ジャズメガネのセンチなジャズの旅

119. 山本剛トリオ/ジョージ大塚クインテット『ナウズ・ザ・タイム』水橋孝カルテット+2『男が女を愛する時』菅野邦彦トリオ+1『慕情』
119. 山本剛トリオ/ジョージ大塚クインテット『ナウズ・ザ・タイム』水橋孝カルテット+2『男が女を愛する時』菅野邦彦トリオ+1『慕情』

   TBMにはライヴ録音も多い。1974年〜78年に行われたTBM主催のコンサート5DAYS IN JAZZではTBMアーティストが一堂に会して、特に74年には熱いライヴが録音された。どれも収録時間が長く、ラジオでは曲が流せず、当初は断念していたが、この番組特有のフェード・イン、アウトを使い2パートに分けてオン・エアーすることにした。
   昭和のジャズのスピリットを伝えるのにはライヴが一番。細かい技術は現在のミュージシャンより劣るかもしれないが、魂の叫びと解放は比べようもないくらい素敵だ。久しぶりに山本剛さんとオマさんのライヴ録音を聴いたら鳥肌がたった。何も難しいことをしていないのに鳥肌がたつ。何なんだろう、これって。。
   それが和ジャズなんですよ。

text & cut by Kozo Watanabe