ヨーガクトクセンMY BEST

2019年末~2020年始に展開される洋楽キャンペーン『ヨーガクトクセンBEST』全53タイトルに連動した著名人MY BEST洋楽! 短期連載でお届けします。

第1回【坂東工】俳優|ナレーター|アーティスト

第1回【坂東工】俳優|ナレーター|アーティスト
坂東工(Takumi Bando) 俳優|ナレーター|アーティスト
1977年生まれ。大学卒業後、単身渡米し、『ディパーテッド』(マーティン・スコセッシ監督)、『硫黄島からの手紙』(クリント・イーストウッド監督)など大作ハリウッド映画に出演。帰国後も様々なタイプの映画やドラマに出演する他、Amazon Prime Videoの婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』の司会進行役で話題を呼んだ。俳優だけでなく、衣裳デザイナー、レザー・アーティストとしても活動中。今回「ヨーガクトクセンBEST」のPR動画の撮影の合間を縫ってインタビューに答えてくれた。

TAKUMI BANDO OFFICIAL WEBSITE



「ウィー・アー・ザ・ワールド」の歌う順番を全部覚えたりして。ボブ・ディランは癖が凄すぎて、強烈に印象に残りました。



 1977年生まれなのですが、6歳上の兄の影響もあり、小学校低学年の頃から80sポップを聴いていました。父親がレコード会社に勤めていたので、家にはレコードがたくさんあって音楽が身近にありましたね。僕の音楽の原点は「ウィ・アー・ザ・ワールド」(1985年)なんです。7歳の時だったのですが、父がVHSでミュージック・ビデオを持って帰ってきてくれました。それを観て、歌手の歌う順番を全部覚えたりして。ブルース・スプリングスティーンはかっこいいなとか。なかでも、ボブ・ディランは強烈に印象に残りました。二十歳の頃は、沖縄音楽や世界中の民族音楽にはまっていました。周囲の人から変わってると思われていたんですが、他とは違うなにかを求めていたんでしょうね。(笑)



 日本大学芸術学部の演劇学科に進学しましたが、もともと俳優になりたかったというわけではありません。19歳の時にニューヨークで、オフ・ブロードウェイの舞台を観て、そのエネルギーに圧倒されました。いつか自分もこの街で暮らしてみたいと思ったんですね。それで、大学を卒業してから渡米し、最初はニューヨークで暮らしました。その後サンディエゴに移り、メキシコからアラスカやカナダまで北米各地をワゴン車で一人旅をしていました。北米の旅では、野生動物に遭遇したり、間違って撃たれそうになったりと危険な目にも随分遭いましたね。その旅の途中に、レザーや鉱物の魅力に目覚めて、狩猟や採掘などもしていました。ちなみに、2011年からそれらを素材に使ってアート活動を続けています。そんな旅する生活を一年半くらい送り、サンフランシスコに流れ着きました。たまたまホテルの掲示板に貼ってあった演劇学校になんとなく連絡をして、25歳から俳優人生が始まりました。

 アメリカの街にはそれぞれマッチする音楽というのがあると思うんです。例えばサンフランシスコだったらU2やスティングの音楽がはまるんですよ。トム・ウェイツなんかも聞いてましたね。ニューヨークだったら攻撃的なダンス・ミュージックが似合うイメージがあります。


<<坂東工が選ぶヨーガクトクセンMY BEST>>

① ボブ・ディラン「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」
「ウィ・アー・ザ・ワールド」がきっかけで、ディランに興味を持って。「ライク・ア・ローリング・ストーン」や「ミスター・タンブリン・マン」・・・たくさんいい曲がありますよね。なかでも、街角にディランが立って、歌詞を手書きしたスケッチブックを次々にめくっていく「サブレタニアン・ホームシック・ブルース」のミュージック・ビデオを見て、なんてカッコイイんだ!って。僕にとってディランは、その後ジャック・ケルアックなどビートニックと呼ばれる作家や詩人たちにのめり込むきっかけにもなりました。




Bob Dylan 「Subterranean Homesick Blues」

第1回【坂東工】俳優|ナレーター|アーティスト

ボブ・ディラン
『ディラン・ザ・ベスト』
2020年1月22日発売|SICP 6303|1,000円+税
SONY MUSIC


② サバイバー「アイ・オブ・ザ・タイガー」
僕は、『ロッキー4』世代なんですよ。今でも、気持ちが盛り上がるのでジムで「アイ・オブ・ザ・タイガー」を聞きながらトレーニングしています。子どもの頃から空手をやっていて、18歳の時に試合で胸を突かれ大けがをして引退したんですけど、今でも冬になると当時の傷が痛みます。空手以外も格闘技は好きで『ロッキー』はもちろん、『ランボー』とか、腕相撲の『オーバー・ザ・トップ』とか・・・スタローン世代です(笑)。




Survivor「Eye Of The Tiger」

第1回【坂東工】俳優|ナレーター|アーティスト

サバイバー
『アルティメット・サバイバー』
2019年12月25日発売|SICP 6274|1,000円+税
SONY MUSIC


③ ジャミロクワイ
学生時代、クラブに結構通っていて、「ヴァーチャル・インサニティ」とか「スペース・カウボーイ」とか、よくかかっていたのを覚えています。当時、テレビの洋楽番組を見ていたら、彼のレコーディング方法を紹介していて。何の準備もしないで、スタジオで鼻歌を歌いながらどんどん音を積み重ねていって・・・アーティストってこんな作り方があるんだと感動しました。ミュージック・ビデオもカッコイイし、ファッションもカッコイイし。彼のオリジナリティや、スター性はどこからくるのか興味がありました。僕たちの世代のアイコンですね。




Jamiroquai 「Space Cowboy」

第1回【坂東工】俳優|ナレーター|アーティスト

ジャミロクワイ
『ハイ・タイムズ:シングルズ1992-2006』
2019年12月25日発売|SICP 6267|1,000円+税
SONY MUSIC




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