アーカイヴ配信スペシャル 伊藤銀次のPOP FILE RETURNS

第155回「ボブ・ディラン」特集その2 ~右を向いている顔は可愛い編~ ゲスト:浦沢直樹(漫画家)
2016/08/12 配信

◆INFORMATION◆

ボブ・ディラン『DYLAN Revisited ~All Time Best~』

品番:DYCP-3240
価格:¥10,000+税
ご購入はこちら Sony Music Shop

振り返るには早すぎる。今、再びのディラン。
2016年4月の来日を記念して日本独自となるCD5枚組ベスト。2016年5月に75歳となるボブ・ディランの、半世紀を超えるキャリアから生まれたヒット曲や代表曲を年代順にセレクトし、DISC 5では未発表音源の発掘シリーズであるブートレッグ・シリーズからの曲を中心にベスト選曲。ソングライター、フォークシンガーとしてキャリアをスタートさせたディランの多岐に渡る音楽性、比類なき表現力を持って描く詩の世界、時代を切り開いた革新性を的確に網羅。初の日本企画全集として末永く売ってゆきたい。選曲と解説は萩原健太で、アメリカン・ミュージックを広く深く愛する氏ならではのディランの作品解題は当全集の大きな魅力の一つとなっている。

ボブ・ディラン『DYLAN Revisited ~All Time Best~』スペシャルサイト

ボブ・ディラン『シャドウズ・イン・ザ・ナイト』

品番:SICP-4391
価格:¥2,400+税
ご購入はこちら Sony Music Shop

ボブ・ディラン通算36作目、3年ぶりの新作スタジオ・アルバム
ジャック・フロスト(=ボブ・ディラン)がプロデュースを手がけ、10曲からなるこのアルバムは、ボブ・ディランにとって36作目のスタジオ・アルバムであり、全世界で大絶賛された2012年の『テンペスト』以来のアルバムとなる。ボブ・ディランはこの新作について次のように説明している。「このアルバムを作ったのは本当に光栄なことだった。すべて一発録りで録音した。曲によっては2テイクくらいはかかったが、オーバーダブも施していなければヴォーカル・ブースもヘッドホンも使わず、別々のトラッキングも行なわなかった。そして何よりも、録音されたままの形でミキシングを行なった。自分ではこれらの曲はどう見てもカヴァーとは思っていない。もう十分カヴァーされてきた曲たちだから。というか、カヴァーされすぎて本質が埋もれてしまった。私とバンド・メンバーがやっているのは、基本的にそのカヴァーを外す作業だ。本質を墓場から掘り起こして、新たな命を吹き込んだのだ」


浦沢直樹
漫画家。代表作に『パイナップルARMY』『YAWARA!』『MASTERキートン』『MONSTER』『20世紀少年/21世紀少年』ほか。小学館漫画賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞、日本漫画家協会賞大賞など、国内各賞のみならず、フランスのアングレーム国際漫画祭やアメリカのアイズナー賞といった海外の権威ある漫画賞も数多く受賞している。最新連載作は『BILLY BAT』(講談社『週刊モーニング』)。

★MORE INFORMATION
・現在連載中
モーニング公式サイト「BILLY BAT」作品ページ

・最新刊
小学館「20世紀少年 完全版」

・9月よりシーズン3放送予定
NHK ONLINE「浦沢直樹の満勉」



◆銀次のオススメ◆

立川談志『東横落語会 立川談志』

品番:MHCL-2607
価格:\27,000+税
ご購入はこちら Sony Music Shop

40年の歳月を経て世に出る、立川談志42~49歳の“幻の”名演、商品化。
「東横落語会」での現存する高座37席+特典音源を、全高座初出しで収めたCD18枚を書籍とともに、豪華ボックスで発売。40代の張りのある声も毒舌マクラも冴え渡り、晩年の家元とはまた違う刺激的な高座は必聴!42~49歳という脂ののりきった時代の高座は稀少で、世紀の発掘音源と言っても過言ではありません。晩年までかけていた「品川心中」「文七元結」「らくだ」等、十八番がずらり。超・特典音源には、落語協会脱退直後に行われた夢の鼎談「芸は人なり~小さん、談志、小三治」と、自ら語った「東横落語会雑感」も収録。書籍には、立川談春が師匠への思いを語った書き下ろし寄稿、貴重な談志の生前インタビューも収められています。※2015年2月に小学館より発売された商品です。

