールタイム“リエディット”ベスト『25th anniv. re-edit best + SOULS 2024』のことや、そのリリースに合わせて東京と大阪で行われるライヴのことをあれこれうかがいました。楽しかったですね。というわけで、今週のプレイリスト。birdさんと同じ1999年デビュー組の女性アーティストや、女性シンガーをフロントに据えたバンドの曲をあれこれ集めてみました。 オープニングはbirdさんで。番組でもかけた1999年のデビュー曲ですが。番組では今回3分ちょっとに“リエディット”されたヴァージョンをお届けしたので。こちらでは6分超のオリジナル・アルバム・ヴァージョンを。 |
2. Automatic / 宇多田ヒカル 1999年にデビューした女性アーティストというと、とにかく宇多田さん。新人ながらいきなりデビュー・シングル「Automatic」を200万枚以上、ファースト・アルバム『First Love』を700万枚以上売り上げるセンセーショナルなデビューを飾りました。というわけで1999年を象徴するヒットとして外すことができないこの曲を。 |
3. いつもの気分で / 櫛引彩香 続いては“ビッキー”こと櫛引彩香さん。キリンジのプロデュースなどで注目を集め始めた時期の冨田恵一と共作した1999年のデビュー・シングルです。大好きでしたー。 |
4. 午前8時の脱走計画~This is what you want, but This is what you get~ / Cymbals 土岐麻子さんをフロントに据えたバンド、シンバルズがインディーズでミニ・アルバム2作発表後、メジャーに移籍して放った初シングル。軽やかでウィットに富んだシンバルズの個性が炸裂しています。最高! |
5. たんぽぽ / つじあやの つじあやのさんが1999年にリリースしたメジャー・デビューEP『君への気持ち』より。ヨーグルトのテレビCMでも使われていました。 |
6. TRUE LIES / 葛谷葉子 『otonanoラジオ』にもゲストで来てくださったことがある葛谷葉子さんも1999年デビュー組。この曲がデビュー・シングルでした。 |
7. I'll Be There / Tina birdさん同様、当時のクラブ・シーンで大いに話題を集めたR&B系歌姫、Tinaさんのメジャー・デビュー・シングルです。 |
8. はなれ ばなれ / クラムボン 原田郁子さんがリード・ヴォーカルをつとめるクラムボンも、インディーズ・シーンで話題を集めた後、1999年にメジャー・デビューを果たしたバンドでした。というわけで、このメジャー・デビュー曲をどうぞ。 |
9. Eternal Memories / Crystal Kay 当時13歳だった“クリケイ”ことクリスタル・ケイちゃんのデビュー・シングル。もともとは飲料のCM用に菅野よう子が作った短いヴァージョンでしたが、評判が高まりフル・ヴァージョンがシングルとしてリリースされました。 |
10. Strong Woman / PUSHIM ジャパニーズ・レゲエ・シーンを代表する歌姫のひとり、プシンさんもこの曲でデビューを果たしたのは1999年のことでした。 |
11. オレンジ / 玲葉奈 近年は“LEYONA”と表記が変わった玲葉奈さん。仲井戸“チャボ”麗市のプロデュースの下、1999年にリリースされたデビュー・シングルです。 |
12. あなたのキスを数えましょう〜You Were Mine〜 / 小柳ゆき これも1999年から2000年にかけて、本当によく聞いたなぁ。というわけで、1999年デビュー組の女性アーティスト集、ラストは小柳ゆきさんの大ヒット曲で締めましょう。 |
解説:萩原健太
●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。
早川書房に入社後、 フリーに。
TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。
テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。
また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。
主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、
憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、
自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。
Kenta's...Nothing But Pop!
第375回 萩原健太のotonanoラジオ#258
2024/09/10 公開
優河さんをゲストに迎えて(その2)
今週のオンエア曲
1.
優河
遠い朝 - 2024 mix
『Love Deluxe』
2.
優河
Petillant
『Love Deluxe』
3.
優河
Love Deluxe
『Love Deluxe』
4.
