ジャズメガネのセンチなジャズの旅
41. 中村誠一トリオ&クインテット『アドヴェンチャー・イン・マイ・ドリーム』
中村誠一さんには大学生時代、短い間だがヤマハで習ったことがある。部屋に入ると例のハナモゲラ語で迎えてくれた。タモリさんもまだ密室芸人だった頃のことだ。この頃には山下トリオはもう脱退していて、オーソドックスなテナー奏者になっていたが、その前の山下トリオの「ミナのセカンド・テーマ」を聞いていた頃の衝撃が忘れられない。山下=坂田とは違って、コルトレーンのフリージャズのように聞こえていたのが印象深かった。
2009年にリユニオンを聞いた。あの時代を思い出したなぁ。そして、日比谷の野音に広がるダブル・レインボー。それもまた記憶になった。。
text & cut by Kozo Watanabe