OTONANOトピックス



放送後記

 先週に引き続き、浦沢直樹さんをゲストにお迎えしてのボブ・ディラン特集後編をお届けいたします。フォーク・ソングの旗手だった60年代からその音楽性を大きく変えていきながらも、その根底では常に「アメリカ音楽」の歴史をディラン流の表現に昇華してきたと言っていいでしょう。今回はそんなディランの音楽的変遷をより深く探っていきます。もちろんそんななかで時折ほの見えるなんとも可愛らしいディランのエピソードなど、浦沢さんだからこその視点がとても面白いです。ぜひじっくりお聴きくださいませ。
 そして、番組ではみなさまからのメッセージをお待ちしております。ご意見、ご感想、こんなゲストを呼んでほしいというリクエストなどなど、何でも結構です。どしどしお寄せください! このページのメッセージフォームからお送りいただけると幸いです。



●次回予告
2016年8月19日更新予定
第156回「THE MODS」特集その1
~基本のビートがあれば何をやっても大丈夫編~
ゲスト:森山達也(THE MODS)



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出演者プロフィール

伊藤銀次
伊藤銀次(いとう ぎんじ)
1972年、バンド"ごまのはえ"でプロ・デビュー。プロデュース依頼が切っ掛けで大瀧詠一と出会い、はっぴいえんどの解散コンサートに"ココナツ・バンク"として出演するが、ほどなく解散。その後一時期、"シュガー・ベイブ"に在籍し、名曲「DownTown」を山下達郎と共作、また大滝詠一、山下達郎と共に『Niagara Triangle Vol.1』に参加。1977年に初のソロ・アルバム『Deadly Drive』をリリース。その後はアレンジャー/プロデューサーとして沢田研二、アンルイスなど数々のアーティストを手掛ける傍ら、佐野元春のバンド"The Heartland"のギタリストとしても活動。
ソロ・アーティストとして『Baby Blue』『Sugar Boy Blues』『GET HAPPY』『LOVE PARADE』等を発表。1990年代以降はプロデューサーとして手掛けたウルフルズが大ヒットを記録。2007年からは、「I STAND ALONE」という弾き語りライヴを各地で開催し好評を得る。また杉真理らとの"マイルドヘヴン"や、L⇔Rの黒沢秀樹との"uncle-jam"など新たなバンド/ユニット活動も開始。
そしてデビュー40周年を迎えた2012年、ベスト・アルバム 『伊藤銀次 GOLDEN☆BEST~40th Anniversary Edition~』をリリース!
オフィシャルブログ:「SUNDAY GINJI」
RIO
RIO(リオ)
1974年 三重県生まれ4人姉妹の末っ子
1983年 小学校3年生の時、お絵描き教室の先生にANDY WARHOLの作品集を見せてもらい衝撃を受ける。
1989年 中学校を卒業し、ようやく念願のアメリカへ単身渡る。
1992年 The Cambridge school of Westonを卒業。
東海岸の芸術大学への奨学金制度をもらうが、寒さのあまりカリフォルニアへ。
西海岸カリフォルニア、サンフランシスコのThe Academy of Art college入学
1994年 大学を修了 / オーストラリアへ
1995年 帰国し大阪で輸入の仕事や営業ウーマンを経験
1998年 アルバイトをしながらバンドを組み、ライブをやっていた時にラジオ関係者に声をかけられラジオの世界へ。
大阪を中心に名古屋のZIP-FM、JFN全国ネットなど、FMラジオのDJやMCとして順調に活動していたが
2014年 大阪を離れ、上京。
現在は画家の活動を中心にラジオの番組も続けている。
ラジオDJやMCなどメディアの仕事ではRIOとして活動。
画家としてはRIO UMEZAWAとして活動。
Rio Umezawa Official Web Site
--アーカイブ配信 パーソナリティ紹介--
土橋一夫(どばし かずお)
テイチク等を経て(有)シャイグランス代表となり『Groovin'』を創刊、また"Surf's Up Design"を設立しアート・ディレクターとしてジャケットや書籍等を多数手掛ける。ディレクターとしては杉真理、村田和人、玉城ちはる等の新作、細野晴臣、伊藤銀次、杉真理、須藤薫、村田和人、フィル・スペクター関連やA&M等の再発を担当。著書に『ジャケガイノススメ』、編・監修書に『ザ・ビーチ・ボーイズ・ダイアリー』等がある。K-MIX「ようこそ夢街名曲堂へ!」のパーソナリティ/構成を担当中。FLY HIGH RECORDS主宰。
能地祐子(のうじ ゆうこ)
東京生まれ。大学時代から音楽ライターの仕事を始め、現在に至る。音楽誌を中心に、ロックからJ-POP、アイドル歌謡までジャンル問わず評論、紹介記事を執筆中。音楽以外の趣味は、野球観戦。

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