優河
Lost In Your Love
『Love Deluxe』
萩原健太 選曲|otonanoラジオ プレイリスト#258
『優河さんの歌声にインスパイア2!! 海外の女性シンガー・ソングライターたち』
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1. That's Life / Norah Jones 先週に引き続き、優河さんをゲストにお迎えした『otonanoラジオ』。リリースされたばかりの新作アルバム『Love Deluxe』のことや東名阪で行われるツアーのことなど、今週も楽しいお話をたくさんうかがいました。 というわけで、今週のプレイリスト。先週は優河さんとともに聞きたい女性シンガー・ソングライター、邦楽編をセレクトしましたが、今週は洋楽編。去年から今年にかけてリリースされた海外の女性シンガー・ソングライターのアルバムの中から、ぼくが好きなものを12曲選んでみました。まずはみんな大好き、ノラ・ジョーンズがこの春、ダップ・キングス人脈のリオン・マイケルズにプロデュースを委ねる形でリリースした新作アルバム『ヴィジョンズ』から、アルバムのラストを締めくくっていたこの曲を。 |
2. Second Nature / Clairo シンガー・ソングライター、寺岡歩美のソロ・プロジェクト“sugar me”。今年の3月、コロナ禍での妊娠・出産を経て4年ぶりにリリースされたニュー・アルバム『SUPER ME』からそのタイトル・チューンです。 |
3. Only One / Cassandra Jenkins 続いてもリオン・マイケルズがプロデュースを手がけた1枚。クレイロことクレア・コトリルがこの夏リリースした3作目のフル・アルバム『チャーム』からのナンバーです。ファーストはロスタム、セカンドはジャック・アントノフ。毎回なかなか興味深いプロデューサーを的確に起用する女の子です。 |
4. Lifetime / Faye Webster 米アトランタを本拠に活動するフェイ・ウェブスターが、テキサス州トーニロにあるソニック・ランチ・スタジオに長年の音楽仲間たちと籠もって録音した新作『アンダードレスト・アット・ザ・シンフォニー』より。吸引力たっぷりのナンバーです。 |
5. Ruined / Adrianne Lenker 米インディ・ロック・シーンを牽引するバンド、ビッグ・シーフのフロントを担うエイドリン・レンカーの新作ソロ・アルバム『ブライト・フューチャー』より。森の中にひっそりたたずむ“ダブル・インフィニティ”なるスタジオで完全アナログ・レコーディングされた作品でした。 |
6. Soft Serve / Elizabeth Moen 米ミズーリ州で生まれて、現在はシカゴを拠点にしているシンガー・ソングライター/ギタリスト、エリザベス・モーエンによる5作目のアルバム『ホエアエヴァー・ユー・アーント』からのナンバーです。 |
7. Hours / Sofie Winterson オランダのアムステルダムを本拠に活動するドリーミーなインディ・ポップ・アーティスト、ソフィー・ウィンターソンの新作『サザン・スカイズ』より。オランダと言えばこの人って感じのポップ・マスター、ベニー・シングズが共同プロデュースしています。 |
8. I Fall Down / Leslie Stevens もともとはガールズ・パンク・バンドとかやっていたというレスリー・スティーヴンスの新作ソロ『レスリー・スティーヴンス』より。マイ・モーニング・ジャケット/ジム・ジェイムス、レイ・ラモンターニュ、アンドリュー・バードなどとの仕事でもおなじみ、ケヴィン・ラッターマンが共同プロデュースを手がけています。 |
9. Black Ice / Maya Hawke 『ストレンジャー・シングス〜未知の世界』のロビン役としてもおなじみ、女優としても大活躍しているマヤ・ホークの新作『ケイオス・エンジェル』からのナンバーです。お父さんがイーサン・ホーク、お母さんがユマ・サーマンという家庭環境はご両親が俳優さんである優河さんにいちばん近いかも。 |
10. If I Knew Now / Julianna Riolino カナダのシンガー・ソングライター、ダニエル・ロマーノのバック・バンド、ジ・アウトフィットでリード・ヴォーカルをロマーノと分け合ったり、バック・コーラスしたり、ギター弾いたりしているジュリアナ・リオリーノがソロ名義でリリースした初のフル・アルバム『オール・ブルー』より。 |
11. Tell Me How / Loryn Taggart カナダのシンガー・ソングライター、ローリン・タガートが2018年ごろから少しずつ制作し続け、去年ようやくリリースに至ったというファースト・アルバム『ザ・ロスト・アート・オヴ・プリング・スルー』からのナンバーです。 |
12. Year Away / Kacey Johansing エミリー・リッツとのデュオ、イエスウェイの相方さんとしてもおなじみ、サンフランシスコを拠点に活動するシンガー・ソングライター、ケイシー・ヨハンシングによる5作目のアルバムのタイトル・チューンです。ユミ・ゾウマに帯同して来日したことなどもあり、日本でも一部で熱烈に支持されている個性です。 |
解説:萩原健太
●萩原健太プロフィール
萩原健太(はぎわら・けんた)。1956年生まれ。 早稲田大学法学部卒。
早川書房に入社後、 フリーに。
TBS系『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年)の審査員として出演。
テレビ朝日系『タモリ倶楽部』の「空耳アワード」(’93年~)審査員も担当。
また、 音楽評論の傍ら、 音楽プロデュース、 コンサート演出、 作曲等も手がける。
主なプロデュース作品に米米CLUB『Go Funk』『米米CLUB』、 山崎まさよし『HOME』、
憂歌団『知ってるかい!?』、 鈴木雅之『ファンキー・フラッグ』など。 また、
自らもギタリストとして多くのユニット楽曲にも参加している。
Kenta's...Nothing But Pop!